モトゴシップ|ジェイソン・アンダーソン「名トレーナー」アルドン・ベイカーと契約解消

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2018年 AMAスーパークロス王者のジェイソン・アンダーソン。2014年に250SXウエストタイトル獲得後、450クラスにステップアップ。SX最高峰クラス参戦4年目の2018年にAMAスーパークロスタイトル獲得。北米市場における新生ハスクバーナの顔として、ハスクバーナブランドの成功を牽引してきた重要なライダー。

 

そのアンダーソンが、プロレーサーとしての本格的な成功が始まった、2014年から指導を受けてきた「名トレーナー」アルドン・ベイカーとのトレーナー契約解消を発表。

 

 

ニューモトで何度も触れている「名トレーナー」アルドン・ベイカーを改めて簡単に紹介すると、南アフリカ人で元自転車選手。オークリーとジョニー・オマラの推薦により 2000年からリッキー・カーマイケルのコーチとして本格的にモトクロスライダーを指導開始。ジェレミー・マクグラスを打ち破り、その後のカーマイケル時代到来・AMA最多勝記録樹立の背景にはベイカーの存在があったのです。現在に至るまでに、AMAスーパークロスタイトル15度、AMAモトクロスタイトル12度と合計27度のAMAタイトル獲得に貢献!

 

多くのAMAトップライダーを手掛けてきたベイカーのクライアントでタイトル獲得者は、リッキー・カーマイケル、ジェームズ・スチュワート、ライアン・ビロポート、ライアン・ダンジー、ジェイソン・アンダーソン、クーパー・ウェブ、マービン・ムスキャン、ザック・オズボーンという超ビッグネームの名前が連ねています。

 

 

フロリダにあるベイカーが所有するトレーニング施設「ベイカーズ・ファクトリー」。2016年にKTMグループとの5年契約締結後はKTM、ハスクバーナ契約ライダーのみが使用可能となっています。

 

ベイカーのモトクロスライダーとの取り組みは上述の通り、2000年から。約10年間という長期に渡り、複数のライダーで27度の世界最高峰タイトルを継続的に獲得させてきたトレーナーとしてのサクセスストリーは、他のスポーツ界でもなかなか類を見ないレベルと言えるでしょう。

 

 

話をアンダーソンに戻すと、実は初AMAスーパークロスタイトル獲得した2018年からトレーニング拠点をフロリダからカリフォルニアに移しています。この頃から、アンダーソンとベイカーとの不仲説?関係解消?的なモトゴシップが浮上。しかし、アンダーソンは自身のライフスタイルを優先させることが目的のひとつとし、ベイカーのトレーニングプログラムに沿ったトレーニングは継続するとコメント。しかし、フロリダ滞在時もベイカーから直接指導受けるマービン・ムスキャンやクーパー・ウェブ、ザック・オズボーン等とは異なるプログラムで調整してきた事実も。

 

それから約2年… ついに両者は契約解消を迎えることに。アンダーソンは環境をこれまで以上に変化させ、新たなモチベーションを求める為にベイカーとの完全別離を選択することに。2018年のSXタイトル獲得後は度重なる負傷の影響もあり、勝利から遠ざかっているアンダーソン。キャリア再建にはこれまで以上にベイカーの存在は不可欠では… と個人的には思ってしまうところもありますが…。

 

 

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So,, just wanted to let you guys all know that I am no longer working with Aldon, before you read it on vital forum or somewhere else.. I want to thank him for all the years together! From being a squirrely rookie in the 450 class, to helping me refine my skills and achieve race wins at the top of the sport! This has nothing to do with his program or anything.. I believe he has a program that’s amazing and wins championships.. that’s just FACTS. For me, I know I’m going to be scrutinized for this decision, which is okay. I made this decision ‘cause I need a change of pace. Needed different tracks, different gym, different cycle routes… I felt, in the recent year, when it came to my program and daily routine that I was just going through the motions some days, w/ no passion or intensity.. Like I was just waking up and going to work. I don’t want that. I want to have pride in what I do! I want to be trying my butt off everyday to improve, getting sketchy at the track, trying to find that extra little 1/10th of a second. I still want to win races and put my heart into it and I’m more motivated than ever. Is this the wrong decision?, who knows.. I’m sure you guys will have your opinions, which is okay. But, I’m more excited, than ever, to be racing. So, thanks to Aldon for putting up with my shit since 2014! Cheers mate!

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徹底的に管理され、ストイックなトレーニングプログラムとして知られるベイカーの指導。ベイカーから離れたのはアンダーソンが最初ではなく、ジェームズ・スチュワートやケン・ロクスン等の存在も。

 

20代半ばというアスリートとしてピークを迎えるタイミングで早々と現役引退したライアン・ビロポート、ライアン・ダンジーの燃え尽き症候群的症状もハードトレーニングの負の側面として捉えられるモトゴシップ的観点も…。信じるか信じないかはあなた次第!

 

アンダーソンの今後のレースキャリア、トレーナー&トレーニングプログラム変更を経て、どのように変化していくのか? 注目していきたいです。

 

Simon Cudby, KTM, Aldon Baker


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