【あ!ロクスン危機一髪】 Ken Roczen Hits Hard After Landing Short at Oakland – 2015 Supercross
まだAMAスーパークロスRd.4 オークランドのリザルト&レースビデオ見てない方は先に下記リンクでお楽しみw 後、以下に続く記事へお進み下さい。
【450SXメインレースフルビデオ】2015AMAスーパークロスRd.4 オークランド
【250SXメインレースフルビデオ】2015AMAスーパークロスRd.4 オークランド
やっても~たのK・ロクスン。ポイントリーダーがまさかの自滅とは予想にもしませんでした。
あー、痛い!痛すぎる!色んな意味で!K・ロクスン痛恨のミス… 本人のSNSにもアップデートあるので振り返ってみようかと。
誰?
コメントには、幸運にも手首に痛みは無いものの顔が大変なことにと。そして最後は完全に下ネタでボクの大切なボールは鋼鉄製wとロクスンらしいユーモアで締めくくっています。大丈夫!ということなのでしょう。
原因はロクスン本人のコメントにもありましたが冷静を欠いた判断ミスということでしょう。何度見ても衝撃的な映像です。ライブ中継で観ていたのですが完全にロクスンのシーズン終了だと思いました。
この手のクラッシュでよくあるのが手首と足首の骨折なんですが先のコメントの通り、大丈夫そうだし、この大クラッシュの後に再びレースに戻り15位まで順位を挽回し、貴重な6ポイントを獲得。執念のポイント獲得!ロクスン熱い!
以下で、オークランド終了時のポイントランキングと仮にロクスンがリタイアしていた場合のポイントランキングを比較します。開幕から3戦を終えて時点で、ポイントランキング首位ロクスンが、2位ダンジー相手に12ポイント差で迎えたRd.4 オークランドでしたが…
<450SX Championship Points Standings>
1. Ryan Dungey 82 – 4ポイント差!
2. Ken Roczen 78/2 wins
3. Trey Canard 68/1 – 10ポイント差
4. Eli Tomac 64/1 – 14ポイント差
<450SX Championship Points Standings(ロクスンDNFだったケース)>
1. Ryan Dungey 82 – 4ポイントから10ポイント差へ… 表彰台を常に獲得出来るコンスタンな走りが持ち味のダンジー相手にポイントランキング首位を明け渡しただけでなく一気に10ポイント差は嫌な数字。
2. Ken Roczen 72/2 wins
3. Trey Canard 68/1 – 4ポイント差へ。遂に復活勝利を果たし更に勢いに乗ることが予想される今季好調のカナード相手に一気に4ポイント差まで接近されます。
4. Eli Tomac 64/1 – 8ポイント差へ。ロクスンにしたらレースで一番気になる嫌な相手がトマックでしょう。開幕戦で自滅20位に沈んだトマックですがタイトル候補最右翼ロクスン相手に8ポイントの射程圏内まで一気に浮上。僅かな望みと思われた再びチャンピオンシップが現実味を帯びてくるポイント差です。
シーズンは17戦中4戦を終えたばかり。ロクスンやRCHスズキ陣営が現時点でどの程度チャンピオンシップを意識した戦い方を考えているかは知る由もありませんが、大きなミスもなく今シーズンを開幕から優勝・2位・優勝とランキング2位のダンジーに対して、12ポイント差をつけ、順調に戦ってきた状況から一転、今後のシリーズの戦い方やライバル達への戦略、特にロクスン自身の精神状態が変わってきても不思議ではないでしょう。
その場合、可能性としては勝ちにこだわるよりも、今季のロクスンのコメントに多く見られるように、目先の勝利に固執するよりも長いシリーズを通して安定した結果を求める方向へ、より意識が向くことが予想されます。そうなると今回ロクスンが掴んだ執念の6ポイントの意味合いの大きさはより現実的な数字となってくるでしょう。
きっと以下の様なリスクマネージメント的な思考がライダー、チーム共に働いていくことが予想されます。
ダンジー相手の4ポイント差なら勝星で有利な展開が想定出来る。カナードとトマックのスピードは要注意もスタートや安定性に難ありな相手なので両者に10ポイント以上のリードが築けていれば相手の出方次第で戦い方を変えていければ対応出来るという想定。
という上記2点の観点からロクスンが今回獲得した6ポイントは、全17戦という長いスーパークロスシリーズを戦う上でとても大きな意味合いを持つ数字として考えることも出来るというお話。当の本人から聞いたわじゃないのでww ホントのところはわかりませんが、こんなこと考えながら今後のスーパークロスシリーズを見ていくと面白いという提案でした!
エンジョイww