たまモト|「全日本呟きネタ」2024 全日本モトクロス前半戦振り返りレポ IA1編
全日本モトクロス選手権も第4戦SUGO大会まで終了しました。えかきやはSUGO大会お休みしたのですが、開幕戦関東オフロードビレッジ、第2戦第3戦の九州HSRおよびSUGO直前のライダーインタビューなどでいろいろなエピソードを拾い集めることができました。というわけで全日本モトクロス第5戦北海道大会を前に「全日本モトクロス前半戦振り返りレポ」を数回に渡ってお伝えしたいと思います。
「全日本モトクロス前半戦振り返りレポ」次はIA1ライダー編をお届けします。
開幕戦、一番にお会いしたのはのぞさんこと安原志選手。ゼッケンシールを手ににっこり。今シーズン好調で第3戦ヒート2で久々の2位表彰台にもあがったのぞさん。SUGO前に伺った近況で紹介しきれなかったエピソードは…↓
「僕ね、今学生やってます。大学に通信で通えることがわかったんで『あ、行っとこう』って思って。もう4年やってますね。2020年に短大入って2年やってから大学にあがって、今ですね。来年の春卒業です。今のところ計画的に単位とれてるんですけど最近急に授業の内容が難しくなってきたんで大丈夫かなってすげえ不安があって(苦笑)経営戦略を学んでいます。もともと大卒(資格)欲しいなっていうのはあったんですけど、気になることが出てきたから勉強するかなって思って。モトクロスやってるといろんな経営者の人とかに会うじゃないですか、そういう人たちがどういう視点や考え方で見てるんかっていうのがちょっとでもわかったら、というか『ちょっと気になるな〜』と思って。実際、勉強してよかったなと思うこともけっこうあるんですよ」
そんなのぞさんが今年着用されているウエアはクシタニ。4月の開幕戦からメッシュ素材のウエアで「ちょっと前まで寒かったんでメッシュで大丈夫なんかなって思ってたんですけど、開幕戦はめっちゃ暑くなったんでちょうどよかったです」って笑っておられました。ちなみにこちらのウエア「興味ある方はパドックまで来てもらえれば触ったりとかできますんで」とのこと。
安原志選手と姉のさやさんの仲良し姉弟は全日本モトクロスでは有名ですが、同じく仲良しで有名なのが神田橋姉弟。姉の芽さんは元レディースライダーで現在は訪問看護師をやっておられます。ご自身は全日本でのレースを引退されましたが、現在は弟の神田橋瞭選手のサポートで全日本を廻っておられます。
今シーズンからIA1に上がられた瞭選手、第3戦のヒート2では5位を走行されサインボードを出していた芽さんも大喜びで「5!」をアピール。
日本とオーストラリアを股にかけてレース参戦中の横山選手。メカニックでありパートナーでもある遥さんにオーストラリアでの面白エピソードを教えていただきました。
曰く「横山遥希(ヨコヤマハルキ)と横山遥(ヨコヤマハルカ)って漢字でも仮名でもローマ字でも1文字違いなんで、名前を名乗ったり書いたりするとけっこうびっくりされるんですよね(笑)」と。更に「英語圏の方にはハルカは言いやすいけどハルキは言いにくいらしくて…」とも。そんなこんなが理由かはわかりませんが、遥希選手がある時期から「ケンって名乗り出したんですよ」と。「コーヒーショップやレストランの予約などで名前を書かなきゃならない時にKENって書いてて、お店の人に『KEN!』って呼ばれて遥希が立ち上がって行くもんで一緒にいる人たちが『KENって誰?!!』ってなってて(笑)」
たしかにそれは戸惑いますね。てかどこから出てきたんだKEN?! (笑)
横山選手、アメリカ生活も長くオーストラリア生活も4年、あたりまえだけど英語は堪能。というわけで、ジェイ・ウイルソン選手やビクトル・アロンソ選手ともナチュラルに会話できちゃいます。ビクトルくんは以前「もっと日本のライダーと話がしたいな」とおっしゃってたくらいなので横山選手と嬉しそうに会話されてました。
そんなビクトル選手は今シーズンからGASGASを駆りIA1に参戦されています。傍にいつもいらっしゃるビクトルパパは練習走行後のアドバイスからサインボード、ヘルメットの雨対策とかいがいしくサポートされていて、思わず「パパがんばって!」と応援したくなります。
九州大会前の練習で転倒負傷されてちょっと長いお休みに入ってしまわれた渡辺祐介選手、SUGOでは会場に姿を見せられたとのことでお目にかかれたファンの方もいらしたのでは?残念ながら姿を見られなかったファンのために開幕戦での渡辺選手のお姿を届けますね。まずは虎の巻なバットパッチが可愛い後ろ姿。「nabesuke Game Time」とあります。弟の陵選手のバットパッチはウサギさんなので生まれ干支に因んでいるのかな?なんて推測。もう一枚は今シーズンから配られているライダーステッカーとカードを手ににっこり「テントにもらいに来てくださいね〜!」っておっしゃってました。
昨年、今年と怪我に悩まされている渡辺選手ですが「捲土重来(いくさに敗れた者が、再び勢いを盛り返して相手方に攻め込むこと)」を掲げてもどってこられた暁には大活躍してくれること間違いなし。期待して待ってます!
今シーズンからYAMAHAにスイッチされた大城魁之輔選手、カメラを向ければ必ず変顔という習性(?)はあいかわらずです。今シーズンはまだトップ争いに絡む走りが見られていませんが、SUGOでの走りを拝見したカンジだとそろそろかな?っという印象、後半戦に期待です。
そんな魁之輔選手、第2戦IA2の中島漱也選手の表彰台直後に祝福に来られてました。次は祝福される側に回るはず!
道脇ブラザーズ!IA1ゼッケン11番・道脇右京選手、ゼッケン25番・道脇白龍選手。ありそうであんまりない兄弟2ショットです。今年は2人してDFGのウエア、右京選手のお腹に燦然と輝く獅子丸のスポンサーロゴがめっちゃ目立ってます。
弟の白龍選手はバットパッチでズバリ「弟」を主張されてるのが可愛らしい。
ドロドロのコンディションに皆が苦戦した九州大会。第3戦終了後、ヘルメット丸洗い中の道脇右京選手に遭遇「もー、たまさん、ヤバいっすよ」「何がヤバイの?」「コースが」「あー」「もう雨はいいっす、1年分味わいました」…ですよね〜(笑)
昨シーズンで全日本フル参戦終了を宣言された小島庸平選手、今シーズンは開幕戦のみスポット参戦。ある意味貴重…になるかもしれないウエア姿をパチリ
Yogibo MOUNTAIN RIDERSの内田篤基選手、今シーズンは転倒や怪我など今ひとつ成績に繋がらずに苦戦されています。第2戦の転倒ではお顔にダメージを受けてしまって見るからに痛そう…「全身痛いです」とのこと。打撲そのほかで大事をとって翌日の第3戦はお休みでした。なかなかうまくいかない前半戦でしたが今春に入籍された素敵な奥様が側についておられるのでメンタルケアはばっちりなはず!
荒天マディコンディションで大波乱だった第3戦IA1ヒート2。表彰台の顔ぶれもいつもとちょっと違います。横山選手のIA1初優勝もめでたいけど2位の安原志選手も久しぶりだし3位の池谷優太選手はIA1初表彰台でした。いやーめでたい!
というわけでガヤさんこと池谷選手に一言お祝いをとパドックを探し回ったらちょうど丸洗いされてらっしゃるところで「おめでとうございます!」と声がけしたら丸洗いされながらポーズをとってくれました(笑)
その後、チームテントに戻る途中にはいけもっちゃんこと池本凌汰さんが祝福にやってこられました。めっちゃ嬉しそう!
開幕戦の表彰台近くでジェイさんと奥様のミスティさんが仲良しツーショットを撮ってらっしゃるところを目撃。この時のお写真はミスティさんのインスタグラム(@_mistywilson_)に「Mum and Dad.❤︎」というキャプションでしっかりアップされてました。
そんな素敵なお母さんお父さんの愛娘であるポピーちゃん、せんだってのインタビューでジェイさんが「とても上手」と褒めていらしたようにすっかりナチュラル日本語スピーカー。全日本会場でも他のお子さんたちとすぐに仲良くなって表彰台下でのキャップ争奪戦に興じておられました。で、パパの元に戦利品報告にみえたんですが…手にしているのはパパをサポートしてくれているダンロップとはライバルになるブリヂストンのキャップ。思わず苦笑いのジェイさん「パパをサポートしてくれてるのはそこじゃなくてこっちだからね」とロゴを指差して説明されてました。一連のやりとりを見ていた周囲はその微笑ましさににこにこ。IBで優勝された近藤祐介選手やLMXの川井麻央選手も笑って見守っておられました。
全日本ライダーの中でも高身長を誇るちーくんこと能塚智寛選手、バイクに跨っても楽勝で足が届くのになぜかものすごく高い足台を使っておられます。思わず「ちーくん、そんなに脚長いのに足台いるの?」と聞いたら「長くないっすよ」ってしれっといなされてしまいました。この疑問については、肘爆こと今井光希さんが「シフトチェンジしやすいようにじゃないかなあ」と教えてくださいました。
フットレストに足を置ける高さまで持っていくことでスムーズにスタート&シフトチェンジできるんじゃないかとの推測。教えていただいた時には「なるほど〜!」とか言ってたんですけど、実際のところはわかったようなわからないような…(笑)どなたか詳しい人の分析求む!てか、教えて、ちーくん!!
そんなこんなの全日本モトクロス2024年前半戦レポIA1編、いかがでしたか?
他にも紹介したいエピソードはいろいろあるんですがその辺はまた後日。
引き続いての第3弾「LMXライダー&IA若手ライダー編」をお楽しみに!