モトゴシップ｜MXGP ロマン・フェーブル「契約更新」カワサキファクトリー
2015年 FIM モトクロス世界選手権 MXGP チャンピオンのロマン・フェーブル。カワサキ移籍後、5シーズン目を迎えることとなる来季契約更新を発表しました。
川崎重工の田中繁美氏とガッチリ握手での一枚！
今季はフルモデルチェンジを果たし、注目集めるファクトリーマシン仕様のKX450SRで大活躍。脳震盪と肩の負傷で欠場もあり現在ランキング2位ながら、5連勝含む6度の総合優勝は今季シリーズ最多勝をほぼ確実なものとしています。
特にシリーズ折返しを迎えた辺りからの強さとスピードは、ランキング首位プラドを遥かに凌ぐものがあります。
カワサキからのリリースによると契約期間は1年延長の「2024年」のみ。今季の好調ぶりとカワサキ移籍後のエースライダーとしての活躍・貢献度を考えると複数年契約かと思われましたが… 単年の契約延長というのは意外な印象を受けました。
なかなか世代交代が進まない最高峰MXGPクラスの中でフェーブルの安定感と勝負強さは定評ありますが…、31歳という年齢も影響しているのでしょうか？
「カワサキとの契約を継続できることをうれしく思います。冬のオフシーズンは、KX450の市販マシンから新型KX450-SRを開発するのに懸命に取り組み、多くの表彰台登壇でこのマシンの競争力の高さを証明することができた。来シーズンもこのパッケージを維持したい。このマシンとはとても快適に戦えているし、すでにGPで6勝を挙げている。マシンもチームメンバーも知り尽くしている。僕たちは素晴らしい関係を築いているし、同じメンバーで同じマシンに乗り続けることは、来年のタイトル争いに向けて最善の方法だと思う」
– ロマン・フェーブル
市販KX450も2024年モデルでフルモデルチェンジされることが発表された直後からの5連勝含む、GP6勝。シリーズ序盤の取りこぼしが悔やまれますが、まだ僅かながらタイトルへの望みは残っていることに加えて、今年は母国フランス開催の国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」での活躍も期待されます。
Kawasaki
