たまモト|「全日本呟きネタ」2023 全日本モトクロス選手権 第5戦 北海道大会

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全日本モトクロス選手権 第5戦は、2013年開催から10年ぶりの北海道大会。IAクラスのみの1Day開催でしたが、広々としたコースでお天気にも恵まれつつの熱いレースが繰り広げられました。そんな第5戦振り返りレポ。当日、Twitterにて発信した現地の様子プラスアルファの面白ネタをお送りします。

 

第2戦で負傷。第3戦、第4戦を欠場していたまこちゃんこと小方誠選手が復帰。いつものまこちゃんスマイルを見せてくれました。復帰戦ながらヒート2では一時2位走行。結果は6-4の総合5位でしたが、まこちゃんらしい熱い走りが観れてファンは嬉しかったんじゃないかな?

 

先輩中山裕さんからアドバイスをうける内田篤基選手。動画を観るまなざしが真剣。内田選手は今回もたいへん好調でヒート1では3位表彰台、総合4位で現在ランキング3位です。とはいえ内田選手のポテンシャルならまだまだ上に行けるはず! 後半戦はチームの地元名阪からなのできっと…ね。

 

ジェイ・ウィルソン選手となにやら談笑されているのは大河原功次さん(元IA)。流暢な英語でジェイさんとお話しされていてびっくりしたんですが、よく考えたらAMA参戦をはじめとして海外でのご活躍経験豊富なんだからあたりまえでしたね。

 

朝イチで爽やかな笑顔をくれた大倉由揮選手。そんな大倉選手、今大会で印象的だったのはヒート2の表彰式の姿。2位の表彰台に立った大倉選手には笑顔がいっさいなかったんですね。2番手走行ながらもジェイさんに追いつけなかったことが相当、悔しかったんだろうなあと。

長年の定点観測者の立場から申し上げると「表彰台で真ん中に立てない時は笑顔になれない」という若手選手はめっちゃ伸びます。なので、大倉選手には今まで以上に期待しちゃうな。

 

 

恒例、ジェイ・ウイルソン選手謹製のご当地缶バッジ。北海道大会はヒグマとシャケとメロンのThe 北海道な組み合わせ。ヒグマがYAMAHAカラーのジャージを着てたりメロンの中にゼッケン27があしらわれていたりあいかわらず凝ってます。日曜日の朝イチで缶バッジを見せてくださったのは元IAライダーの村橋健太郎さんです。ジェイさんとはすっかり仲良しの村橋さんなのにアフターレースでちょっと恥ずかしげにポスターにサインをもらっておられる姿を目撃。仲良しになればなるほどこういうのってもらいにくくなるものなのかもしれませんね(笑)。

 

開幕戦のヒート3走行中に転倒負傷してしまった渡辺祐介選手、北海道大会に姿を見せてくださいました。怪我の方も順調に回復されて近いうちにバイクにも乗り始め(北海道大会直後に乗り始められたとSNSにアップされてましたね)復帰戦は秋になりそうとのこと。10年ぶりの北海道大会、実は前回の2013年北海道大会では、IAルーキーイヤーにしてピンピンの初総合優勝(初優勝はその直前のSUGO大会)という快挙を成し遂げられた渡辺選手。その事を話題にすると「それ、みんなに言われるんですよ」と苦笑い。だって、あの時の速さと勝ちっぷりは鮮烈でしたもん! できることなら今回もあの鮮やかな速さでジェイ選手と競ってほしかったけど…それは今後の楽しみにとっておきましょう。

 

ちょっと前までの中部ウエービーヘア(中部のライダー共通の細かいウエーブがかかったヘアスタイル)からいきなりさっぱりショートになった福村鎌選手。理由を伺ったところ「まあ、イメチェンと…あとは成績に関してもちょっと…ね」と何やら思うところがあったご様子。短くしてからの評判はかなり良いとのことで、たしかに男っぷりがあがって凛々しくなったように思います。そんな会話をしていたら横に立ってらしたお母様が「もっと言ってやってください、私がいくら言っても切らなかったんですよ。笑」と。うん、男の子ってそういうモンよね。さっぱり短髪になって走りのほうもイイカンジとのことなので、今後の成績に期待してますよ。

 

あいかわらず1000点満点のチャーミングな笑顔は小林秀真選手。2020年のたまモトで注目ライダーとして紹介させていただいたんですけど、その年の最終戦で全日本でのレース活動を終了され寂しく思っておりました。が!3年ぶりに全日本に復活、IA2クラスに2ストで参戦されました。全日本でのレース活動を終了されたのち、奥様のお里である北海道に移住され今や二児のパパ。「でも地方選には出てたんですよ」、「今回、北海道大会があるというので久しぶりに全日本にも出てみようかなと。さすがにもう前の方は走れないと思ったんで、ちょっとでも目立つようにと2ストにしました。笑」と相変わらずの眩しい笑顔でおっしゃってました。うん、たしかにめっちゃ目立ってましたよ。久しぶりの全日本、あちこちで旧交を温めておいでだった小林選手。これを機会に他の会場でもレースに出てくださったら嬉しいですね。

 

桜の花をあしらった北海道大会スペシャルウエアのジェイ・ウイルソン選手。朝イチでお会いした時から「今日はスペシャルウエアだから!あとで写真を撮りにきて」っておっしゃってて、相当お気に入りのご様子。ちなみに「なんで桜の柄なんだろう?」と不思議に思ったので伺ったところ「桜は日本の花だから。この花の一つ一つが日本の人達を表しているんだよ」という素敵なお答え。さらに「僕らが日本に引っ越してきた時、ちょうど静岡は桜の季節であちこちに咲いている桜の花が本当に美しくて、僕ら家族はみんな桜が大好きなんだ。

特に娘のポピーは桜が一番のお気に入りなんだよ」と教えてくださいました。ちょうどこの日のポピーちゃんの服も桜を思わせるピンク&フリルで季節外れの桜の妖精みたいだったんですよね。日本人は季節感に囚われがちだから「夏に桜?」って疑問に思うけど、ジェイさんにとっては季節感よりも「気持ち」が優先されての桜柄なんだなあという発見も興味深かったです。

 

同じくアルパインスターズの北海道スペシャルウエアを身に付けておられたのがスポット参戦された勝谷武史選手。43歳という年齢ながら相変わらずの速さとレース巧者ぶりを見せつけ、ヒート1ではあと一歩で表彰台という好成績。「まあ、俺の仕事はレースじゃないからね。だいたいさあ、俺と(ヒート1で2位の)柳瀬大河なんて2まわりも年齢違うんだよ?」と笑いながらおっしゃってましたがホントは隙あらば勝つ気満々だったでしょ?(笑)

ちなみにこのスペシャルウエアの右肩には車椅子イラストレーター故・岡部貴聡さんによる関和治氏の似顔絵イラストが。受けたご恩をずっと大事にする勝谷選手ならではの心意気、ですね。

 

北海道大会、走り自体は好調だったものの、ヒート1のスタート直後に転倒、そこからの追い上げがままならなかった浅井亮太選手。そのクラッシュの時に負った怪我「ステップかなんかで削っちゃったんですよね」と見せてくれました。い、痛そう…

 

今回好調といえば、ヒート2で3位表彰台にあがった鴨田翔選手も、今大会は光る走りを見せてくださってました。表彰台でご自身もおっしゃってたとおり、これをきっかけに2位、そして1位へとステップアップしていってほしいなと思います。

 

こちらはIA1の表彰台。今回は2位・3位で総合2位だった富田選手。開幕から苦しみつつも徐々に調子があがってきているように見受けられますがご本人はまだまだ満足されていないご様子。後半戦、ジェイさんを倒して1番になる姿を期待していますよ。

それはさておきこの表彰台でのちょっとかわいらしいマイク両手持ち。なんだか既視感あるなと思ったら、その昔、やはりYAMAHAの小島太久摩選手がこのマイクの持ち方で、古(いにしえ)のアイドルみたいって言われてましたねえ。…ってツイッターで呟いたら小島太久摩さんご本人から「僕、こんなに可愛かったですか?」ってツッコミはいりました。おふたりとも可愛いですよ、お髭のおじさんになっても(笑)

 

今回の北海道大会のスターはなんといってもこの方、IA2ヒート2で見事優勝を果たした横澤拓夢選手でしょう。毎レース、いろんなコンセプトで凝ったデザインのウエアやバイクデカールで参戦されている横澤選手。今回の北海道大会では「サッポロ黒ラベル(ビール)」をコンセプトにデザインされたバイクデカール&ヘルメットで参戦。ヒート1で3位表彰台に立たれ、そのスピーチで「次は勝って表彰台の真ん中で黒ラベルを飲みたいです!」とおっしゃってました。そして迎えたヒート2、アロンソ選手を抑え見事に優勝を果たして有言実行、表彰台の真ん中で黒ラベルを掲げて美味しそうに飲み干されたのでした。ぱちぱちぱち!!かっこいいなあ。

実は、ヒート1が終わった後、横澤選手に「次回、たまモトの似顔絵つきインタビューをぜひお願いしたいと思ってます」ってオファーしていたんですよ。ヒート2の後におめでとうを言いに伺ったえかきやに、横澤選手は開口一番「最高の展開になりましたね!」とにっこり。ええ、ほんと、できすぎなくらいに最高でした。ありがとうございます。というわけで、横澤選手のスペシャルインタビューは今月末の「たまモト2023vol.2」に続きます。お楽しみに。

 

…と、次回「たまモト」へと期待を繋げたところで今回はおしまい。リアルタイムの呟きにプラスアルファした現地レポ、会場の楽しさ面白さが少しでも伝わりましたでしょうか?

 

たまモト – The Newsmoto


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