Gモト｜PADDOCK WALK「小島庸平」
Gモト目線で「全日本の楽しい〇〇」をお届けするパドックウォーク。 今回は「2015年 IA1クラスチャンピオン」小島庸平選手にインタビュー。
小島選手は現在、全日本モトクロスの最前線で情熱的に活躍する「ベルズレーシング」のプレイングマネージャー。鈴鹿生まれ鈴鹿育ち、父は元RSC（現HRC）のメカニック、兄も全日本モトクロスIA2チャンピオン。生まれた時から生粋のレーサーが今、モトクロス業界の底辺からトップカテゴリーまで網羅し業界を盛り上げている。
小島選手とベルズレーシングが未来に向けて活動する背景や経緯、想いに迫ります。今回はパドックウォークとして、その序章となります。
Gモト：ベルズレーシングを立ち上げた経緯、主旨は？
小島庸平：私は「日本のチャンピオン」と言うよりも「世界で活躍する強いライダー」になりたかったんです。今でいうと、アメリカで活躍している下田丈選手のようなライダーに本当はなりたかった。しかし、私ではなれなかった。それなら私が世界選手権やAMA、全日本モトクロスでレースし経験し得た事を生かし、強いライダーを育成し世界を目指すチーム。それがベルズレーシングです。
Gモト：小島庸平選手が描く未来図は？
小島庸平：まずはレースなのでとにかく勝ちにこだわりたいです。今の日本の環境ではなかなか強いライダーは育ちにくいのが現状です。下田丈選手は幼少期からアメリカの環境で育ちましたからね。日本もアメリカやヨーロッパのような環境に近づけていく事、そして日本のモトクロスを強くし、モ トクロス・オブ・ネイションズで近い将来表彰台を獲得する、日本で走っていれば世界で活躍できる。そういう日本のシステムを構築したいです。そして私自身が監督としてライダーを導き、モトクロス・オ ブ・ネイションズで優勝し、強い日本を魅せるのが1番の夢であり未来図になります。
モトクロス・オブ・ネイションズでの日本代表チーム最高位は6位。世界チャンピオンも渡辺明氏が獲得しています。小島選手もMXGPシリーズ、モトクロス・オブ・ネイションズに参戦経験を誇るライダー。
小島選手の経験、現在の活動環境を考えると非現実的な未来図ではないと思います。経験者が後進を育成し、再び世界で活躍する日本のモトクロスを目指す。こんな素敵な未来図はない。
今回は序章として記事にしました。小島選手には、もっと深いお話も伺っています。今後も小島選手の背景や経緯、想いをご紹介出来ればと鋭意企画中。取材へのご協力ありがとうございました。
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