AMAスーパークロス事件簿|ジャスティン・バーシア VS. チェイス・セクストン @ 2023 イーストラザフォードSX
2023 AMAスーパークロス 第14戦 イーストラザフォード、雷雨の影響で約1時間半の中断後に再開されたメインレース。マディなコースが多くのドラマと波乱を演出。
マディレースを得意とするジャスティン・バーシアが、2021年の開幕戦以来となるSX勝利をホームレースで飾りました。
450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第14戦 イーストラザフォード
賛否両論、議論を呼んでいるジャスティン・バーシアがチェイス・セクストンに仕掛けた、オープニングラップでのパッシングシーンをシェア。
アナタはどう見る? エンジョイ!
@ s u p e r c r o s s l i v e
前戦アトランタSXでの勝利で再びタイトル争いが視野に入ってきたセクストンにとっては、今大会イーストラザフォードSX含めたシリーズ残り4戦は勝利しかない負けられない状況。
メインレースでホールショット獲得から、ケン・ロクスンに首位の座を明け渡すもののタイトル争い繰り広げるイーライ・トマックとクーパー・ウェブを従える上々なスタート。
バンク上のレーシングライン走行のセクストンにこれ以上ないイン側ギリギリのスペースからバーシアが飛び込みます。結果的にフロントタイヤをバーシアと接触させたセクストンが転倒。
バーシアらしいアグレッシブなパッシングシーンとも見受けられ… タイトル争いへの望みが絶たれた形のセクストンはレース後にご立腹…。
が、しかし、これはマディレースに長けたバーシアが一枚上手だったとニューモト的には判断します。まず、マディレースでは視界の確保が最重要。好スタートや上位からレースを進めることが圧倒的有利なのは間違いないでしょう。
バーシアが強引にイン側に飛び込んだように見えますが、手前ジャンプセクションで3個飛びからアウト側ラインを選択したセクストンに対して、イン側から仕掛けるためにジャンプを2個1個で飛んだバーシアの作戦勝ち。セクストンは相手がバーシアであることとマディレースということも含めて、警戒心が薄かったと見受けられます。
上記画像はバーシアがロクスンをパスして首位浮上した瞬間。セクストン攻略と全く同じアプローチでのパッシング。一つ違うのが、ロクスンはバーシアの仕掛けに気づいてラインを明け渡し、リスクを回避することが出来た点。セクストンも興奮状態のオープニングラップでなければ、同じように転倒だけは避けることが出来たかもしれないと考えます。
バーシアの自信に溢れた、迷いゼロの仕掛けが今大会のマディレースを有利に進めました。
モトゴシップ|ジャスティン・バーシア「契約更新」GASGAS ファクトリー
2021年以来の今季初優勝。今季6度目、4戦連続表彰台登壇。上記記事リンク先の通り、来季以降の契約更新も明らかになったばかり。
31歳にして、キャリアベストとも言えるような絶好調バーシアの快進撃はシリーズ終盤戦をまだまだ面白くしてくれるはず。因みに、次戦ナッシュビルSXも降雨予報あり。バーシアに大注目でしょう!
450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第14戦 イーストラザフォード
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