Gモト|「THE RIDER」穂苅愛香 vol. 5
全日本LMXトップ4に挑む「女子高生ライダー」穂苅愛香 17歳。 2021年全日本LMXクラスランキング7位。
Gモトイチオシ! 次世代LMXライダーが、努力を積み上げ成長する過程を今年1年密着取材中。 今回は、第4戦 近畿大会でのまさかの予選落ちから、「競技の原点に立ち返り」挑んだ全日本モトクロス選手権 第5戦 HSR九州大会〜第6戦 関東大会直前まで密着。
Gモトクルー九州大会予選日、LMXクラスの公式練習が終わる頃に会場に到着。 間も無くして「穂苅は12番手タイム」というアナウンスが耳に入った。 緊張してるのかな?気になったので取材前、穂苅選手のパドックに寄ってみました。
Gモト:どうですか!? 熊本は。
穂苅愛香:んー楽しい!コースベストコンディションで気持ちよく走れてます。
穂苅選手らしい「笑顔」。 前戦近畿大会では「上手く走れる気がしない」と予選前から話していた穂苅選手。 今回は良い感じだ!
Gモト:予選、どうでしたか?
穂苅愛香:んーー楽しかった!今年1番楽しかった。明日もこの調子でトップ6目指します。
穂苅選手の予選は7位。同レースで5位でフィニッシュした 2018年チャンピオン畑尾選手とのベストタイム差は「0.3」秒と僅差でした。
第4戦近畿大会での「まさかの予選落ち」からチーム穂苅は「競技の原点に立ち返る」と決めリスタート。 第5戦までの約1ヶ月間、コツコツと練習し努力を積み上げた。 穂苅選手が予選後、ニコニコとコメントしたのは「成果が出始めた」証拠。 予選でも、vol.4で取り組んでいた練習の成果が走りに出ていた。 得意のジャンプも「バキューン」復活です。 明日の決勝を楽しみにホテルに帰りました。
Gモト:ミスもあり悔しいレースかと思いますが、追い上げましたね!決勝7位。
穂苅愛香:入賞圏内を走れていたのに1回転倒。トップ6に入賞できなかったので悔しいです。ただ、自分らしい走りができた事が良かった。2日間を通じて楽しくレースができました。次戦関東大会に向け、また練習し次戦こそ「トップ6」に入賞します。
「開幕戦九州大会での6位より嬉しいかもしれません。今回は7位ですが、開幕戦よりも価値のあるレースだったと思います。我がファミリーの中でも記憶に残るレースになりました」とは、チーム監督でもある穂苅父。
残り2戦。いよいよ!トップ3を目指す準備が整ったのではないでしょうか。 どこまで駆け上がれるか、ますます楽しみな穂苅愛香選手。
穂苅愛香は家族と「全日本トップ3を目指し」レース活動をしています。 父・母・元全日本ライダーだった姉、4人で構成される家族チーム。 時には厳しく、時には優しくライダーを支える、家族だからできるチーム。 日本のLMXではこの体制が多い。その中でも「チーム穂苅」は「家族チームからプロフェッショナルなチームに変わる、その時が来たらさらに!強くなる」それを予感させる真剣な取組みがある。
パッと見たら「ホンワカした女子高生」よく見たら「負けず嫌いの女子高生」。 「レッドブルストレートリズム」ばりに「真っ直ぐだけは速いジャンプをバキューンと飛ぶ女子高生」。ライディングがワンランクアップすれば今シーズン初表彰台も夢じゃない!今シーズンは、走る事だけではなく、取り組む姿勢、考え方も勉強中。 コースに来る度に成長できる何かが必ずある。
今週末もどこかでレースに向けて練習中。 ジャンプをバキューンと飛ぶ女子高生ライダー穂苅愛香の応援よろしくお願いします!
GSPEEDTOKYO|ジースピードトウキョウ
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