Gモト｜「THE RIDER」穂苅愛香 vol. 2

by SetagayaRacing · 2022-07-06

「全日本LMXトップ4に挑む女子高生ライダー」穂刈愛香 17歳。 2021年全日本LMXクラスランキング7位。 Gモトイチオシ！次世代LMXライダーが、努力を積み上げ成長する過程を今年1年密着取材中。 vol.2 は全日本モトクロス選手権第2戦関東大会〜第3戦SUGO大会へ向けて取り組みをお届けします。

穂刈愛香は家族と「全日本チャンピオンを目指し」レース活動をしています。 父・母・元全日本ライダーだった姉、4人で構成される家族チーム。 時には厳しく、時には優しくライダーを支える、家族だからできるチーム。 日本のLMXではこの体制が多い。その中でも「チーム穂刈」は「家族チームからプロフェッショナルなチームに変わる、その時が来たらさらに！強くなる」それを予感させる真剣な取組みがある。 だから、取材をさせてほしいとお願いしました。

パッと見たら「ホンワカした女子高生」よく見たら「負けず嫌いの女子高生」。 「レッドブルストレートリズム」ばりに「真っ直ぐだけは速いジャンプをバキューンと飛ぶ女子高生」。ライディングがワンランクアップすれば今シーズン初表彰台も夢じゃない！

2022年シーズンの全日本LMXクラスにはトップ4、穂刈と同じ次世代、2歳ほど下の新世代、元チャンピオンの復帰などもあり「6位以内の入賞圏内」に入るのは近年にない激戦。 次世代、新世代の数名が「全日本には有利とされる4ストロークへの乗り換え」も行っている為、さらに入賞圏内に入るハードルが上がっている。開幕戦九州大会を6位で終えた穂刈。しっかり「椅子取りゲーム」を勝ち抜き、第2戦に向け準備を整え地元関東大会を迎えた。

第2戦関東大会 5月14日（土）予選日

Gモト：あいにくの天気でマディコンディションですが・・・。  
穂刈愛香：今日の予選はマディの乗り方、ライン選びを意識して走り、明日の決勝に向け5位以内で予選を終えたいです。

Gモト：公式練習はどうでしたか？
穂刈愛香：私が嫌いなコンディション！泥が重くて走りづらい。このコンディションの時は、1回のミスが大きくタイムロス。「転ばない止まらない」というセオリーができなかった。予選でもコンディションの回復は見込めないので、公式練習と同じミスをしないで5位以内で予選が終わるように走ります。

Gモト：予選は好スタートからの…でしたね。
穂刈愛香：2回転倒で15位でした…。全く追い上げきれず。明日の公式練習に向けてコースの下見をしっかりして準備します。

Gモト：決勝に向けて。 
穂刈愛香：地元の利を生かしベストラインを早く見極め、ベストリザルト、トップ5を目指して走ります。

決勝に向け集中を高める穂刈。今回は学校の友人達も応援に来てくれている。今回は攻めた走りでベストリザルトを目指す。まずはスタートで前に出ることが大切。

好スタート！ 1周目4位で走行。

Gモト：決勝は好スタートからのレースでしたね！結果は？  
穂刈愛香：決勝レースには、私なりに自信を持って臨みました。スタートも決まり、さあ！これからという時に転倒…。追い上げきれず12位でした。次戦7月のSUGO大会までトレーニング、走行課題を徹底的に取組ます。応援していただいた皆さん引き続き応援よろしくお願いします。