AMAスーパークロス事件簿|チェイス・セクストン「勝利目前自滅転倒」一部始終@ 2022 ミネアポリスSX

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2022 AMAスーパークロス 第7戦 ミネアポリス、開幕戦からアメリカ西部でのレースが続いていましたが、今大会からシリーズは東部連戦がスタートと同時に中盤戦突入。シリーズの流れを占う上でも重要な一戦となり、注目度の高いレースとなりました。

最高峰450SXクラスのメインレース、ホールショットから序盤首位のディフェンディングチャンピオン、クーパー・ウェブをパスし変わってレースをリードしたのは、450SXクラス2年目のチェイス・セクストン。僅かではありましたが、周回ごとに積み重ねた後続とのタイム差が4秒となったラスト2周に驚くような自滅転倒で勝利をふいにしてしまうのでした…。

 

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コーナー立ち上がりでフロントのトラクションを失ったマシンが、ジャンプ斜面でハンドルが切れ込むような形でのハイサイド転倒。セクストンは身体にダメージは無いものの軽い脳震盪を起こしており、再スタートを試みようとするも医療スタッフから止められ、そのままリタイア。一瞬でフロントホイールを歪ませてしまうほどの力が働いたマシンは、走行不可のダメージを負っているので、再スタートが許されたにしても、リタイアという結果は変わらず。

タイムドプラクティス2番手、ヒートレース勝利、メインレースも独走で勝利間近という流れは、1ミリもセクストン優勝を疑わないものでしたが、一瞬で天国から地獄へと落ちるかのような、レース大詰めで起こった大転倒。身体に怪我がなかったのは幸いですが、次戦参戦にはレギュレーションで定められた脳震盪からの回復を確認するテストを受けることが定められています。転倒時の記憶もあり、既にトレーニングも開始しているセクストンからは、脳震盪の影響は全く無いとコメント。

 

 

転倒時の状況は、コーナー立ち上がりから斜めにジャンプ斜面に向かうラインが出来ているものの、路面状況は映像で確認できるように非常に滑りやすく、一見なんでもないようなコーナーに見えましたが注意が必要なセクションであったと、セクストンは振返ります。

スキルだけでなく、優れたボディバランスが可能とする無駄のないポジショニングは、AMAスーパークロスでも随一の素晴らしさを誇るセクストンのライディングスタイルを実現。次世代のAMAを担う逸材として、ニューモトでも大注目のライダー。

 

 

シリーズランキングは3位から6位へと後退。ランキング首位から1レース分、26点以上のビハインドとなる「28点差」。今季序盤戦で450SX初優勝を果たし、好調の波を捉えていたはずのセクストンでしたが、一転してタイトルは厳しい状況に追い込まれています。

とはいえ、今季の好調を残り10戦で維持することが出来れば、タイトル争いに再び加わることも可能なはず。マシンセッティングの影響で不振にあえぐホンダファクトリーのエースライダー、ケン・ロクスンを凌ぐ活躍を見せるセクストンの巻き返しに期待していきましょう!

 

450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第7戦 ミネアポリス

Octopi Media


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