450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第7戦 ミネアポリス
【追加:リザルト雑感】
2022 AMAスーパークロス 第7戦 ミネアポリス。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。
今季シリーズ、今大会から戦いの場はアメリカ東部へ移動。ワダチやギャップが多く出来る軟質路面でのレース展開が予想され、開幕からのシリーズの流れがどう動いていくのか非常に注目でしょう。
【450SX 決勝リザルト】
1. Jason Anderson (KAW), 26 laps – プラクティス時から終始苦戦していたと語るアンダーソンですが、運も味方しての今季3勝目達成初のライダーに(2連勝)。レース終盤まで快走のセクストンを視野に入れながらも2〜3秒の差が縮まらず、そのまま2位フィニッシュと思っていたそう。後方からのプレッシャーもなく、アンダーソンにしては珍しい我慢のレースでしたが、そのコンスタントさが勝利を呼び込んだとも言えるはず。スピートと安定感を兼ね備えた今季のアンダーソン、やはりタイトル獲得した2018年以来の「2度目の覚醒」と断言できる活躍。路面状況が大きく変化するレースに対策するために、250SXクラスのプロサーキットカワサキライダー達とレースを想定したプラクティスをしているとのこと。
2. Cooper Webb (KTM), +02.833 – シリーズが東部へ移ったことで巻き返しが期待されたライダーの一人。首位から一時は4番手まで順位を下げますが、セクストンとスチュワートの転倒もあり2位で今季2度目の表彰台。しかし、コースが荒れてきたレース終盤はアンダーソンに徐々に迫り、持ち味の勝負強さを垣間見せました。厳しい序盤戦と振返りますが、復調の兆しが見えているとコメント。ディフェンディングチャンピオンの本領発揮間近と理解したいのですが、果たして?
3. Marvin Musquin (KTM), +15.086 – 好調を維持しつつもミスや不運が続いたベテランが今季初表彰台。一時はウェブに迫るペースでしたが、終盤に大きなタイムロスもあり3位キープ。好結果もレース通してラップタイムが安定しないのが不安要素。フープスに苦戦とレースを振返っています。
4. Malcolm Stewart (HUS), +17.075 – ヒートレース時から力強いライディングが光っていましたが、スリップダウン。レース終盤にタイムも少々乱れてきたタイミングでの転倒ということで疲労があったのか? ミスや転倒者多発で集中力も試された一戦。トリプルジャンプ着地でタイヤ数本分アウトに外れたことが原因。フロリダ拠点でシリーズが東部に移ったことでリフレッシュされたとのこと。転倒あったもののトップ5をキープ出来ている結果には満足とコメント。
5. Justin Barcia (GAS), +28.359 – スタート失敗。ミスや転倒者多発の難コースで大幅なポジションアップとはいかずに追い上げもここまで。思うようなライディング出来ずに苦労したとのこよですが、得意の東部ラウンドでの活躍が期待されます。
6. Eli Tomac (YAM), +32.963 – バランスを崩したチームメイトの影響で転倒。なんとも不運なレースとなりましたが、スタート失敗していたのも事実。追い上げの中でも上位勢と遜色ないラップタイムをコンスタントに記録している点は、次戦以降の巻き返しを大いに期待できるもの。後方からの追い上げは、ベストを尽くして満足できたものだったと語ります。ランキング首位は維持。
7. Aaron Plessinger (KTM), +37.359 – ワダチやギャップの多い、軟質路面を得意と公言するライダー。しかし、披露もあり精彩を欠く結果に。オフシーズンの負傷による調整不足もありましたが、マシンセッティングに進歩がありとそろそろ本領発揮を期待したい。
8. Ken Roczen (HON), +40.418 – 今大会も精彩を欠くライディングに終始。転倒もありましたが、オープニングラップ5番手から戦う姿勢を見せられずにずるずると後退。転倒時に大きくハンドルが曲がってしまったとのこと。首位から40秒差…、マシンセッティングだけの問題なのか?
9. Dylan Ferrandis (YAM), +43.731
10. Justin Brayton (HON), +44.671
11. Dean Wilson (HUS), +47.073
12. Vince Friese (HON), +1 lap
13. Brandon Hartranft (SUZ), +1 lap
14. Alex Martin (YAM), +1 lap
15. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
16. Chase Sexton (HON), +2 laps – 昨年の450SXルーキーイヤーで首位快走していたヒューストンSXでの大転倒を思い起こさせる悲劇。今季2勝目が目前、タイトル争いの面でも重要な勝利となるはずでしたが…。負傷が心配されます。フロントタイヤが衝突もなく捻じ曲がるマシンへのダメージは衝撃的なものでした。心配される負傷については大きな怪我はなく、トレーニングも再開。しかし、転倒時に脳震盪を起こしており、次戦参戦前に再度検査を受ける必要があります。
17. Justin Bogle (SUZ), +2 laps
18. Cade Clason (HON), +2 laps
19. Ryan Breece (YAM), +2 laps
20. Shane McElrath (KTM), +3 laps
21. Justin Starling (GAS), +3 laps
22. Max Anstie (KTM), +20 laps
【450SX ポイントランキング 7 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 151 poits(2勝)– 12点のリードから「3点」差へ。
2. Jason Anderson (KAW), 148(3勝)
3. Malcolm Stewart (HUS), 131
4. Justin Barcia (GAS), 128
5. Cooper Webb (KTM), 126
6. Chase Sexton (HON), 123(1勝)- ランキング3位から後退。ランキング首位から1レース分、26点以上のビハインドへ。
7. Marvin Musquin (KTM), 119
8. Ken Roczen (HON), 107(1勝)
9. Dylan Ferrandis (YAM), 102
10. Aaron Plessinger (KTM), 97
11. Dean Wilson (HUS), 84
12. Shane McElrath (KTM), 62
13. Justin Brayton (HON), 59
14. Brandon Hartranft (SUZ), 58
15. Max Anstie (KTM), 55
16. Kyle Chisholm (YAM), 39
17. Mitchell Oldenburg (HON), 37
18. Justin Bogle (SUZ), 29
19. Alex Martin (YAM), 29
20. Joey Savatgy (KTM), 27
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