モトゴシップ|MXGP ルネ・ホファー「訃報」雪崩事故死
【追加:レッドブル発ビデオ】
レッドブルKTMは、FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ MX2クラス参戦のルネ・ホファーが、オーストリアで雪崩に巻き込まれ死亡したと発表しました。
友人等と母国オーストリアのザルツブルク近郊スキーリゾートでの事故でした。
KTMからのリリースと現地報道をまとめると、12月4日に10人の友人とアルペンスキーに出かけた際、ホファーとそのグループの7人が雪崩に巻き込まれました。山岳救助隊、赤十字社、現地警察、5機のヘリコプター含めて120名以上が救助活動を行いましたがホファーと2人の友人はこの事故により死亡。雪崩の警戒レベルは「3」だったとのこと。
19歳という若さでこの世を去ったホファー。世界のレースシーンは深い悲しみと哀悼の意を表すコメントが多く寄せられています。
KTMとレッドブルが拠点とするオーストリア出身の逸材として、KTMがキッズ時代から育成してきたライダー。レッドブルKTM入りと同時にMXGPシリーズ MX2クラスへフル参戦開始。2020年の初年度は負傷によりシリーズ大半のレースを欠場。実質フル参戦初年度として迎えた、2021年シーズンはシリーズ後半戦で本領発揮。総合優勝1回、表彰台登壇2回、シリーズランキング6位。国別対抗世界選手権 2021 モトクロス・オブ・ネイションズでは、MX2クラス個人成績で優勝達成。
勝負の年となる2022年シリーズに向けて、レッドブルKTMチームのイタリアでのテストを終えた直後の不慮の事故。パドックでは、メーカーやチームの壁を超えた愛されキャラとしての一面も多くの海外メディアで紹介されていました。
MXGP中継時のインタビューでも素敵な笑顔でコメントしているホファーの人柄や輝きは強く印象に残っています。ご冥福をお祈りいたします。
【追加】
Juan Pablo Acevedo