モトゴシップ|MXGP ホルヘ・プラド「陽性反応」新型コロナウィルス

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2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第15戦 ロンメルGP(ベルギー)で大事件発生。レッドブルKTMのホルヘ・プラドが新型コロナウィルス陽性反応により、レース欠場となりました。

 

MotoGP界のスーパースター、バレンティーノ・ロッシの新型コロナウィルス「陽性反応」レース欠場が国内の一般メディアでも報じられた直後の出来事。

 

 

プラドの新型コロナウィルス陽性反応は、ベルギーのロンメルで開催されていた1週間に3大会「トリプルヘッダー」期間内に判明。3連戦の2戦目となる、第14戦直前に行った検査結果が「陽性」。

 

KTMリリースによると、ガイドラインに従い第15戦を欠場。現在は自主隔離中。他のレッドブルKTMチーム内に陽性反応者はなし。チームとして健康な状態でのプラドの復帰を望むと記されていました。

 

プラドのコメント抄訳。感染対策に配慮しながら、レースとトレーニング、そして自宅での生活を行っており、感染経由は不明。プロレーサーとして「陰性反応」確認次第、すぐにでもレース復帰したいとのこと。

 

 

2度のMX2クラスタイトルを引き下げ、今季より最高峰MXGPクラスに参戦開始した19歳の大型ルーキーのプラド。参戦初年度ながら総合優勝3回、レース勝利5回と大活躍。第14戦終了時には、チームメイトでランキング2位のアントニオ・カイローリにわずか2点差ビハインドのランキング3位に付けていたのですが…。

 

同じモータースポーツの最高峰レースシーン、F1やMotoGP界では選手やスタッフに新型コロナウィルス陽性反応が出ているニュースを目にしてきましたが、モトクロス界で正式に報じられたのは初めてではないでしょうか?

 

欧米、特にヨーロッパでは再び新型コロナウィルス感染が春の第一波を上回る水準で拡大中。多くの国で条件付きロックダウンも行われている現状があります。

 

今季MXGPシリーズ、イタリアのトレンティーノでのトリプルヘッダー(11月1日〜8日)で終幕を迎えます。プラドの陽性反応判明のタイミングからすると、自主隔離経ての再検査で「陰性」が確認されたとしても今季シリーズ中の復帰には間に合わない可能性高いと判断せざるを得ない状況か?

 

 

新型コロナウィルス感染拡大によるシリーズ中断、度重なるレースカレンダー見直しを経て再開された今季MXGPシリーズ。ハーリングス、コールデンホフ、ヤシコニス等の大怪我もあり波乱に次ぐ波乱。そして、トップライダーのプラドに新型コロナウィルス陽性反応…。今後、新たな感染者判明の可能性等、予断を許さない状況が続きます。残り3戦となったシリーズの動向をフォローしていきましょう。

 

レースビデオ&リザルト|2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第15戦 ロンメルGP(ベルギー)

Ray Archer


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