モトゴシップ｜AMAファクトリーチーム結成「新生GASGAS」2021年始動＆最新モデル発表

by SetagayaRacing · Published 2020-09-23 · Updated 2020-09-23

【追加：発表会ビデオ】

2019年にKTMの親会社として知られるPIERER Mobility AGの傘下となったGASGAS。「新生GASGAS」としてリブランディングされ再始動。これまでのトライアルだけに留まらず、FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズ、ダカールラリー、エンデューロシーンでもレース活動を開始。この度、新生GASGASとして初の2021年量産モデル発表と同時に、AMAスーパークロス・AMAモトクロスシリーズへのファクトリー活動開始を発表。

AMAにおけるGASGASファクトリーチームを運営するのは、これまでKTMの250ファクトリーサポートチームを運営してきたトロイリーデザインチーム。レッドブルとのスポンサー契約を維持したまま「Troy Lee Designs Red Bull GASGAS Factory Racing Team」名義で450クラス、250クラスのファクトリー活動を2021年から始動です。

@ s u p e r c r o s s l i v e

トロイリーデザインチームが、GASGASファクトリーチームを運営することはモトゴシップ的には、数ヶ月前から周知の事実。北米KTMとトロイリーデザインチームとのこれまでの関係性からしても自然な流れといえるでしょう。現在の最大の関心事は、2021シーズンに誰が「Troy Lee Designs Red Bull GASGAS Factory Racing Team」から参戦するのか？という点。

450クラスに1名、250クラスに2名（？）と噂されるチーム構成。450クラスにはジャスティン・バーシアの名前が有力候補としてモトゴシップとして挙がっていましたが… バーシア自身がSNS上で「いくつかの噂」を否定するようなコメントをし、現時点では情報錯綜している状況。鉄フレームに乗るバーシアの姿を見てみたいのですが、果たして誰がGASGASファクトリーシートを獲得するのか？

250クラスは、今季までの4名体制から縮小へ。契約ライダーは不明。これにともない、KTMの250クラスにおけるファクトリー活動を再び、レッドブルKTM本体で行う模様。こちらも候補ライダーは不明ながらも他メーカーからの大抜擢の可能性もあるとかないとか…。引き続き「Troy Lee Designs Red Bull GASGAS Factory Racing Team」の動向には注目していきます。

下記は、GASGAS 2021年モデルのモトクロスシリーズをシェア。基本的にはモトクロス・エンデューロシリーズ全てがKTMがベースで赤いKTMと揶揄される声も当然のようにありますが、ハスクバーナ再生時と同様に徐々にGASGAS色も各所で打ち出してくるでしょう。個人的にはフラットな新ロゴのみで潔く勝負する、シンプルな力強さはデザイン的に非常に好印象です。

下記はコロナ禍ならではの試みでしょう、GASGAS発オンライン新モデル発表＆新社屋お披露目ビデオと今回発表の全19モデルから「モトクロス」カテゴリーの3車（フルサイズ）のプレス画像をシェア。ビデオは演者のシュールな笑いのスタイルやサプライズゲストの登場もあり、興味深い仕上がりに。新社屋も素晴らしい。エンジョイ！