ヤバすぎるスキル|イーライ・トマック「超絶ダブルスキル」プレジャンプ

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2020 AMAモトクロス 第3戦 アイアンマンにて、遂に今季総合優勝果たしたディフェンディングチャンピオンのイーライ・トマック。特にモト2で繰り広げられた因縁ライバルのジャスティン・バーシアとフィニッシュまで続いたバトルが大きな話題となりました。

 

3位ザック・オズボーン以下に「20秒以上」の大差をつける両者の異次元バトルの最中に飛び出した、ヤバすぎるスキルをシェア。

 

 

ジャンプに向けて加速が乗る箇所に大きな「くぼみ」があるセクションがその舞台。ライダー目線だと加速したままジャンプにアプローチしたいところなのですが、そのくぼみによって減速、もしくはジャンプ斜面にマシンを当てながらのクリアが必要とされる「いやらしい」セクション。

 

トマックを始めとする上位勢の数人はその「くぼみ」手前からジャンプまでをバニーホップのように飛び越すスキルを披露。エンジョイ!

 

@ s u p e r c r o s s l i v e

 

「一気飛び!!」映像にあるように成功すれば、滞空時間も短かく一気に加速可能。失敗?通常通り?に2回のアクションでクリアするのと比較するのでは、見た目の印象以上のアドバンテージが築くことが可能なのです。

 

トマックもバーシアも毎周のように成功出来ない難易度。くぼみ手前のワダチ内で出来たギャップをきっかけにして、高速抜重。タイミング良く、サスペンションの伸びを上手く活かすことが出来て初めて成功する超絶スキル。

 

 

中継内ではダブルジャンプとして注目されていたスキルですが、ジャンプ手前のギャップを活用するジャンプスキルは海外では「プレジャンプ」と呼ばれています。ジャンプ頂上に差し掛かる前に手前から飛び出すことで、滞空時間&スピードロスを減らすことが可能。他にもギャップ通過時やジャンプ斜面での衝撃を受けないので、体力セーブというメリットも大きいのです。

 

刻々と変化するギャップが飛び出しのきっかけということは、つまり毎周同じようにクリアできる保証はナシ。臨機応変な判断が一瞬の間に要求されます。最大のリスクとしては、後輪をヒットさせての前転…。あまりに大きなリスクがありながらの首位バトル中のトライ。これぞ世界最高峰バトルと言えるでしょう!

 

 

これまで何度もヤバすぎるスキルでシェアしてきた、トマックの縦方向へのバランス&マシンコントロールの妙。ライン選択のクリエイティビティとも相まって、トマックの大きな武器に。今季初優勝を呼び込んだ超絶スキルが、4年連続王者への足がかりとなるのか?

 

ディフェンディングチャンピオンの巻き返しに大注目の2020 AMAモトクロスシリーズ。ニューモトでは今回のような関連トピックも交えて、フォローしていき〼

 

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