レースビデオ&リザルト|2020 AMAモトクロス 第3戦 アイアンマン
2020 AMAモトクロス 第3戦 アイアンマン、リザルト&レースビデオをシェア。コロナ禍での度重なるレースカレンダー変更、シリーズ開幕延期が3ヶ月続いた 2020 AMAモトクロスシリーズも8月15日に開幕。マディのロレッタ・リン2連戦に続く、第3戦の会場は昨年の最終戦の地、インディアナ州のアイアンマン・レースウェイ。
レース前の降雨の影響残るセクションもありましたが、3戦目にして遂に晴天の下でのレースを迎えることとなったAMAモトクロス。これまでのマディレースとは一転してこれぞアウトドアモトクロス!といった、迫力あるコースレイアウトと素晴らしいレースアクション。250MXクラス参戦の下田丈選手がタイムドプラクティスで「6番手」タイムを記録! レースでの活躍に期待が高まりました。エンジョイ!
【フルビデオ追加:お早めに】
250MX モト2の下田快走、450MX モト2でのトマック追い詰めるバーシア爆走劇。お見逃しなく!
・ハイライトビデオ
・450MX モト1
・450MX モト2
・250MX モト1
・250MX モト2
【450MX リザルト】
1. Eli Tomac (KAW), 2-1. ディフェンディングチャンピオンが今季初勝利!まだまだ本来のスピードではない印象も受けましたが、カリフォルニアでのサスペンションテストの成果に満足しているようで本領発揮はこれからでしょう。両レース共に上位陣のタイム差が少なかった本戦、3戦目にしての今季初総合勝利は自身にとってもチームにとっても非常に重要であるとコメント。
2. Marvin Musquin (KTM), 1-6. 今季AMAスーパークロス全欠場の原因となったアイアンマン昨年大会のヒザの負傷から一年後の同会場大会で今季初優勝。モト1での快走は全ラップでトマックの追撃を受けながらの厳しい展開も好調時のムスキャン復活を印象づけるリズム良く、キレ感あるライディング。ヒザの回復遅れで依然 100%の調子ではないもののコロナ禍でのAMAモトクロス開幕延期がムスキャンには追い風に。集団に埋もれたモト2は調子は悪くなかったもののバトル中の接触もありリズムを崩してペースが上がらなかったとのこと。
3. Adam Cianciarulo (KAW), 3-4. 450MXルーキーが連続表彰台登壇へ。タイムドプラクティス最速ラップ記録するスピードを武器にモト2ではレース中盤まで首位快走。その後は一気にポジションを下げてしまう点は残念でしたが、両レースでシアンサルーロの可能性を再確認。スピードには自信アリでレース勝利を目指していくとのコメント。
4. Justin Barcia (YAM), 6-2. 今大会を大いに盛り上げてくれたバーシア。マディコンディション以外でも本来の実力を久々に発揮。モト2でのトマック背後まで猛追する激走は今大会のハイライト。今季限りでヤマハを離れるモトゴシップが根強い中で評価高まる快走劇。モト2フィニッシュ後の因縁ライバル、トマックと健闘称え合う姿は素晴らしい!
5. Zachary Osborne (HUS), 7-3. 周遅れとの接触転倒もあり、リズムを崩したモト1。ホールショットから順位を落とすも3位のモト2でポイントリーダーの座はキープ。
6. Chase Sexton (HON), 4-5. 450MXルーキー奮闘中! ライディングパートナーのシアンサルーロとの追いかける形でのランデブーで快走。開幕前からの高評価を実戦でも証明。
7. Blake Baggett (KTM), 5-7.
8. Dean Wilson (HUS), 8-8.
9. Broc Tickle (YAM), 9-10.
10. Christian Craig (HON), 11-12.
11. Fredrik Noren (SUZ), 10-13.
12. Henry Miller (KTM), 12-14.
13. John Short (HON), 13-16.
14. Joseph Savatgy (SUZ), 40-9.
15. Benny Bloss (HUS), 37-11.
16. Jake Masterpool (HUS), 17-17.
17. Coty Schock (HON), 15-18.
18. Max Anstie (SUZ), 14-37.
19. Justin Bogle (KTM), 34-15.
20. Ben LaMay (KTM), 17-38.
【450MX ポイントランキング】
1. Zachary Osborne (HUS), 122 points 「13点差」リード
2. Marvin Musquin (KTM), 109
3. Justin Barcia (YAM), 96
4. Eli Tomac (KAW), 95 40点差から「27点差」へ!
5. Adam Cianciarulo (KAW), 89
6. Blake Baggett (KTM), 81
7. Chase Sexton (HON), 78
8. Broc Tickle (YAM), 71
9. Christian Craig (HON), 59
10. Jason Anderson (HUS), 58 腕の古傷を痛め今後のレース参戦に暗雲が…。
11. Dean Wilson (HUS), 58
12. Max Anstie (SUZ), 54
13. Joseph Savatgy (SUZ), 48
14. Fredrik Noren (SUZ), 37
15. Henry Miller (KTM), 37
16. Cooper Webb (KTM), 29
17. Jake Masterpool (HUS), 28
18. Coty Schock (HON), 23
19. Benny Bloss (HUS), 21
20. Justin Bogle (KTM), 21
【250MX リザルト】
1. Jeremy Martin (HON), 2-1. 前戦の2年ぶり復活優勝から総合2連勝達成! V2王者らしい安定感あるライディングは大きな武器に。両レースで揃えた好スタートが今後も続くとタイトル争いが面白くなってきます。
2. Dylan Ferrandis (YAM), 1-3. タイトル候補最右翼が圧巻のスピード!モト1はマーティンに26秒差の独走勝利。モト2ではスタート1コーナーでのマルチクラッシュで最後尾から追い上げレースに。勝利したマーティン以上のラップタイムで3位まで追い上げる鬼神のようなライディングは異次元レベル。会場のアイアンマンもお気に入りとのこと。次戦はピンピン完全優勝を目指していくとのこと。
3. Brandon Hartranft (KTM), 3-4. アウトドアでのキャリア初表彰台。TLD KTM加入初年度、群雄割拠の250MXクラスで両レース揃えてくる実力は本物。ファクトリーサポートチームに抜擢されたポテンシャルが開花。
4. Justin Cooper (YAM), 8-2. 総合でもレースでも今季ベスト。手のこぶしの怪我の影響でマシンセッティング模索中とのことですが、本来のスピードを取り戻しつつある様子。モト2では優勝のマーティンが視界に入る範囲でレースを続けており、早い段階でレース勝利が欲しいところ。
5. Jett Lawrence (HON), 4-5. 下田選手と同期&チームメイトのルーキー。今季ルーキー組では最も評価も人気も高いライダーで一発のスピードが魅力。安定感に難ありな印象でしたが、結果揃えてきました。スタートが決まればダークホース的に面白い存在となりそうです。
6. Alex Martin (SUZ), 7-6. スタートで遅れやミスもあり両レースで追い上げの展開に。しぶといレース展開はダメージコントロールとしては成功か。
7. Shane McElrath (YAM), 6-10. タイムドプラクティス最速ラップ記録もスタート直後の転倒や出遅れで両レースで苦戦。追い上げのレース展開でライン選択に苦戦し波に乗れず。
8. 下田丈 (HON), 12-7. タイムドプラクティス6番手からのアウトドアでキャリアベストリザルト更新! モト2序盤でローレンス、ドレイク、ブラウンのアマチュア時代からのライバル同士による5番手争いに胸アツ。ローレンス背後で更にポジションアップを狙いますがバトルの中で離されると後方から追い上げのフェランディスとマーティンにパスされるも7位をキープしてフィニッシュ。ここから更に上を狙うには、序盤のポジションアップとスピード&フィジカルを高める必要があるでしょうが、その可能性を存分に感じさせるレースは中継内でもしっかりとフォローされていました。ここからでしょう!!
9. Mitchell Harrison (KAW), 11-8.
10. Carson Mumford (HON), 13-9.
11. Derek Drake (KTM), 10-12.
12. RJ Hampshire (HUS), 5-17.
13. Cameron Mcadoo (KAW), 9-15.
14. Stilez Robertson (HUS), 16-13.
15. Mason Gonzales (YAM), 15-14.
16. Hunter Lawrence (HON), 19-11.
17. Hardy Munoz (HUS), 14-20.
18. Jerry Robin (HUS), 18-18.
19. Joseph Crown (YAM), 38-16.
20. Pierce Brown (KTM), 17-32.
【250MX ポイントランキング】
1. Dylan Ferrandis (YAM), 135 points
2. Jeremy Martin (HON), 131
3. Alex Martin (SUZ), 100
4. Shane McElrath (YAM), 95
5. RJ Hampshire (HUS), 90
6. Cameron Mcadoo (KAW), 79
7. Justin Cooper (YAM), 75
8. Jett Lawrence (HON), 63
9. Brandon Hartranft (KTM), 61
10. Mitchell Harrison (KAW), 61
11. Carson Mumford (HON), 52
12. Derek Drake (KTM), 50
13. Mason Gonzales (YAM), 45
14. Stilez Robertson (HUS), 40
15. 下田丈 (HON), 36 ランキング4順位アップ!
16. Pierce Brown (KTM), 31
17. Nick Gaines (YAM), 28
18. Hardy Munoz (HUS), 21
19. Hunter Lawrence (HON), 19
20. Lance Kobusch (KTM), 18
Simon Cudby