モトゴシップ|2020 MXGPシリーズ「3連戦&開催中止」新レースカレンダー発表

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世界的な感染拡大・第二波が危惧される新型コロナウイルスの影響により、2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGPは開催延期・中断期間を経て、8月9日からシリーズ再開されたばかり。

 

度重なるレースカレンダー変更を行ってきたMXGPシリーズオーガナイザーから、新たなレースカレンダー(8月18日付)が発表となりました。ここまで来ると何度目のレースカレンダー変更か分からなくなってきていますが、シリーズ再開後もレースカレンダー調整を行い続けるということ、コロナ禍でのGP開催の困難さがくっきりと浮かび上がってくる現状です。MXGPシリーズオーガナイザーの尽力には、レースファンとしてリスペクトしかありません!

 

今回の変更で注目点をまとめると…。

・トルコGP 中止
・ロシアGP 中止
・イタリアでの3開催地「1週間・3連戦」合計9戦決定

トルコGPは7月のレースカレンダー変更発表時から、モトゴシップ的に開催難しいのでは?との情報が多く、先日のラトビア3連戦でもトルコGPに関する発言はライダーや関係者から少なかったです。ロシアGPに関しては以前より調整中とされており、世界的なコロナ禍の現状でロシアへの移動・レース開催は現実的ではないというのは納得せざるを得ないでしょう。

 

春の新型コロナウィルス第一波蔓延の中心地でもあった、イタリア国内での3開催地「1週間・3連戦」に違和感おぼえる方も多いはずですが、単純にイタリアで合計9大会開催というのは異例中の異例でサプライズ感ある発表です。

 

先日のシリーズ再開の地、ラトビア3連戦「トリプルヘッダー」と呼ばれている大会は、コロナ禍でのレースフォーマット変更に賛否両論ありながらもシリーズ運営という観点からすると成功だったはず。イタリアでの9大会も成功が望めるはず。

 

 

依然、アルゼンチンGPは調整中の記載のまま。情勢的に開催は厳しい印象受けますが… 現状では「全18戦」が最新レースカレンダーとして開催決定。

 

コロナ禍でのレース開催、これまで通りのようにシリーズ運営できないのは、世界経済から個人の生活まで同様と考えるべきではないでしょうか。伝統や固定概念、コロナ禍以前の日常ばかりにとらわれている状況では何事もうまく進まないのは我々の日常生活でも多々感じるところではないでしょうか。国内外問わずに、新しいモータースポーツ、レースシーンの動向を見守っていきたいです。

 


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