AMAモトクロス事件簿|王者イーライ・トマック「ロールオフ破損」ゴーグル交換

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2019 AMAモトクロス 第3戦 サンダーバレー、450MXクラスのディフェンディングチャンピオンである、イーライ・トマック(カワサキ)が、モト1で不運なトラブル見舞われてしまいました。

 

 

サンダーバレーは、トマックの地元コロラド州での開催ということでホームレース。いつも以上に総合優勝への期待が高まった一戦でしたが、総合2位で大会を終えました。その不運な瞬間から、ピットイン時の模様までを収録したビデオをシェア。

 

 

これまでに幾度となく目にしてきた「ロールオフ」トラブル。ロールオフ本体の不具合なのか? フィルムが切れたのか? 等の原因は明らかになっていません。画像拡大して見ると、フィルムが切れてしまっているように見受けられます。この状態で数ラップ走行しますが、トマックのライディンや仕草から視界不良は明らかでピットインしてのゴーグル交換に。

 

モト1、トマックはまずまずのスタート切りますが2コーナーでマービン・ムスキャン(KTM)が転倒し、追突。オープニングラップ中盤以降からの追い上げとなりました。

 

250MXモト1赤旗レース終了の原因となった雷雨の影響で、450MXモト1は不安定な天候の下でスタート。トマックとしては、ティアオフではなくロールオフを選択。この選択そのものに間違いはありませんでしたが、後方から追い上げる状況下で、前走者からのルーストが原因でロールオフ破損に至った可能性も否定できません。ティアオフもロールオフも一長一短、不運なアクシデント…

 

 

ティアオフを選択していたならば? ロールオフ破損がなければ? ムスキャンの転倒に巻き込まれなければ? 突然の雷雨がなければ? 等の「タラレバ」は尽きませんが、結果的に総合2位(5 – 1)でホームレースを終えたトマック。

 

ロールオフ、ティアオフ不具合時、多くのライダーがすぐにゴーグルを取ってしまいがち…。視界不良やストレスからは一瞬開放されますが、むき出しとなった目には非常に危険な状態となります。ゴーグルを取らずに、ピットインしてまでゴーグル装着にこだわったトマックの判断をニューモト的には称賛したいです!

 

ハイライトビデオ|2019 AMAモトクロス 第3戦 サンダーバレー

Octopi Media


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