450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2022 AMAスーパークロス 第3戦 サンディエゴ

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【追加:リザルト雑感】

2022 AMAスーパークロス 第3戦 サンディエゴ。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

米海軍基地の街として知られるサンディエゴでのレースということで、今年もアメリカ軍への感謝と敬意を表すための迷彩柄やミリタリーモチーフのスペシャルウェアやマシングラフィックが我々レースファンの目を楽しませてくれる「ミリタリー・アプリシエーション大会」として開催。エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Chase Sexton (HON), 26 laps – 好調伝えられていたセクストンが、450SX参戦2年目(14戦目)にしてSX初優勝達成! 遂に優勝を嘱望されていた期待の若手ライダーが表彰台の頂点へ。レース序盤にムスキャンをパスして後は徐々にリードを拡大。ベテランのトマック相手に最大8秒以上のリードを築く快走劇。昨年の450SXルーキーイヤーにも優勝に手が届きそうな位置でのレースは何度かありましたが、遂に悲願の初勝利、前戦でのアンダーソンに続いて、セクストンも優勝ということで、これまでのAMAスーパークロス勢力図が変化していっている印象を強く印象づけることに。このレースのベストラップ記録。今大会を前にホンダテストコースを離れ、別コースでフープス対策等のマシンの剛性を高める仕様変更を行った成果が初戦にして出た結果。ライディングコーチを務めてきたジェームズ・スチュワートとの関係は解消されましたが、セクストンの才能は輝きを増すばかり。

2. Eli Tomac (YAM), +06.001 – 兄弟が空軍所属ということで特別な思いで挑んだレースでヤマハ移籍後初表彰台&新ポイントリーダー浮上。若手セクストンに序盤からジワジワと離されていく様子は絶好調時のトマックを知る者からすると少々寂しさを感じさせましたが、ヤマハ初表彰台で肩の荷も降りたはず。今後の活躍がますます期待できそう。開幕戦後もマシン改善を続けており、最速ではないが順調に進んでいると語りました。スターレーシングヤマハでの新環境は若手ライダーも多く、常に向上していける環境に満足しているそう。カワサキ時代は孤立していたそう…。開幕3戦目にしてのポイントリーダー浮上は、トマックの450SXキャリアで最短とのこと。

3. Dylan Ferrandis (YAM), +07.758 – 昨年のAMAモトクロス450MX王者が、450SX2度目の表彰台登壇。チームメイトのトマック同様に開幕からスタート出遅れが課題となっていましたが、オープニングラップ6番手からウェブをパスして3番手を死守。トマックと揃ってスターレーシングヤマハのマシンが2台表彰台登壇に成功。チームメイトのトマック同様に、スタートが課題と何度もコメント。課題を克服できれば優勝も狙えるスピードを披露しています。

4. Cooper Webb (KTM), +09.133 – 後方から追い上げてきたフェランディスとのバトルに破れたもののしぶとく4位でフィニッシュ。先週の体調不良から完全復帰ではないとの情報あり。トレーニングプログラム変更、ニューマシンでの参戦で課題は多いとのことですが本領発揮が待たれます。

5. Malcolm Stewart (HUS), +12.438 – スタートに苦労している一人。今大会も追い上げの展開。レース後半でも勝負できるようになってきているだけに、トップ5圏内でのスタートに期待!

6. Aaron Plessinger (KTM), +16.124 -前戦での表彰台登壇の勢いを維持できずに終始、混戦内でのバトルに。

7. Ken Roczen (HON), +16.775 – 序盤でスピード見せるも、2戦連続で転倒…。転倒時はフープスでバランスを崩したこともあり、アンダーソンの接近に気付いていなかったとコメント。映像観ても完全に油断でしょう。再スタート後はグリップ破損でペース上がらず。

8. Jason Anderson (KAW), +32.936 – 上位陣の混戦バトル、トマックを攻略するもマシントラブルで後退。一時は首位快走セクストンのリードを5秒台にまで削るも悔しすぎる結果に。タラレバですが、マシントラブルがなければ今大会でポイントリーダー浮上していました…。ラジエターのトラブルですが、キャップが緩んだ? との情報もあり。トラブルによる後退は残念としながらも好調なライディングを維持できている点については満足しているとのこと。アンダーソンの存在がシリーズを面白くしそうな予感…。

9. Justin Barcia (GAS), +18.089 – ボーグルとの接触で、1順位降格処分。

10. Marvin Musquin (KTM), +35.727 – 序盤の首位快走時はキレあるライディングもその後はズルズル後退。後続集団とのバトルで、気持ちを前に向けられなかったことが敗因とコメント。今季AMAスーパークロス終了後の引退も囁かれるだけに活躍にしたいしたところ。

11. Justin Brayton (HON), +37.895 – 新型コロナウイルス感染からの復帰戦。今季AMAスーパークロスではライダーやメカニックの参戦側に陽性反応者が複数確認されています。

12. Max Anstie (KTM), +41.623
13. Shane McElrath (KTM), +1 lap
14. Dean Wilson (HUS), +1 lap
15. Brandon Hartranft (SUZ), +1 lap
16. Mitchell Oldenburg (HON), +1 lap
17. Kyle Chisholm (YAM), +1 lap
18. Josh Hill (KTM), +1 lap
19. Ryan Breece (YAM), +2 laps
20. Alex Martin (YAM), +2 laps
21. Fredrik Noren (KTM), +16 laps

22. Justin Bogle (SUZ), DSQ – バーシアへの接触により失格処分。

 

 

【450SX ポイントランキング 3 of 17】
1. Eli Tomac (YAM), 59 points – 僅か1点差ながらも新ポイントリーダー浮上!
2. Chase Sexton (HON), 58(1勝)– 1点差
3. Cooper Webb (KTM), 58 – 1点差
4. Justin Barcia (GAS), 56 – 3点差。4名が3点差という超僅差のTOP4。
5. Jason Anderson (KAW), 54(1勝) – 5点差
6. Aaron Plessinger (KTM), 54 – 5点差
7. Ken Roczen (HON), 52(1勝) – 7点差
8. Malcolm Stewart (HUS), 52 – 7点差
9. Marvin Musquin (KTM), 47 – 12点差
10. Dylan Ferrandis (YAM), 45 – 14点差。トップ10が、14点差というのは第3戦終了後のSX史上最小ポイント差とのこと。
11. Dean Wilson (HUS), 33
12. Max Anstie (KTM), 28
13. Joey Savatgy (KTM), 27
14. Shane McElrath (KTM), 24
15. Adam Cianciarulo (KAW), 23
16. Justin Brayton (HON), 22
17. Brandon Hartranft (SUZ), 21
18. Mitchell Oldenburg (HON), 15
19. Kyle Chisholm (YAM), 11
20. Alex Martin (YAM), 9

 

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