モトゴシップ|MXGP 10冠 ステファン・エバーツ「長男」リアム・エバーツ ヨーロッパ選手権デビュー

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FIMモトクロス世界選手権 MXGP シリーズ最多「10冠」を誇るレジェンド、ステファン・エバーツの息子、リアム・エバーツがヨーロッパ選手権 EMX125(2ストローク125cc)クラスにデビュー!

 

ステファン・エバーツの父、つまりリアムの祖父は、GP4冠のハリー・エバーツ。1980年前後の125ccクラスでのスズキ全盛期を支えた偉大な王者。GPレースシーンでのエバーツ家の活躍は多くのレースファンが知るところですが「三代目エバーツ」もマシンをフルサイズへと乗り換え、確実にステップアップしてきているのです。

 

 

リアム・エバーツ、14歳。シーズン開幕前にKTMと複数年契約を果たしたことが大きなニュースとなりました。

 

気になるヨーロッパ選手権 EMX125 デビュー戦のリザルトは、総合14位(17-12)。どうしても「エバーツ家のDNA」… と見られてしまう宿命を背負ったライダーだけに結果だけ見ると、EMX125デビュー戦としてはまずまずといった結果でしょうか。

 

 

合計「GP14冠」という父親ステファン&祖父ハリーからの勝利の方程式と豊富すぎる経験をアドバイスとして直に受けることが出来る最も成功が約束された(はず?)血統を受け継ぐリアム・エバーツ。

 

一時は、父親ステファン・エバーツとMXGP王者ジェフリー・ハーリングスとの確執も影響し、ステファンがスズキ監督を務めた時期はスズキでのレース活動を送りましたが、正式にKTMと契約。ユース世代からの育成に秀でたKTMの環境とエバーツ家のマッチングという最高のレース環境でリアム・エバーツがどのようなライダーへと育った行くのか非常に楽しみです。

 

 

個人的にはハリー・エバーツ全盛期をビデオや雑誌でリアルタイムで知り、ステファン・エバーツとは同じレース参戦経験あり、全GPレースキャリアを見届けました。そして、その息子リアム・エバーツのキャリアをこれから見続けられることはレースファン冥利に尽きます。

 

因みに父親ステファン・エバーツは昨年後半マラリア感染し、一時は危険な状態に陥っていました。現在では回復し、リアムのレースにも駆けつけていますが、後遺症等の健康問題は未だ抱えているとのこと。14歳のリアムにとっても厳しい時期を過ごしていたことでしょう。

 

 

リアム・エバーツが将来的に… サンドコースを父親譲りのスタンディング多用するライディングで、ハーリングスやプラド相手にMXGP優勝する姿を想像すると今から胸アツなのです!

 

Ray Archer


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