AMAスーパークロス事件簿|不運な接触「ロクスン&ウィルソン」一部始終@ 2019 デトロイトSX
決勝3レース制「トリプルクラウン」大会として争われた、2019 AMAスーパークロス 第8戦 デトロイト。1レース単位では「12分プラス1周」と通常より短いレース時間となり、いつにも増して激しいパッシングシーンが見られました。
そのひとつとして、ライブ中継時にも話題となった、ケン・ロクスン(ホンダ)とディーン・ウィルソン(ハスクバーナ)の接触転倒シーンをシェア。
アナタはこれをどう見るか? エンジョイ!
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状況的には、マービン・ムスキャン(KTM)にコーナーでパスされたウィルソンが、クロスラインで切り返そうとした瞬間に直後のロクスンと接触というもの。
ウィルソンのみの転倒で負傷はなかったものの、その映像から受けるインパクトは大きいものでした。
個人的には、ウィルソンの判断ミスが招いたレース中のアクシデントという印象です。
ムスキャンにパスされた直後のウィルソンのライン取りを見ると通常ラインよりも早めにイン側に「クロスライン」の形で旋回しようとしており、直後のロクスンとトマックによるバトルの位置関係は把握していなかったように受け取れます。逆にロクスンからすると、空いているイン側スペースにマシンを進めるしか選択肢はない状況でウィルソンから接触されてきたように見受けられます。見た目とは派手さとは異なり、極端な言い方をすれば、逆にロクスンが被害者的なことになっているというのが実情でしょう。
超接近戦バトルが常套なAMAスーパークロスでは、目先のバトルだけでなく、混戦時には背後のライダー位置関係まで把握しきれていないとバトルを戦い抜くことが厳しいのは歴史が証明済み。
ウィルソン自身もレース中のアクシデントという見解を述べています。
450SXハイライトビデオ|2019 AMAスーパークロス 第8戦 デトロイト
250SXイーストハイライトビデオ|2019 AMAスーパークロス 第8戦 デトロイト