たまモト|2018 全日本モトクロス選手権 最終戦 MFJ-GP スポーツランドSUGO

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最終戦 MFJ-GP編!「えかきやたま」さんによる、全日本モトクロス選手権 土曜予選日の注目・活躍したライダー達のレース会場からのコメントをお届けする「たまモト」。たまさんだからこそ引き出せる予選レース直後のIAトップライダー達のリアルなコメント&情報満載です。エンジョイ!

 

  • 内田篤基 IA2予選A組 4位

内田:ついにきましたね(たまモト)いつくるかなーって待ってました(笑)

たま:待ってて下さってありがとうございます(笑)今日の予選は?

内田:4番です。

たま:予選の感想は?

内田:コンディションが… だいぶ乾いては来たんですけどコンディションが1本ラインで。スタート大事というのはわかってたんでスタートに集中して3番でスタートを切れて。早めに前のライダーをパスしようと思ったんですけど上手く行かずに途中でぽて転けもして一時は5番まで落ちちゃって、また追い上げて4番まで行ったんですけど前のライダーがかなり離れてたんですよね。そこが明日の課題ですね。

たま:では明日に期待ですね。内田君は予選より決勝の方が成績が良い昨今(笑)なので。

内田:そうですね(笑)

たま:今シーズン一番いい成績は?

内田:2番ですね、名阪のヒート2。

たま:そうでしたね、だんだん成績があがってこられてて…あとは(両ヒート)揃えるだけですね?

内田:そうです!

たま:今シーズン調子が良かったのはなんでだと思われますか?

内田:練習の内容ですね。ただ練習に行ったっていう練習じゃなくて。中部地方はライダーがいっぱいいるんで池谷君とか… あの辺と一緒にいつも走って追いかけて自分のペースを上げる様な練習をしていました。自分より上の人を追いかけるっていうのを意識してました。

たま:去年の後半位から徐々に前を走るようになられてましたよね。自分でもステップアップしてる感じはある?

内田:はい、あります! やっぱり結果が出て来ると楽しいし、またがんばろうって思えるんでまた来年は…

たま:では、来年はたまモトの常連になるくらい…

内田:はい!!でもまずは明日ですね!

たま:そうでした! では明日うまく両ヒート揃えられるよう…

内田:はい!がんばります!!!

 

  • 古賀太基 IA2予選B組 1位

たま:ぶっちぎりでしたね?

古賀:はい

たま:けっこうマディでしたけど

古賀:そんなでもなかったですよ。轍はいくつあってレールが少し難しいくらいでギャップはそんなになかったです。

たま:バイクも綺麗な状態で走ってましたもんね。

古賀:はい!

たま:気持ちよく走れて明日に繋がった感じですね。

古賀:そうですね。前回の名阪では予選が良くなくて引きずっちゃった感じだったんで、今回は予選で失敗しないようにと思って… 予選なのに緊張しました(笑)

たま:じゃあ、明日は逆にリラックスして走れるかな?

古賀:そうですね、去年よりも気持ちが楽というか。のびのびとした気持ちで最終戦を迎えられてます。

たま:ネイションズも速かったですもんね

古賀:そうですね。ネイションズがすごく自信に繋がって。いい経験になったんじゃないかなと思っています。ネイションズは僕が一番最初で結構いい順位を走ってたので「落とせない」っていう気持ちもありつつ「攻めたい」っていう気持ちもありつつ、そうやって走りがセーブできるようになったので、ひとつまた進化できたなと思います。

たま:しっかり経験値を積んでこられたんですね?

古賀:はい!

たま:ではその勢いで明日も!

古賀:はい!!

たま:ところでそのヘアスタイルは?(笑)

古賀:ヘアスタイルはちょっと…(笑)

たま:チャンピオン獲ったら注目されるからっていうことで?

古賀:そうですね!備えてます(笑)

たま:でも、ちーくん(能塚選手)もくりんくりんのパーマかけてきたんですよね(笑)

古賀:彼もたぶん同じ事を思って…だと思いますよ、あはは…(笑)

 

  • 渡辺涼太 IA2予選B組 4位

たま:予選4位で通りました。一時期は2番を走ってました。

渡辺:そうですね(笑)人生で一番出たんじゃないかなっていうくらいスタート出ましたからね。普段スタートすごく苦手でまったく出れずに、予選も12〜3番とかっていうのが多くて、正直ヒヤヒヤしながら走ってたんです。でも、今日は珍しくスタート出て、前を走ってた手操くんが転んだっていうのもあるんですけど、結果的に古賀君とツートップで走れたんですよね。最初は太基の通っているラインを見て真似しながら走ってたんですけど、ちょっとミスして転倒して4位まで落ちちゃったんですけど、明日に向けていいイメージが沸いたかなと思います。

たま:今シーズンでレース活動を終わりにされると聞いたんですが…

渡辺:はい、そうですね。自分のSNSでも… 応援してくれる方がいるので… 発表させてもらったんですけど、今シーズン限りでモトクロスに区切りをつけて、別の新たな道にね… チャレンジしていこうかなと。

たま:そのタイミングで前に出ちゃったと…

渡辺:そうです(笑)でもまあ、今更ね、もっとやりたいとかはないんですけど… 自分的には予選でいいスタートも切れたし明日最高の終わり方、自分らしい楽しいモトクロスが出来て終われたらいいかなと思います。

たま:そういう意味では楽しい明日の為の下地作りが今日出来たと…

渡辺:そうですね。いつもは予選をぎりぎりで通っていっぱいいっぱいなんですけど今日は気持ちに余裕ができたんで。

 

IA2予選B組4位渡辺涼太&同期のチームメイト北原岳哲

たま:A級何年目でしたっけ?

渡辺:僕、2013年がルーキーイヤーなんで6年めですね。チーム名との北原とは同期なんですけど、タケ(北原)がどんどん調子あげてって僕はどんどん下がってってるなあって正直自分でも気づいてるんですけど… まあ、明日は笑って終われるように。楽しく気持ち良く走れるようにがんばります。

 

  • 田中雅己 IA1

たま:IA1は予選がなかったので、代表して雅己君に(笑)

田中:たまモトやっとですね。

たま:やっとですか? 前はけっこう出てませんでしたか?

田中:たぶん2年ぶりくらいですよ。

たま:そうですか…「スタート出た人特集」とかだったらね、必ず入るのにね。

田中:そうなんですよね。スタート全日本選手権だったら間違いなくチャンピオンなんですけどね。レースは30分ありますからね(笑)

たま:今回のSUGOは外から見ててどうでしたか?

田中:IA2は普通に走ってたんで… コンディションは悪いですけど後半は、まあちょっと荒れてるくらいになるかなって感じですね。

たま:じゃあ明日は大丈夫そうですか?

田中:コースについては、朝のミーティングで… 明日に向けて補修はするという話だったんで、明日はいいコンディションになるんじゃないですかね?

たま:IA1ライダーは明日の朝が勝負な感じですか?

田中:そうですね、まあ決勝にむけてしっかり調整していくだけです。

 

たま:明日おいでになるお客さんにむけて何か…

田中:この大会は海外からの選手も来るんで…ヨーロッパから2名… アメリカからトシキトミタが1名(笑)僕は今年の開幕からトッチと走るためにがんばってきたんで、スタートから出て、僕は「世界一のスタート」ってのを証明したいんで。その後は皆さんの応援の力で頑張れると思うんでぜひ!応援しに来てください。もう、田中雅己観れないかもしれないですよ… って言っておきます。ははは!!(笑)

たま:そういう言い方するから誰も信じてくれないんですよ?!!

田中:(笑)

たま:では113番のスタートを観てくださいということで。

田中:はい、がんばります!ありがとうございます!

 

  • 安原志 IA2 予選B組 2位

たま:予選の感想を。

安原:スタートがけっこう上手いこと切れたんで3番手くらいを走れて、その後ボチボチ上がっていこうかなと思っていたら前が転倒したりとか、いろいろあって結局単独走行になったのであまりペースを上げられなかったんです。スタートをかなり充実して練習を重ねてきてたのでスタート出られました。それで出られたなら明日に繋げようと思って無難に走りました。個人的なことになるんですけど、昨日誕生日だったんです。でね、後厄だったんですけど、昨日でそこから抜けて。厄開けのレースにしてはまあ上出来やったんじゃないかなと。だから、明日はもっと暴れられるようにがんがん攻めて行きたいと思います。

たま:今日は抑えめだった分、明日は…

安原:そうですね。コンディションも変わると思うんで。僕も晴れのコンディションで走りたいなと思ってるんで。マディはもういいです(笑)今年さんざんやったんですけど明日のレースで綺麗に納めたいと思います。

 

たま:話は変わりますが、このあいだSNSにお姉さん(レディスの安原さや選手)とラムソンジャンプをトレインしている動画が上がってて…

安原:アレ怖かったですよね(笑)なんか姉が「トレインしたい!」って言い出したんで「ええよ」って言って飛んだんですけど。普通やったら姉のバイクは85やから全開で行くやないですか?で、僕250やからなんぼでも併せられるやないですか? やのに、なんかしらん飛ぶ寸前に姉がこっちに合わせだして、スピード遅いんですよ、でもトレインやからちょっと近づけんとあかんかなーと思うから近づいて飛んだら着地する時にほぼ同時で「えぇぇぇ?!!」て(笑)一瞬「このまま最終戦を迎えずにシーズン終わるんか?」「それも姉弟2人で?!」って思いましたもん(笑)冷や汗だらだらでしたよ。僕もなんやかんや言うてもあっちは姉なんで、言われたら言う事たまには聞くんですけど、聞いたらこういう事が起こるんで油断できないですよ(笑)気をつけてたはずなのにそれを上回ってきたという(笑)

たま:身体を張って惚けて来られるという(笑)

安原:ほんとですよ、もう、生か死かっていう…ね(笑)

たま:(笑)面白い話をありがとうございました。

 

[というわけでせっかくなので姉のさや選手にもお話を聞いてみました]

 

  • 安原さや LMX予選A組 2位

たま:今日の予選はどうでした?なんか後ろの方を走ってらしたような…

安原:観ましたー? スタート出たのにエンスト! その後11番ポストに落ちて行ってそのまま2回くらいコケて「あれ?ワタシなにやってんねやろう?!」って、思わず自分のほっぺた叩いちゃいました。でも、なぜか気づいたら2番だったんで「ん?どういう展開?!」みたいな。

たま:マディ強いですよねえ。淡々と走るからかなあ?

安原:淡々と走りすぎですかね(笑)もうちょっと周り観ろよですよね(笑)

たま:おもしろいなあ… で、さきほど弟ののぞさんに伺った広島でトレインの話ですが… ぶつかりそうになったんですって?

安原:そう!後ろとのペースを考えないとトレインにならないかと思って続けたいなと思って後ろを見ながら行ってたらどうも遅すぎたみたいで、着地のときに志が真横にボーンと落ちてきたから「えぇぇ!」ってなって(笑)「これ、もしかして踏まれてたやつちゃう?」って。そしたら志が「ちょーっといいかげんにしてよ!!俺がヤバいから!」って言われて「間違えた、ごめんごめん!ちょっとスピード落とし過ぎたわ」って(笑)おまけに私ショートしてるし、危険でしかないっていう。

たま:なんでそこでトレインをしたいって思ったんですか?

安原:広島に行く前にFMXのムービーを見たんですよ。で「トレインめっちゃかっこいいな」と思って「私も一回経験してみたいな」と。それで「ちょうど志もいるし…」「ちょっと志!トレインしたいねんけど」って。

たま:身体を張ってますねえ(笑)インターバルの間もちゃんとネタを提供してくれるのはさすがです。

安原:そんなことしてないで練習しろよって話ですよね(笑)

 

  • 山本鯨 IA1

たま:今日は予選がなかったので、IA1を代表して山本選手にお話を伺おうかなと。結局、予選は明日…

山本:練習走行の時間にタイムアタック。

たま:今日のコースを見ててどうでした?

山本:ちょっと雨降っちゃったからあいにくの… あいにくのっていうか、マディコンディションになったけどそれはそれでモトクロスらしいとも言えるし、明日はコンディションも回復すると思うので今日観に来てる人はマディと両方楽しめるとも言えるし、一石二鳥だとプラス思考に捉えてもらったらいいかなと。

たま:鯨くん的に明日の意気込みは?

山本:明日は2回目のタイトルという大きな事に挑むんですけど、自分の人生の中のひとつのチャプターだと思って、いつも通り精一杯全力で走ります。

たま:外国人選手がおいでになっていますがそのへんは意識して?

山本:もちろん(世界GPで)一緒に走って来たライダー達なので、相手の実力もどれ位すごい奴らなのかってのは理解した上で、でも自分の地元だし勝つ為に全力を尽くしてきたし、その為にチームも一生懸命動いてくれてたし、チャンピオン争いというのがある話の中でのことなんですけど、あんまりタイトルタイトルってなりすぎず、かといってあんまり海外選手に目を向けすぎず、いつも通り行けるようにしたいですね。その中で彼らと自分のポジショニングは、はっきり見たいなというのはあります。それは楽しみですね。

たま:海外選手をよく知らないお客さんが多いと思うので、共に戦ったことのある鯨くんからお二人を紹介してください。

山本:はい。まずは元チームメイトのティム・ガイザー。僕が初めて会ったときは弱冠17歳。でも既に僕は彼より遅かったです。正直ショックでしたけど、彼は人間的にも… 世界チャンピオンらしく、トップライダーらしく、若いということを感じさせないくらい、高みを目指してる者の人間性と言うか。一緒にいて勉強することができたし、そういう速いだけじゃないところを持ったライダーってのは魅力的だと思うんですよね。日本のファンの人から見ても一目置くべき所かなと思います。もちろん走ったら、世界チャンピオン2回も取ってるライダーですからもちろん速いんで。そこはもう注目してもらいたいなと思います。

で、ジェレミー・シーワー選手。僕が(GPに)いた時はスズキで、MX2で一緒に走ってたんですけど、ずっとスズキのワークスにいて、スズキの大切なライダーとして育てられた人なんですけど… んまーーーー、速いですね。MX2で何回も表彰台に登ってるしランキング2位でしたからね。チャンピオン獲ってるか獲ってないかは大きな差かもしれないですけど、世界2位ってのはハンパじゃないです。

たま:それをいっぺんにここで観れるというのは贅沢な話ですよね。

山本:それはホントに。日本にメーカーがあって、そういう場を設けてくれる企業があるっていうのは、日本人だからこそ味わえるものですよね。そういうのはぜひ楽しみにしてもらいたいなと思いますね。でも、やはり日本人が負けるのを観るのは楽しくないと思うんで、そこはなんとか…

たま:そこは僕が?

山本:はい、そこはなんとか… 行ったります!!

 

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