モトゴシップ|2018 FIMモトクロス世界選手権「MX2チャンピオン決定」ホルヘ・プラド

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2018 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 最終戦 イタリアGP開催直前、MX2クラスのディフェンディングチャンピオンでタイトル争うポール・ジョナス(KTM)が最終戦欠場を発表。ポイントリーダーのホルヘ・プラド(KTM)が最終戦を前に事実上、チャンピオンを確定!

 

プロデビュー後、フル参戦2年目の17歳で初タイトル獲得の快挙。スペイン人として初のモトクロス世界王者誕生となりました。

 

 

【MX2 ポイントランキング 19 of 20】
1.  Jorge Prado 823
2.  Pauls Jonass 777
3.  Thomas Kjer Olsen 633
4.  Ben Watson 585
5.  Thomas Covington 565
6.  Calvin Vlaanderen 521

 

最終戦直前のランキングは上記の通り。最終戦イタリアGPレース1でプラドのタイトル決定は濃厚でしたが、ジョナス欠場でレッドブルKTM勢同士のタイトル争いは一足早く幕を閉じることに。ジョナスは欠場もランキング2位を確定済みです。

 

 

一方、ジョナスの負傷も心配されます。KTMからのリリースによると欠場の理由は、第18戦トルコGPで負った右ヒザの靭帯へのダメージによるもので既に手術が行われているためとありました。

 

トルコGPを終えた時点でヒザの負傷が深刻であるという診断は下されていたいましたが、タイトル争いをあきらめたくない理由から痛み止めを飲みオランダGP強行出場。しかし、思うようなライディング出来ず改めてレース後に診断を受けると手術を要するヒザの状態であるとが担当医から告げられ、手術。来季に備えるために最終戦出場を見送ったとのジョナスのコメントもリリースにありました。

 

MXGP事件簿|レッドブルKTMチームメイト「ジョナス VS. プラド」空中接触大転倒
最終戦欠場となった理由が、チームメイトでタイトルを争うプラドとの危険な接触転倒が原因だったことは、少々後味悪いタイトル争いの幕切れという印象も…

 

ジョナスは来シーズンのMXGPクラスへのステップアップを公言済み。レッドブルKTMからの参戦が有力視されていましたが、モトゴシップとしてはハスクバーナファクトリー入りの可能性も浮上してきている模様。

 

 

スペイン人初、若干17歳での世界王者誕生。プロデビュー前のヨーロッパ選手権参戦時からその活躍をフォローしてきた中で、タイトル獲得は間違いない逸材であることは確信していましたが、今季中盤以降の持ち前の好スタートを武器に勝利を重ねていくスピードに加えて、勝負強さまでを備えた快進撃は圧巻でした。

 

かつて公言してきた、AMAチャレンジ志向はトーンダウンしている模様… 来季以降のMX2クラスは本格的に「プラド時代」突入となる可能性大。将来的にMXGPクラス新王者ハーリングスを倒すことになるのはプラドかもしれません。若き新王者の今後の活躍、しっかりフォローしていきましょう!

 

KTM, Ray Archer


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