2018 AMAスーパークロス 450SX王者|ジェイソン・アンダーソン
2018 AMAスーパークロス 450SXクラス 新チャンピオン、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)。新王者誕生を祝してリリースされたビデオと今季アンダーソンの活躍にまつわる「数字」を併せてシェア。
- AMAスーパークロス最高峰クラス、21人目の王者
- AMAスーパークロス・モトクロス最高峰クラス、ハスクバーナ初タイトル
- 450SX、250SX両クラスタイトル獲得は7人目
- AMAスーパークロス最高峰クラス参戦4年目でのタイトル獲得
- 250SX王者の450SX王者獲得までの期間4年はビロポートに並ぶ最遅記録タイ
- 25歳での初タイトルはAMAスーパークロス史上3番目の年長ライダー
- シリーズ後半戦8レース未勝利で初めてタイトル獲得したライダー
- 今季4勝
- 表彰台登壇11度
- 平均順位、3.6位
- メインレースでのホールショットなし
- 平均スタート順位、6.9位
- シリーズ全戦トップ周回数、27周
ハスクバーナ公式
AMAスーパークロス公式
今季開幕戦からタイトル最右翼とされていたトマックの負傷に続き、ムスキャン、ロクスン等のタイトル候補有力視されていたライダーたちの負傷欠場が大きな話題となった2018シリーズ。
6メーカーのファクトリーライダーで全戦出場ポイント獲得は、アンダーソン以外にJGRスズキのパイクのみ。マシン破損で大きく順位を落としたソルトレイクシティSXでの17位を記録しながらも、シリーズ平均順位「3.6位」は評価すべき安定度。
2001年のリッキー・カーマイケル以降のAMAスーパークロス王者は、超ストイックなトレーニングと生活を厳しく管理されてきたライダーばかりですが、アンダーソンは名トレーナーのアルドン・ベイカーの指導を受けながらもトレーニング拠点をカリフォルニアに一人移して独自プログラムでタイトル獲得。
昨今のAMA王者達とは異なり「フロリダは嫌い」、「楽しむことが大事」とイージーゴーイングを地で行くスタイル。コース外でのリラックスした表情や発言は、どこか90年代までのAMAトップライダーの雰囲気を思い起こさせつつも、新しいチャンピオンの姿を示してくれました。
時にはアグレッシブすぎるライディングが議論の的になることもありましたが、常に何かを期待させてくれるワクワク感を与えてくれるアンダーソン。世界で最も関心度高く、権威あるAMAスーパークロスタイトル獲得は今後のモトクロスシーンに新たな風を巻き起こすきっかけになるのかもしれません。
変化、改革が起こるときはいつも突然に訪れるものなのです。ジェレミー・マクグラス、リッキー・カーマイケル等がそうだったように、SX史が証明してい〼
Simon Cudby