たまモト|2018 全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会 オフロードヴィレッジ
「えかきやたま」さんによる、全日本モトクロス選手権 土曜予選日の注目・活躍したライダー達のレース会場からのコメントをお届けする「たまモト」。たまさんだからこそ引き出せる予選レース直後のIAトップライダー達のリアルなコメント&情報満載です。エンジョイ!
快晴の埼玉オフロードビレッジ。夏を思わせる気温の中で予選が行われました。やや土埃が舞うものの、コースコンディションは良好。IA2の予選は両組ともトップ(A組古賀選手、B組小川選手)の独走状態でしたが2位以下の抜きつ抜かれつの攻防が見応えあるレースでした。IA1の予選タイムアタックについては、朝のブリーフィングでもいろいろな改善案が選手から提案されるなどまだ手探り状態という印象。そんな中、HRCの山本鯨選手、Kawasakiの新井宏彰選手、小方誠選手のトップタイム叩き出し合戦は見所のひとつだったといえそう。ただ、会場の観客全員にその面白さが伝わったかは疑問で、場内実況以外にもリアルタイムでもこういったタイムアタックの駆け引きが見えるようになるともっと楽しんでもらえるのでは?と感じました。
今回のたまモトからは、予選の順位が良かった選手だけでなく、えかきや的に注目したい選手や面白いお話が聞けた選手を紹介します。明日の観戦の参考になれば幸いです。
- 大木汰一 IA2 予選B組 2位
たま:予選2位!!
大木:わ、これ(たまモト)初めてですね。嬉しいです(笑)予選はトップの小川君に最後にめっちゃ離されちゃったんであまり2位の実感がわかなかったんですけど。
たま:見てて「わー!大木くん2番だ!!」って力はいっちゃいましたよ
大木:ありがとうございます。2番、嬉しかったです。
たま:序盤、トップからKawasakiが4台続いてて…。小川君,北原君,大木君,小林君…と
大木:そうですね。北原さん速かったんで抜くのに手間取ってたら、トップにめっちゃ離されちゃって…
たま:後ろにちーくん(能塚智寛選手)来てたもんね
大木:そうなんです!最後はめちゃくちゃ焦りましたね。ラストラップでは頭が見えてきて…「うわ!やばい!!抜かれる!!」って思ったんですけど。なんとか耐えて。よかったなってほっとしてます。
たま:明日に向けての抱負を。
大木:明日にむけて…ですか
【ここで江原兄弟が乱入】
江原大空:優勝!!
大木:いやそれは(笑)もちろんレースやってるからには優勝が目標ですけど!(笑)怪我なく全力で1ヒート1ヒートがんばります!
たま:はいありがとうございました。江原兄弟とはお友達なんですか?
江原大地:大空と汰一が同期で僕と汰一の兄貴(大木新太)が同期で。兄弟で小さい頃からずっと一緒に走っててライバルだったんですよ。
汰一:やーでも、僕は大空に勝てなかったですけどねー(笑)
たま:江原兄弟は今回は土日応援ですか?
江原大地:いや、来れるのは今日だけなんで。明日はライブタイミングで汰一の走りをチェックします(笑)
汰一:うわー(笑)
- 横山遙希 IA2 予選A組 5位
たま:江原大空くんと大木汰一くんと横山遥希くんは同期なんですか?
横山:はい
たま:いくつぐらいの時から?
横山:50で走ってた時だから…
江原大地:表彰台はいつもこの3人でしたよ。85とかも絶対この3人! 65もだな。
横山:ああ、65。
たま:そうなんだ!!じゃあ何年ぶりに3人逢ったんですか?
横山:え?!何年ぶりだろう…
大木:僕と遥希はもう…6年とか。アメリカ行ってるあいだずっと逢ってなかったから。
横山:3人揃ったのは6年ぶりだね。
たま:では、明日は懐かしいライバル同士でしのぎを削っていただいて…そういえば横山選手は予選で後半追い上げてましたよね。
横山:やー、そうなんですけど…スタートをミスって…実はスタートで足台が倒れちゃって…5秒前で足台がころんころんって…
大木:それ、隣のグリッドまで転がらなくてよかったね
横山:まあそれでスタートはビリだったんですけど。
たま:なんとか追い上げて…
横山:はい最終的に5番手でした。やらかしちゃいました(笑)
たま:予選にやらかしとけば本番はきっと大丈夫ですよ(笑)では明日はがんばってください。
横山:はい!
- 小川孝平 IA2 予選B組 1位
たま:予選ぶっちぎりでしたが…どうでした?
小川:ぶっちぎりでした。
たま:(笑)調子はいい?
小川:調子はいいですね。練習走行はあんまりよくなかったんですけど、予選前にいろいろできることをしてもらったんでバイクも良くなってきてて、自分もそれにあわせられてきてるんで調子良くなってきてます。開幕の時よりぜんぜん良くなってると思います。
たま:では明日は?
小川:明日は…がんばります。
*ここで一旦レコーダーをオフにした後に小川選手が「さっきのやりとりなんですけど…」と冒頭の返事について解説をしてくれました
小川:僕、F1のライコネンが好きなんですよ。以前ライコネンが「4位の気持ちはどうですか?」って質問に「4位になった気分だ」って応えてて、それをやってみたかったんです。だから「トップになった気分は?」「トップになった気分です」ってそういうのをやってみたかったんです(笑)
*うん、なんとなく言いたいことはわかりました。ていうか小川選手がF1好きライコネン好きという新しい情報がゲットできて嬉しかったえかきやです。
- 星野優位 IA1 予選タイムアタック 4位
たま:星野選手、今日の予選の感想を。
優位:わ、俺これ(たまモト)初めてだ!(笑)
たま:どうでした?予選。
優位:そうですね。調子は悪くないんでまあまあこんなもんかなってカンジです。
たま:タイムアタックの感触はなんとなく掴めましたか?
優位:基本的にはまだ慣れてないんですけど、特に何も考えず普通に自分のペースで走ってました。後半のほうがたぶんラインとか出来るから後半の方がいいかなと思って走りながらアタックしてました。ここでって決めないで、走りながらクリア(ラップ)が取れたらなんとなくちょっと攻めて…みたいに、流れでやってました。
たま:では明日の抱負を
優位:目標はピンピンですけど、でも気負うといいことないんでベストを尽くすことを目標に。ベストを尽くせれば結果はついてくると思うので。
たま:地元ですからたくさん応援の方もおいでになると思いますが。
優位:そうですね、応援はすごく沢山来てくれるんで皆の力を借りていい走りができればなと思います。
- 星野裕 IA1 予選タイムアタック 12位
たま:予選は12位
裕:はい。タイムは僅差なんですけどね…僅差でも12位は12位なんでなんとも言えないですけど。走りもそんなには悪くないし調子もいいんで。何年も前から上がる上がるって言って一回も上がってない表彰台に上がれるように頑張りたいと思います。
たま:今年から宮内さんがついてくださるということで…
裕:はい、今日も来てますね。この後もコースを一緒に歩いたりして…今日は怒られるかもしれないですね(苦笑)
たま:それは明日の成績で返しましょう(笑)
裕:そうですね!
- 小島庸平 IA1 予選タイムアタック 9位
たま:予選はどうでしたか?
小島:ぜんぜんだめです!
たま:(苦笑)
小島:まだまだもっと…身体も前回痛めたっていうのもあるし、まだまだ自分の走りが出来る状態には、いろんな意味で足りてないんで。今はそれ(自分の走りが出来る状態にすること)を目指してやっていく。それを考えつつもレースが始まったらそんなことも言ってられないので今のベストをつくして現状を乗り切る、それだけですね。
たま:そうですか。新しいチームでいろいろたいへんだとは思いますが…
小島:はい!タイヘンです(きっぱり)
たま:(笑)タイヘンを実感中?
小島:タイヘンですよ!タイヘンのレベルがもう…想像してたのの50倍くらい!
たま:うわあ!!!
小島:まあでも、それも楽しんでやってくしかないから。
たま:最初の4戦の間が詰まってるのはきついですね。
小島:キツイっすね。でもなんとか乗り切ります!!
*写真撮影の時「あ!ちょっと待って!」とわざわざ持ち出してきたのは故・戸田蔵人選手のステッカー。「ここは戸田君のコースだからね。戸田君の分もがんばらないと」と自分に言い聞かせるように呟く真面目な表情が印象に残りました。
- 神田橋芽(レディース 予選B組 4位 )&神田橋瞭(IA2 予選B組 14位)
たま:いつも仲良し神田橋姉弟ですが…
芽:ありがとうございます!
たま:お姉さんが予選で?
芽:4番でした。
たま:弟さんが?
瞭:14位です。ぎりぎりです(苦笑)
たま:IA2の予選の時にはお姉さんがモトクロスウエアのまま傘をさしかけてくれてましたね。お揃いのウエアで。やはりお姉さんがついててくれると心強いですか?
瞭:そうですね!ラインとかも教えてくれて…
たま:それは傘持ちしながら?
芽:いやもうラインとかは(自分のレースが)終わったらすぐに。ちょうどレディスBとIA2Bはタイミング的に入れ違いくらいだったんで、その時に言って。傘持ってる時はもう「はあ(疲れた)」ってカンジで「疲れたー」しか言えなくってぜんぜん役立たずでした(笑)
たま:では明日は2人で良い成績をめざしてがんばってくださいね!
芽、瞭:はい!がんばります!
- 竹内優菜 レディス 予選A組 2位
たま:予選結果は?
竹内:2位でした!
たま:1番手は?
竹内:(川井)麻央ちゃん!
たま:ああ!調子はどうでしたか?
竹内:ぼちぼちです(笑)なんかうまく乗れなくて明日はちょっと仕様を変えてみようと思います。今日はテストってカンジで。
たま:余裕ですね
竹内:開幕戦でノーポイントだともう失うものが何もないんで、追うだけなんで(笑)
たま:追う気持ち、チェイサーの気持ちで?
竹内:はい!ホントにね、予選の振り分けを観るのが5年ぶりくらいで…いつもはほとんどシード状態だったんで。
たま:いつもだと振り分け表の上の方にいるけど今回は下の方まで見なきゃいけないですもんね。
竹内:そうなんです。だからこう初心に戻って。何年ぶりだろう?って
たま:新鮮な体験でしたね(笑)
竹内:新鮮です!
たま:では明日はぶっちぎりで?
竹内:もちろん!もう勝つしかないんで、勝ちに行きます!!
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