AMAスーパークロス事件簿|ブレイク・バゲット危機一髪「クワド失敗」ネット一直線

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昨年のモンスターエナジーカップでテスト採用され、2018 AMAスーパークロスで正式に採用されているバンク外側に設置された「セーフティーネット」。

 

80年代からボウル状の大きなバンクからコースアウトするクラッシュは過去何度も目にしてきただけに、第8戦 タンパSX 450SXヒートレース時のブレイク・バゲットのクラッシュシーンで怪我なく即再スタートした瞬間には感動すら覚えました。

 

プラクティス時からバゲット含めて数名しか成功していなかった高難易度のセクションでのまさかの瞬間をシェア。エンジョイ!

 

@ s p e e d

 

ジャンプ4個飛び「クワド」を連続させる高難易度のリズムセクション、2度目のクワドでショートしたバゲットは前のめりの姿勢のままコースアウトまっしぐら… コンクリートに叩きつけられるような危険なクラッシュとなるバゲットを救ったのはセーフティーネットでした。

 

今季、セーフティーネットの恩恵にあずかったのは今回が初めてではなく、バゲット含めて数名のライダーが怪我に至らず助かっています。

 

このセーフティーネット、全コーナーに設置されているわけではありませんが、危険なコースアウトが想定されるバンク外側に設置。

 

 

モトクロスの場合、安全面を最優先とさせるとなるとジャンプを小さくしたり、コース難易度を下げるベクトルに思考が進みがちですが、コンペティションレベルや競技の魅力を損なわない形で安全を追求する方法はいくつもあると思いますし、レイアウトによってはジャンプを大きくしたほうが不必要なアクシデントを避けることになる場合もあるでしょう。

 

オンオフ問わず、サーキットでの安全面向上はいつの時代も問われる課題。AMAスーパークロスという特設コースで採用された移動式セーフティーネット、そしてそれを即採用させていく決定までのスピード感、素晴らしいと思います。

 

450SX決勝フルビデオ|2018 AMAスーパークロス 第8戦 タンパ
250SXイースト決勝フルビデオ|2018 AMAスーパークロス 第8戦 タンパ
速報450SXハイライトビデオ|2018 AMAスーパークロス 第8戦 タンパ
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