モトゴシップ|ジェイソン・アンダーソン VS. マービン・ムスキャン「不協和音」説の真相

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近年稀に見る波乱&劇的なレースが繰り広げられた2018 AMAスーパークロス 第5戦 オークランド。注目すべき話題のシーンはいくつかあるのですが、プレミアクラス450SXメインレースで起こったこの接触シーンにも触れないわけにはいきません!

 

ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)が仕掛けたマービン・ムスキャン(KTM)へのパッシングシーン。タイトルの「不協和音」、レースの世界でおかしな表現ではあるのですが熱心なレースファンの方ならご存知の通り、この二人は共にタイトル候補でありながら、名トレーナーのアルドン・ベイカー氏の指導を受けるトレーニングパートナー同士(元?)でもあるのです…

 

上記ふまえて改めてパッシングシーンをチェック。エンジョイ!

 

@ s p e e d

 

結論?から言うと、ムスキャンご立腹です! そりゃそうでしょう。しかも前戦、グレンデールSXに続いて2戦連続の接触でもあるのです。レース後のアンダーソンはこのパッシングについて複数のメディアに対して「ノーコメント」という異例の対応。

 

というのもこの二人、シーズンオフから「不仲説」が根強くささやかれており、トレーニングプログラムは別々のものに。更にアンダーソンはモデルチェンジを果たしたニューマシンのテストという名目でシーズンオフから現在に至るまでトレーニング拠点フロリダのベイカーズ・ファクトリーからカリフォルニアに滞在中。

 

ムスキャンのコメントによると元トレーニングパートナーでチャンピオンだったライアン・ダンジー引退後から両者の関係は変わってきているとのこと… 「両雄並び立たず」とはこのことなのでしょう。

 

 

話をパッシングについて戻すと。仕掛けられたムスキャンがフロントタイヤを払われて転倒。しかし、コーナー進入時のアンダーソンの角度や上記画像の位置関係を確認すると、かなり「アグレッシブ」ではありますが、一線を越えるような無謀なラフライディングではないように見受けられます。

 

先にシェアしたトマックとバーシアの接触のように、ムスキャンの油断も接触を誘発した要因のひとつと見るべきでしょう。スーパークロスコースであればこのようなブロックパス的な仕掛けはセオリー通りだからです。

 

 

元?トレーニングパートナー、メーカーは違えどKTM傘下ハスクバーナ契約のアンダーソンとKTM契約のムスキャン。まだまだドラマが続きそうな要素だらけ…

 

温厚なタイプのムスキャンが完治していない肩の負傷を抱えながらアンダーソン相手に次戦以降どのような戦いを見せていくのか? そしてポイントリーダーのアンダーソンはトラブルを回避してタイトル争いに専念できるのか?

 

AMAスーパークロス序盤戦、まだまだ見所盛り沢山です!

 

AMAスーパークロス事件簿|イーライ・トマック VS. ジャスティン・バーシア接触バトル
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