モトゴシップ|クリストフ・プーセル引退表明
2006年 FIMモトクロス世界選手権 MX2 チャンピオン獲得、アメリカAMAに活躍のばを移した後もAMAスーパークロス250SXタイトルを2度獲得したフランス人ライダー、クリストフ・プーセル(29歳)が2017年シーズン限りで引退表明。
今季はハスクバーナファクトリーからAMAスーパークロス参戦も前年の首の負傷の影響もあり、シリーズ序盤戦にディーン・ウィルソンと入れ替わる形でカナダ選手権参戦。ランキング2位でシリーズを終えていました。
- 2006年 FIMモトクロス世界選手権 MX2 チャンピオン
- 2009年 AMAスーパークロス250SXイーストチャンピオン
- 20010年 AMAスーパークロス250SXイーストチャンピオン
プーセルといえば、上記タイトル獲得以外に類まれな才能あふれるスムースなライディングテクニックが広く知られるところですが、レースキャリアに大きな影響を及ぼした背骨や首の負傷が複数回あった不運なライダーでもありました。タラレバですが、不運なマシントラブルとタイトル獲得目前最終戦での転倒骨折がなければ… 2度のAMAモトクロス250MXタイトル獲得も上記リストに追加出来ていたはず… でした。
MXGPシリーズでは全盛期のカイローリを破りタイトル獲得した数少ないライダーでAMAではビロポートやダンジー、カナード等のトップライダー達と互角のバトルを繰り広げてきたプーセルの引退は非常に残念です。
声明では数々のタイトル獲得と同時に大きな怪我もあったレースキャリアも最後には健康な状態で引退出来ることに満足しているとのコメントがありました。
MXGPシリーズ 日本GP来日時、会場であったスポーツランド菅生の大阪上の誰も通らないようなバンク最上段ラインを唯一人走行していたのを目の当たりにし、とても驚いた記憶があります。他にも、AMAモトクロスのタイムドプラクティス時間切れ間近のラストラップでライアン・ダンジーやケン・ロクスン等が出していた最速ラップをいとも簡単に塗り替えてしまう一発の衝撃的スピード&「ベストラップ最多勝」鮮烈に覚えています。
お疲れ様、ありがとう、プーセル!
Simon Cudby