モンスターエナジーカップ事件簿|2016 MXGP王者ティム・ガイザー大クラッシュ一部始終

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2017 モンスターエナジーカップ、1億円の賞金やコースレイアウト、我々日本人にとっては下田丈選手の活躍が話題になった大会ですが、2016年のMXGP王者ティム・ガイザーの参戦も見所のひとつでした。

 

FIMモトクロス世界選手権 2015年 MX2チャンピオン、2016年 MXGPチャンピオン。ライダーとしてのポテンシャルは実績が示す通り申し分ないガイザーですが、スーパークロスの本場アメリカでのスタジアムレースでどのような結果を残せるのか大きな関心を集めていたのですが…

 

決勝レース1のバトルの中で、厳しい洗礼を受けることに…

 

@ M o n s t e r E n e r g y S u p e r c r o s s

 

昨年同大会でのケン・ロクスンのクラッシュと同様にリズムセクションでジャンプをショートしたことにより身体が前方へとバランスを崩したことが原因の大クラッシュ。

 

一時は3番手走行も後続のライダーにパスされ、後方にはグラントが迫る状況でのミスでした。このセクションはレース後に多くのライダーがコメントしていたのですが、スタジアム外のスピードに乗ったセクションから減速してのリズムセクション進入ということでジャンプ踏切時のタイミングを合わせることが非常に難しかったそうです。

 

 

AMAスーパークロス参戦を自身の目標としていると語るガイザー、MXGPからのチャレンジを歓迎されていただけに非常に残念な転倒リタイアとなりました。ホンダからのリリース内で大きな怪我には至らず無事であることと来年もモンスターエナジーカップ参戦に戻ってくると力強いコメントが記されていました。

 

下記はプラクティス時のタイムアタック順位。

 

【Cup Class(450)】
1. Dean Wilson (Hus) 59.890
2. Eli Tomac (Kaw) 59.964
3. Marvin Musquin (KTM) 1:00.080
4. Jason Anderson (Hus) 1:00.356
5. Broc Tickle (KTM) 1:00.757
6. Tim Gasjer (Hon) 1:00.876
7. Justin Bogle (Suz) 1:01.007
8. Benny Bloss (KTM) 1:01.330
9. Josh Grant (Kaw) 1:01.507
10. Christian Craig (Hon) 1:01.594

 

トップタイムのウィルソンから約1秒遅れの6位。難所フープスがないコースレイアウトとはいえ上出来なタイム。ホンダからのリリースでは本格的スーパークロスコースでのテストは直前の2日間のみとのことで、調整次第ではまだまだ上位を狙えることでしょう。

 

早ければ2019年とも言われるガイザーのAMAチャレンジ、実現するのでしょうか? 応援したい!!

 

大きな怪我に至らず何より。MXGP王者ガイザーでも一瞬のミスでこの大転倒… 安全・プロテクションへの意識を高めてモトクロス、オフロードライディングを楽しんでいきたいものです。

 

 

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