ヤバすぎるスキル|マービン・ムスキャンの超絶フープス攻略法!
2017 AMAスーパークロス 第6戦 アーリントン(ダラス)で遂に450クラスでの初優勝を果たしたマービン・ムスキャン(KTM)。荒れたコースコンディションに転倒者続出、波乱のレースとなりましたが、ムスキャンはスタート直後から他を寄せ付けない完璧なレースを披露。
そのムスキャンのライバル達に大きなアドバンテージを築くこととなったフープスでの超絶スキルをシェア。
エンジョイ!
@ r i d e 3 6 5 c o m
「飛んでる…」
コーナー挟んで連続する2レーンの約20メートル程の距離と思われるフープスの中ほどまで一気に飛び「2アクション」で飛び越してしまいます!(2レーン目は飛距離ショートしていますが…)
スーパークロスのフープス攻略法としてはコブの頂点をかすめる「ブリッツィング」、「スキミング」と呼ばれるテクニックがありますが、このムスキャンのは、オールドスクール的な複数のコブをまとめて飛び越すタイプのテクニック。
通常は上下の挙動が発生することによる滞空時間とコブの谷間にフロントタイヤを落とすリスクもあり必ずしも正攻法とは言えないのですが、アーリントンSXでの荒れたコンディションのフープスでは、ジャンプすることで逆にリスク回避、体力温存の面からも有効。そしてなによりスピード差に直結する超絶スキルとなっていました。
アーリントンSXでのムスキャンの初優勝、2002年のデビッド・ビーラマン以来となる15年振りのフランス人AMAスーパークロス優勝者誕生のレース。過去、ジャン・ミッシェル・バイル、デビッド・ビーラマンといったAMAで成功するフランス人ライダーに共通する点としては、フープスでのウィールタップやジャンプ攻略が挙げられます。そして難コースでのクリエイティブな攻略法も特徴です。
pc: Simon Cudby