【えかきやたま「たまMoto」】2016 全日本モトクロス選手権 第2戦 関東大会 予選レポート
■IA1予選1位 小島庸平選手
先週、関東にテストに来た時に戸田君(戸田蔵人選手)のお墓に行って「優勝する」って約束したんです。戸田君のお父さんにも戸田君のために走ってお墓に優勝トロフィーを持っていくって約束してきたんですよ。だから今回は予選からトップで、明日もこのままトップで行きます!ぜったい頑張ります、ぜったい勝ちます。だから関東近郊の方ぜひレースを観に来てください!!
■IA2予選A組1位 小川孝平選手
たま:予選の感想を
小川:めっちゃスタート出ました!びっくりしましたね。
たま:逃げ切るかと思いましたね。
小川:僕は逃げ切るとは思ってなかったです。能塚がスタートの時に僕の横でウイリーしてて「わ、こいつ危ねぇ!」と思ってブレーキかけたらホールショットでした。
たま:では、能塚選手が来ると思っていたけど幸いむこうが転んでくれたし…というカンジですか?
小川:そうですね。(能塚が転んだ所は)フィニッシュの手前なんですけどちょうど加速の所にギャップがあって、たぶんそこに入っちゃったんじゃないですかね?大丈夫かなってちらっと見て「あはなるまい」と思いながら走りました。「いける!」と思ったら転けるんで「普通に走ろう」と思って。岡野選手が後ろにいるのはわかってたんで抜かれないようにしよう、と。そしたらちょっと焦っちゃいました。
たま:明日は行けそうですか?
小川:行けるかどうかって言われてもわかんないですけど、全力で走ります。
たま:そういえば何かのレースで勝谷さんにタイム勝ったっていう噂を聞きましたが…
小川:ビーチレースの時の話ですね。千葉県の神栖市で開催されたけっこう大規模なビーチレースで、下はTT125みたいな人から僕らみたいな人まで幅広い層が一緒くたに走るんですよ。60分2ヒートなんですけど。勝谷さんと僕で組んでぶっちぎりで全車ラップしちゃって…すごいでしょ?それはそれとしてビーチレース自体超楽しかったです。1周4分くらいなんです。ヒート2は真っ平らな中僕がしょっぱな行ったんでベストラップだったんですけどそれはせこいから置いとくとして、ヒート1は僕のベストラップ13周目だったんですよ。ライダー交代して2周目くらいですかね。ベストラップ出しちゃいました。まあ、僕のバイクなんですけど…タイム見た時「勝谷さんに勝った!!」って思って「やったー」って思わず拳を握っちゃいましたね。
たま:それは自信になりますね
小川:ほんとですよ、『勝谷さんにタイムで勝ったんで自信に繋がりました』ってここだけ大きい文字で入れておいてください(笑)ビーチレース出たとか言うと「何遊んでるんだよ」とか思われるかもしれないんですけどだいぶ良い練習になったんで…その後の事前とかも調子良かったんです。
たま:今年行けるんじゃないですか?
小川:「行ける」とか思うとぶっ飛んじゃうんで「行ける」とかそういう言葉はなしで。ただ頑張って走るだけです。
【註:小川選手より「神栖市の海岸はレースの時以外バイクの乗り入れ禁止ってことを追加していただけると嬉しいです」とのこと。環境に気遣いながら楽しく!は基本ですね。】
■IA2予選A組2位 岡野聖選手
たま:スタートちょっと遅れました?
岡野:僕的には珍しくまともなスタート切ったと思うんですけど。でももっと速い人がいて1コーナーで4番くらいでしたよね。2〜3周ラインが全然わからなくて自分がどこ走っていいかわからなかったんでペース上がらなくて。2番くらいに上がってからやっと自分のラインが見えてきてペース良く周回できて1位が見えてきたんで気分が乗ってきたんです。最後抜かしたかったんですけどそこまではちょっと自分のスピードが足らなかったですね。
たま:前を走っていた小川君はどうですか?
岡野:他の人とかは僕はどうでも良くて、自分の走りができれば自ずと結果はついて来ると思うんでそれをするだけです。
たま:オフビには事前に走りに来たりはしてた?
岡野:はい、テストで。でもね、テストの時とコース全然違うんですよね。荒れ具合が全く違って。テストの時はもうちょっと調子よかったんですけど。籾殻が入っている所が何箇所かあって…そこもですけど…全体的に轍のでき方とかがテストの時とは違いますね。そのトレースが瞬時に判断できなくて何周か悪いラインを走ってしまったところがあるんです。瞬時にいい所を判断して、レースでは毎週ラインを変えていかないといけないので気をつけたいですね。スタートが出られればいいんですけど、僕、遅れる事が多いんで。明日はスタート出る事が大事ですね。狭いコースなんで抜きどころも少ないし…明日はスタートにいつも以上に集中して前に出たいです。
■IA2予選B組1位 竹中純矢選手
たま:今日の予選の感想を
竹中:開幕戦に比べて自分の走りができて落ち着いて走れたんで、あとはこのまま、この調子を明日に持っていければなって思います。
たま:後半(前を走っていた)田中雅己選手との間をかなり詰めましたけど…
竹中:もう、気合いですね。気合いで詰めましたよ。
たま:関東という事でオフビは走り慣れていたりするんですか?
竹中:今まではずっと練習に来なかったんですけど、今年のオフはだいぶ来て走り込みました。
たま:じゃあ、明日は行けるかなっていう感触が?
竹中:そうですね。まあ、気を抜かず。
たま:体調もいいし?
竹中:そうですね、風邪ひいてないし!!もうね、いつぶりからかずっとひいてないんで!シーズンオフからずっとひいてないです!!【嬉しそう】大丈夫です。明日はがんばります!!
たま:そういえばあなたのライバルというかなんというか…小川孝平選手がA組トップでしたが?
竹中:え?ライバルはちーくん(能塚智寛選手)じゃないんですか?!
たま:えー、なんでしょう。過去からの因縁がある?(笑)
竹中:まあ、長い付き合いの?(笑)小川孝平選手ですね。予選トップでしたし、タイムもいいですもんね。九州もよかったですよね。でもレースの時はすごいタレてましたよね?僕、抜きましたよ?(笑)
たま:冷静に見てますね〜
竹中:あ、あれ?誰だろう?って思ったら孝平で。まあしょうがないんじゃないですかね、長く怪我してましたし。でも、そのうち来るんじゃないですかね?突然、ポーーーン!と来るんで気をつけておかないと、ほんとに。
たま:でもやはりライバルはちーくんなんですね?
竹中:そうですね。安定感が違いますね。ま、でも相手はちーくんっていうよりはやはり「自分」ですかね。自分の走りをできればたぶん行けます。
■IA2予選B組2位 田中雅己選手
たま:なんでやねん2番。
田中:え?何がですか?抜かれましたっけ?(笑)…僕、ここのコース練習に来てないんですもん。
たま:調子はいいんですもんね?
田中:調子はいいですよ。スタート出て…作戦通りでしたね。
たま:後ろで数台絡んで転んでましたけども…
田中:そうらしいですね。
たま:まるで何かの力が働いたかのようにあなたの後ろでぱたぱたっと2台ほど…
田中:あああ、でしょうね。僕の邪気を後ろにむけて放ってたんですよ。(笑)
たま:それ、そのまま書いちゃいますよ?(笑)
田中:いいですよ「僕の邪気を食らえーー!!」(笑)
たま:それを食らって転けたと?
田中:【しれっと】はい、そうですね。(笑)
たま:でも竹中選手には邪気は効かなかったと?
田中:彼は速かったですねー。たぶん前回のレースの仕返しですね。竹中君だけじゃなくIA2は強敵揃いなんで。
たま:そういえば今回も田中選手と岡野選手が予選2位で(前回の熊本も同様)
田中:なんかねーことごとくあいつと一緒なんですよね。なにかと…相性いいんですかねやっぱり?(笑)今、ポイントも一緒じゃないですか。さっきも聖に「もうそろそろ同じじゃなくていいんじゃないの?」って(笑)
たま:まあ練習来ていない割には走れたなと?
田中:そうですね。スタート出られたことによってラインをいろいろ試せたんで。それが明日にどう働くかはわからないですけど、最後は竹中君のラインも見られたし完璧ですね(笑)
たま:ほんま書くでそのまんま!
田中:大丈夫ですよ(笑)そういえば朝の公式練習のアナウンス聞きました?「能塚がトップタイムで決勝楽しみですね」みたいな。「前回総合2位の田中雅己がーーーー20番手?!!」みたいな(笑)タイムの出てなさにびっくりしてどもっちゃってました。(笑)三味線弾いてたわけじゃないですよ。思いっきり走ってますよ。コースに慣れてないだけなんですよ。
たま:じゃあ今日走ってもう大丈夫?
田中:いや、まだ明日の朝の公式練習があるんで、そこでもうちょっと詰めます。スタートはほんと出られてますからね。僕全勝は狙ってないんですけど全ヒートホールショットは狙ってるんで。
たま:あーー?
田中:あ、もう、開幕戦のヒート1でだめやったーーー!!!【ひとりボケ突っ込み】今のはなしですね!(笑)