【モトゴシップ】2015AMAモトクロスで起こった変革について考えてみる

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今シーズンのAMAモトクロス、レーススケジュールが従来の250MXから450MXへと排気量順へと変更や他にもいくつか昨年までと変更点があります。一つが、AMAモトクロス中継をご覧になった方でお気付きの方も多いかと思いますが、コース整備をあまり行わない方向へとシフトしています。

AMAモトクロスに関する、有力チームの監督を集めたミーティングがデイトナSX前後に行われたようなのですが、そこでの議題の一つにコースコンディションがあり、ここ数年のネイションズでのアメリカチームが優勝を逃す原因の一つとして、荒れたコースにライダーが適応出来ずにいる… という話が、Red Bull KTM監督でアメリカ代表チームの監督も務めるR・デコスタからあったそうです。確かに世界中のメディアが、ネイションズ終了後にアメリカチームの敗戦分析を記事にすると必ず取り上げられていることでもあります。

AMAモトクロスではレース開催前にアマチュアレースが行われることも多く、主催者としては、プロクラス開催日の前にコース整備を行ってきた経緯は充分に理解できますが、プロクラスのレースインターバル時間も含めて、今シーズンからはコース整備は限定的なものにされていく方向性のようです。(AMAモトクロスは会場毎に主催者が違うので必ずしも、全戦で統一されたものではない)

結果、コースの荒れ具合はレース中継を見ての通りに。更に、レーススケジュールの変更に関しても、コース整備の話と同様に、450MXを荒れたコンディションの中で行うべきだとの考えもあり、変更という判断に至っています。(昨年までの450MXを先に行うスケジュールはTV中継を考慮しての判断)

上記画像は、2014年全日本モトクロス選手権 IA2チャンピオンの勝谷武史が参戦するオーストラリア選手権のコースです。土質の違いもありますが、全日本ではなかなか見れないワダチだらけのコンディションに。

AMAに習って、全日本モトクロス選手権でも、コース整備を今よりも行わないという判断が必要かどうかは分かりません。コースも違うし、レベルも違うので、逆にコース整備を今以上に必要とするという判断があっても個人的には全く驚きません。

必要なのは、今後の日本のモトクロス界を考えて、環境に応じ、柔軟に議論し、対応していくことかと考えます。きっと、AMAモトクロスでの変革も、ネイションズでの活躍のみを考えての短略的な判断ではないと思います。興行的にも成功しているし、TVライブ中継やレースを扱うメディアの数も違うので、多角的に見て総合的な判断が行われているのでしょう。

個人的には議論も行われずに、変化も無い… という状況が日本のモトクロス界で起っていないことを願うばかりです。

因みに、今季のAMAモトクロス、TVライブ中継の都合でレースのインターバルが各クラス1時間のみです。先日、ダンジーのマシントラブルの記事もありましたが、ライダーの体力回復、メカニックのマシン整備等を考えると、恐ろしく過酷なスケジュールです(笑)


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