ニューモトブログ|Alpinestars社長 ガブリエル・マッツァローロ氏

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もう数ヶ月前のことなのですが、モトクロス色濃すぎる一日となった出来事を回顧録的にニューモトブログとしてシェアさせていただきます。

その日は、全日本モトクロス4冠王者にして現在はカワサキのテストライダーを努めている勝谷武史選手と所要でランチしながらお話する予定がありました。多忙な勝谷選手ということで、集合場所としてお互いの都合が合ったのが、羽田空港。

朝の羽田空港、予定の時刻から少し遅れて沢山の荷物とともに現れた勝谷選手と合流。と、ここで、私の独断で急遽変更となった当日の予定を告げることに。

「突然なんだけどさ、羽田空港から成田空港に移動するね。これからアルパインスターズの社長と会うことになったから!」

 

急遽、羽田空港到着直後にそこそこ距離もある成田空港への移動。さらに自身のスポンサーでもあるアルパインスターズの社長とまさかの日本で初対面という状況を把握しきれていない勝谷選手をリムジンバスに乗り込ませて成田空港へ出発。突然の予定変更に電話でスケジュール調整に忙しい勝谷選手の様子(笑)。

 

Alpinestars 社長&デザイナーズご一行 東京視察ツアー(2012)@千駄ヶ谷ロンハーマンカフェ

約15年程前、某総合商社でのアパレル関係の仕事(MX関係なし)を通じてアルパインスターズ社と接点を持った私。以来、イタリア本社やアメリカオフィスにも度々訪れており、ガブリエル・マッツァローロ社長(以下、ガブリエル社長)とは当時から仕事以外にもプライベートで国内外でお会いしたり、連絡を取り合ってきた間柄。ガブリエル社長を通じて広がった、海外のレース界やアパレル界の友人・知人も多数。日本のファッションやカルチャーにも造詣が深いガブリエル社長、東京を訪れた際は時にはご夫人も交えて何度も一緒に行動を共にしてきました。

コロナ禍もあり、しばらくガブリエル社長と直接お会いする機会はなかったのですが、突然メールが届きます。「東京いるんだけど、数日以内に会えないか?」。いつも東京で会う際は、事前にお互いの日程調整をしていたもので、突然の連絡に私のスケジュール調整が難しく一度は断ったものの、仕事の話をしたいとの申し出に対して調整できたのが、勝谷選手と羽田空港で会う日程だったのでした(急遽決定)。

 

お互い身長が高いことで人の多い成田空港でもすぐに合流し(笑)久々の再開。最低限の日常会話レベルしか英語が話せない私ですが、ガブリエル社長に「日本最速通訳ライダー」を連れてきたよと冗談交じりに勝谷選手を紹介。両者は共通の友人や仕事仲間が多いことや、ガブリエル社長から勝谷選手へ「良いブランドの服を着ているね」とジョークもあり、和やかに仕事についての内容だけでなく昨今のレース界情報や最新ウェア事情と話は尽きませんでした(内容については守秘義務もあり公開できず…ゴメンナサイ)。

現在の2輪4輪含めたモータースポーツ業界全体で、間違いなく最重要人物の一人として名前が挙がるはずのガブリエル社長。久しぶりの再会となりましたが、そのエネルギッシュな活動量と抱えている案件の多さは想像を超えるレベルでした。

お仕事のオファーに関してはお互いの条件を詰める必要があるので今後どのようになるかは未定ですが、業界トップ企業の社長から改めて直々に声を掛けていただけたことは、とても光栄なことだと感じています。

 

勝谷選手、その後のアメリカ出張でガブリエル社長から招待されていたアルパインスターズUSオフィスにも訪れています。その際に再会した両者により興味深い企画がスタートしているそうで、43歳の勝谷選手がスポット参戦する今週末の全日本モトクロス選手権 第5戦 北海道大会でお披露目される予定です。

現地観戦、オンラインネット観戦の皆様、お楽しみに!

 

先に出発のガブリエル社長を見送った後、今度は成田エクスプレスを利用して再度羽田空港へ。大渋滞していた切符売り場、よく見ると外国人旅行者がチケット購入に苦戦しているのが原因。ササッと前に出て、困っている外国人旅行者の方々のお手伝いをする勝谷選手。

ここでも感じましたが、上述の勝谷選手とガブリエル社長との初対面から企画実現までのスピード感って、やっぱり英語が実現させているんですよね。言語としてのツールとも言えるのでしょうが、誰がなんと言っても英語!

この後の勝谷選手は、海外メディアからインタビューのオファーが到来。欧米のメディアでインタビューが複数公開されています。自身のレースキャリアやテストライダーとしての考えや知識を得意のユーモア交えたトーク術で披露。再登場のオファーもあるようで、今後も海外メディアで勝谷選手が登場する機会は増えていきそうです。

海外メディアインタビュー|勝谷武史 @ Swapmoto Live

「英語」という表現のみだと分母が大きすぎる感もありますが(海外文化への適応力やコミュニケーション能力も含め)、英語がきちんと話せることで立つことが出来るスタート地点の先には、日本国内の1億2千万人から一気に「17億人以上」ともいわれる英語人口の世界が待っているのです。

私自身もアルパインスターズ社以外の海外企業まで含めるとお仕事関係や友人まで、多くの外国人の方々と英語でのコミュニケーションを取ってきました。今ではメールならば、ChatGPT等に助けてもらうこともあるのですが、オンラインミーティングや電話で大事故になったのは、一度や二度ではありません…(泣)。

 

身体も頭も心地良い疲労感を通り越し、ぐったりしつつも充実感あった一日。久しぶりに色んなことを感じ、ゆっくりと考えごとをしながら次の目的地へ。

 

ニューモトブログ – The Newsmoto


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