450MXハイライトビデオ＆リザルト雑感｜2023 AMAモトクロス第4戦ハイポイント

by SetagayaRacing · Published 2023-06-18 · Updated 2023-06-20

【追加：リザルト雑感】

2023 AMAモトクロス第4戦ハイポイント（全11戦）、「450MXクラス」レースビデオ＆リザルト雑感、ポイントランキングをシェア。

AMAモトクロス史上多くの名勝負が繰り広げられた、すり鉢状の地形にレイアウトされた歴史あるコースでの見応えあるレースアクションに期待です。好天で穏やかな気温の下でのベストコンディションは見応えあるレースに。

モトゴシップ｜ケン・ロクスン「スポット参戦」2023 AMAモトクロス第4戦ハイポイント

全11戦の今季シリーズはアメリカ東部連戦がスタートする今大会から中盤戦に突入。レース開催直前の木曜日、金曜日の降雨の影響でマディ路面から徐々にコンディションが回復していく中でのレースは、深く柔らかい轍やラインチョイスが大きく展開を左右させる目が離せない展開となりました。

上記記事リンク先の内容の通り、ロクスン登場！タイムドプラクティスで最速ラップ記録し、レースでも納得の存在感を示すライディングに大注目です。

エンジョイ！

【450MX リザルト】
1. Jett Lawrence (HON), 1-1. – 開幕総合4連勝、8レース全勝！自らの転倒やロクスン快走もあり、開幕戦から続いた全ラップ首位の記録は残念柄途切れるたものの、250MXクラスのハンター・ローレンス同様に難コンディションがこれまで以上にローレンスのスキルを際立たせることに。キッズ時代にドイツのロクスン所有コースでライディングする等、憧れ続けたロクスンとの初対決に興奮。フロントフォークの変更含むマシンセッティングやライディングそのものを快適に出来なかったコメント。両レースで繰り広げられたロクスンとのバトルは厳しかったものの、首位快走時の大転倒でこれまでのような勝ち方が常に出来るわけではないこととベストな状態でなくても結果を残すことを学んでいると全勝中のライダーと思えない謙虚でクレバーなコメント。兄ハンターが赤十字フラッグ無視によるペナルティ裁定が下りましたが、ジェットにも類似したシーンがあったもののペナルティとはならず。

2. Ken Roczen (SUZ), 7-2. – 1週間前に急遽、今大会参戦を決意。2回のアウトドアライディングのみでの参戦に好リザルトは期待できない旨のコメントが事前にありましたが、そのコメントを覆すかのような元MGP王者としてのスキルを存分に発揮する素晴らしいライディングと勝負にこだわる姿勢は感動レベル。スポット参戦するには過酷なコースと認識しながらも大活躍で今大会を大いに盛り上げました。ローレンスにパスされたものの僅差のままフィニッシュしたモト2は、ライン取りに苦戦も抜かれたローレンスのラインを真似してペースアップ出来たとのこと。

3. Adam Cianciarulo (KAW), 4-4. – AMAモトクロス今季初表彰台！モト2序盤で盟友ロクスンを追っていたライディングはAMAスーパークロスも含めて今季ベストといえる快走。神経のダメージは痺れもあるものの、握力が無くなることが問題とのこと。

4. Dylan Ferrandis (YAM), 6-3. – 脳震盪による調整不足で本来の実力が発揮できていない元王者ですが、シリーズが進むに連れて力強いライディングを取り戻しつつあります。難コンディションにマシンセッティング面で苦労したとのこと。

5. Cooper Webb (KTM), 3-6. – アップダウンの激しい一日だったと振返る。スピード、ライディング共にレース通してキレを維持できていなかった印象。レース中でも自身のペースや調子を修正していけるライダーだけにノレていなかったバロメーターなのかもしれません。

6. Garrett Marchbanks (YAM), 2-8. – 前戦から450MXGPクラスにスイッチしたマーチバンクス。大柄なライダーだけに違和感ないライディング。ロクスン転倒もあっての2位ですが、アウトドアでのベストレースと語る通りの快走。タイムドプラクティスでも3番手タイムを記録しており、今後の活躍に注目したい。過去にはプロサーキットカワサキに所属し、デイトナSX優勝経験誇るライダー。

7. Ty Masterpool (KAW), 5-7. – 前戦で一躍時の人となった、450に乗り換えたマスタープール。当初のノーマル状態のマシンからサスペンションを中心にモディファイが施されているとのこと。両レースで転倒があり後方からのレースに。とはいえ、小柄ながら450を操るライディングは上位でも目を引くものがあります。

8. Aaron Plessinger (KTM), 8-5. – GNCC育ちだけに活躍が期待されるも…。重要なタイミングで転倒やミスが自らを苦しめる展開が続きます。

9. Grant Harlan (YAM), 11-9.
10. Derek Drake (SUZ), 9-12.

【450MX ポイントランキング 4 of 11】
1. Jett Lawrence (HON), 200 points（4勝）
2. Dylan Ferrandis (YAM), 151
3. Cooper Webb (KTM), 147
4. Aaron Plessinger (KTM), 138
5. Adam Cianciarulo (KAW), 134
6. Ty Masterpool (KAW), 92
7. Lorenzo Locurcio (GAS), 85
8. Fredrik Noren (SUZ), 81
9. Derek Drake (SUZ), 79
10. Grant Harlan (YAM), 78