450SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2021 AMAスーパークロス 第15戦 アトランタ3

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【追加:リザルト雑感】

2021 AMAスーパークロス 第15戦 アトランタ3(全17戦)。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、終盤戦を迎えたシリーズ、最高峰プレミアクラスとなる450SXクラスの決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&ポイントランキングをシェア。

 

 

今大会は、同一会場での1週間3連戦「トリプルヘッダー」として開催されるアトランタSX3連戦の「最後のレース」。初開催地となるジョージア州アトランタ・モーター・スピードウェイが舞台。デイトナSXスタイル的なスピードウェイのインフィールドにレイアウトされた屋外特設スーパークロスコースはラップタイム約1分40秒前後という長さ。ベストコンディションでの白熱のレースアクションが展開されました。シリーズ終盤戦にして今季最後のトリプルヘッダー、ランキング争いに非常に重要な3連戦となりました。

 

エンジョイ!

 

 


 

 

【450SX 決勝リザルト】
1. Cooper Webb (HON), 14 laps – ロクスンの転倒あったもののウェブ持ち前の勝負強さを強烈に見せつけた勝利。ポイントリーダーを守るもタイトル争いの流れがロクスンに傾きかけた重要な一戦での逆転勝利はとてつもなく大きな意味を持つ一勝に。2位でも十分と考えていたがロクスンの転倒後、その姿を捉えたレース終盤に個人ベストラップを記録するメンタル面の強さとラスト2周の激闘は両者共にミスを犯しながらも手に汗握るギリギリの攻防戦… シビれる逆転劇! 前戦から僅か3日間のインターバルにフロリダのトレーニング拠点に戻り、ハイスピードコースやフープス等に対応させるマシン作り(リアサス、トリプルクランプ)を行っての快心の勝利。チーム一丸での勝利だとコメント。ロクスン転倒後のバトルでは、苦労していたフープスを攻め続けたウェブが逆にアドバンテージを築きあげました。

2. Ken Roczen (KAW), +00.957 – 首位浮上後の圧倒的なスピードでレース中盤には、得意のフープススピードで12秒強のリードを築き上げながらも一瞬のミスが流れを変えてしまうことに。転倒時にハンドルが曲がったとの発言ありましたが、それ以上に精神面に与えた影響が大きかったのか? 別人のようにペースを落とし、アドバンテージを築いていたフープスでは転倒後、別人かのようにディフェンシブに。僅差のタイトル争い、張り詰めていた緊張感が切れてしまったかのような転落劇。ウェブに首位を明け渡した際の不可解なほどアウト側ラインを選択したことについては、ウェブの急接近を知りつつもクロスラインで切り返そうとしたとコメントしています。フープスでの転倒がなければ自身の今季ベストレースとも言えるような快走劇でしたが、一瞬のミスの代償は大きすぎました。ライディング自体は好調なので残り2戦をポジティブに挑んでいくとのこと。

3. Eli Tomac (YAM), +03.847 – 得意のデイトナSX的高速コースでの3連戦でしたが、セクストンのミスにより1勝のみ。表彰台登壇するも、一時はウェブの背後に付けていた状況考えると、結果論ですがトマックにも勝利のチャンスは巡ってきたと考えることも出来たレース。昨年までのトマックとはもう別人と見るべきでしょう…。メインレース直前のサスセッティング変更でライディングは改善されたとコメント。

4. Aaron Plessinger (GAS), +05.924 – ホールショットから好調維持もトップ3の勢いの前に屈した形。しかし、プレシンジャーが上位にいるとレースが盛り上がります。最後までトマックを視野に捉えてのレースはお見事。残り2戦で再び輝きを見せることが出来るか?

5. Justin Barcia (YAM), +10.297 – ミスが響き、トップ4から徐々に離されての5位。

6. Malcolm Stewart (YAM), +20.524 – 前戦でのクラッシュのダメージが残る中での強行出場。

7. Dylan Ferrandis (HUS), +28.437 – ライン読み違いでアンダーソンに追突転倒。ミスや不運が続きますが、レースを諦めない姿勢とフィジカルの強さがレース通しての追い上げを可能としています。

8. Dean Wilson (KTM), +33.424 – 今季ベストリザルト。

9. Marvin Musquin (HON), +34.490 – 引退説・来季去就問題もささやかれるベテラン。ムスキャンを優勝候補と呼べない状況の厳しさ…。

10. Chase Sexton (HUS), +42.970 – ヒートレースから初優勝を予感させる快走披露しますが、メインレースではスタート出遅れからフープスで苦戦。コースアウトもあり、この位置。あとひとつで歯車揃いそうな印象ですが、SXルーキーの初優勝まで手が届きそうで届かないもどかしい状況。

11. Joey Savatgy (KTM), +50.258
12. Martin Davalos (HON), +1:06.151
13. Broc Tickle (KAW), +1:10.843

14. Jason Anderson (KTM), +1:10.843 – オープニングラップのフェランディスからの追突転倒後の復帰時にコースカット判定を受け、3順位降格のペナルティ。

15. Tyler Bowers (SUZ), 1:29.482
16. Max Anstie (YAM), 1:39.549

17. Josh Hill (KAW), +1 lap – かつて優勝経験もあるベテランがアトランタ3連戦にプライベーターとしてスポット参戦。

18. Alex Ray (SUZ), +1 lap
19. Brandon Hartranft (KAW), +1 lap
20. Cade Clason (SUZ), +1 lap
21. Adam Enticknap (HON), +1 lap
22. Benny Bloss (HON), +11 laps

 

 

【450SX ポイントランキング 15 of 17】
1. Cooper Webb 339 points(7勝)- アトランタSX3連戦、22点差から13点差… そして再びリードは「16点差」へと拡大へ。どうなるタイトル争い!
2. Ken Roczen 323(4勝)- あのまま勝てれば、10点差ビハインドで残り2戦のタイトル争いとなるところでしたが…。転倒の代償は大き過ぎました。
3. Eli Tomac 299(3勝)
4. Justin Barcia 264(1勝)
5. Aaron Plessinger 234
6. Jason Anderson 223
7. Malcolm Stewart 209
8. Dylan Ferrandis 199
9. Marvin Musquin 182
10. Joey Savatgy 177
11. Dean Wilson 139
12. Chase Sexton 123
13. Zach Osborne 123
14. Martin Davalos 123
15. Adam Cianciarulo 120
16. Broc Tickle 109
17. Justin Brayton 96
18. Vince Friese 94
19. Kyle Chisholm 80
20. Justin Bogle 78

 

250SX決勝ハイライトビデオ|2021 AMAスーパークロス 第15戦 アトランタ3

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