250SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2021 AMAスーパークロス 第15戦 アトランタ3

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2021 AMAスーパークロス 第15戦 アトランタ3。世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズ、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、ウエストシリーズ終盤戦の第8戦(全9戦)として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト雑感&最新ポイントランキングをシェア。

 

 

今大会は、同一会場での1週間3連戦「トリプルヘッダー」として開催されるアトランタSX3連戦の「最後のレース」。初開催地となるジョージア州アトランタ・モーター・スピードウェイが舞台。デイトナSXスタイル的なスピードウェイのインフィールドにレイアウトされた屋外特設スーパークロスコースはラップタイム約1分40秒前後という長さ。ベストコンディションでの白熱のレースアクションが展開されました。シリーズ終盤戦にして今季最後のトリプルヘッダー、ランキング争いに非常に重要な一戦となりました。

 

最終戦は東西シリーズ混走「ショーダウン」として開催される為、250SXウエストシリーズ単独開催は今大会が今季最後のレースとなります。エンジョイ!

 

 


 

 

【250SXウエスト 決勝リザルト】
1. Nate Thrasher (YAM), 11 laps – ルーキーが再び独走で、今季2勝目達成! しかも2勝ともに敗者復活LCQからのメインレース出場というサプライズ。アトランタ3連戦まで最上位9位だったルーキーが、1週間で2勝という覚醒感。難所フープスでのスピードと安定感が光っていました。

2. Justin Cooper (YAM), +06.705 – ミスによりルーキーのチームメイトにリードを許すもポイントランキング上では大量リードを築き上げました。初タイトル間近! タイトル争い対象ライダーのマカドゥーとローレンスが揃って転倒しており、難所フープスを始めとするセクションで安全策を選択とコメント。言葉通り無理する状況でなく、タイトル最優先のスマートな判断でしょう。シリーズ後半戦はスタートも決まりだしホールショット量産。

3. Seth Hammaker (KAW), +13.204 – ルーキーがプラクティス時のクラッシュやメインレース時のミスを乗り越え、今季3度目の表彰台へ。ルーキーらしい成績のアップダウンもありますが、優勝含めて今季ここまでの戦いに満足しているとコメント。

4. Hunter Lawrence (HON), +15.393 – バランス崩したマカドゥーを避ける形でタフブロックと接触転倒。このレースのベストラップを記録しながら、ほぼ最後尾から追い上げての4位。ここ数戦は不運が目につきますが、スピードは優勝を安定して狙えるレベルまで急成長。最終戦シュートアウトでのダークホース的存在として非常に活躍が楽しみです。

5. Kyle Peters (HON), +31.092 – AMAアリーナクロス全勝全勝王者の安定感あるライディング再び。

6. Jalek Swoll (HUS), +33.081 – 下田世代、序盤3位走行もフープスでのスピードダウンが響きました。

7. Enzo Lopes (HON), +45.400
8. Mitchell Harrison (HON), +51.734
9. Dilan Schwartz (SUZ), +1:00.456
10. Coty Schock (HON), +1:03.471
11. Derek Kelley (GAS), +1:03.927
12. Cedric Soubeyras (GAS), +1:09.870

13. Cameron Mcadoo (KAW), +1:10.067 – プラクティス時の大クラッシュに加えてメインレースでも不運な転倒。満身創痍の完走も順位はここまで。「七転び八起き」的に表現を用いた僅差のタイトル争いやレースへの貪欲の姿勢が高く評価される反面、前戦やプラクティス時の大クラッシュによりダメージを負いすぎた不完全な身体でのレースに批判も出ています…。脳震盪の出走基準をクリアしている限りはレース参戦はライダーの任意ですが、他者を巻き込む複数回のミスや転倒を繰り返しており「賛否両論」安全面について改めて考えさせることに。

14. Pierce Brown (GAS), +1:23.230
15. Jarrett Frye (YAM), +1:24.283
16. Ramyller Alves (HUS), +1:43.193
17. Sean Cantrell (SUZ), +1:49.489

18. Garrett Marchbanks (YAM), +1 lap – マカドゥーへのアグレッシブなパッシング失敗で両者転倒に批判殺到。解説のカーマイケルからも厳しい言葉がありましたが、謝罪と弁解のコメントを表明。昨年までプロサーキットカワサキのチームメイトだった両者ですが、マーチバンクスはチームを離れることとなった経緯は公にされており、プロサーキットカワサキへの復習的な意味合いがあったのでは? については、そのようなことはないと断言。ふらついたライディングのマカドゥーを早くパスしたい思いが判断を誤らせたと発言。

19. Jerry Robin (HUS), +1 lap
20. Jace Owen (YAM), +9 laps
DNS Stilez Robertson (HUS)
DNS Chris Blose (GAS)

 

 

【250SXウエスト ポイントランキング 8 of 9】
1. Justin Cooper 180 points(3勝)- 9点差から一気に「20点差」へリードを拡大し最終戦ショーダウンへ挑みます。初SX獲得濃厚です!
2. Hunter Lawrence 160(1勝)- 2位浮上
3. Cameron McAdoo 158(1勝)- 22点差の3位へランクダウン…
4. Seth Hammaker 142(1勝)
5. Jalek Swoll 138
6. Nate Thrasher 127(2勝)- ルーキーの2勝が光っています!
7. Garrett Marchbanks 125
8. Kyle Peters 111
9. Coty Schock 99
10. Mitchell Harrison 90
11. Chris Blose 88
12. Pierce Brown 59
13. Stilez Robertson 58
14. Cedric Soubeyras 56
15. Jace Owen 51
16. Jarrett Frye 45
17. Enzo Lopes 40
18. Ty Masterpool 38
19. Ramyller Alves 38
20. Robbie Wageman 37

 

450SX決勝ハイライトビデオ|2021 AMAスーパークロス 第15戦 アトランタ3

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