レースビデオ&リザルト|2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第14戦 リンブルグGP(ベルギー)

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2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第14戦 リンブルグGP(ベルギー)のMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響によるシリーズ中断、レーススケジュール見直しで全20戦から全18戦に短縮された今季シリーズも終盤戦突入。GP開催コース屈指のディープサンドコースであるベルギー、ロンメルでの1週間・3連戦「トリプルヘッダー」2戦目となります。

 

 

ロンメル3連戦「トリプルヘッダー」初戦からインターバル僅か2日で開催された2戦目の第14戦 リンブルグGP。初戦から一部でコースレイアウト修正はあったもののGP屈指のディープサンドコースが多くのGPトップランカーを再び飲み込む波乱含みのレースアクションに。エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Jorge Prado (ESP, KTM), 2-1.
2. Tim Gajser (SLO, HON), 1-3.
3. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 5-2.
4. Romain Febvre (FRA, KAW), 3-4.
5. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 4-7.
6. Brian Bogers (NED, KTM), 7-5.
7. Calvin Vlaanderen (NED, YAM), 6-9.
8. Clement Desalle (BEL, KAW), 8-10.
9. Jeremy Van Horebeek (BEL, HON), 11-8.
10. Jordi Tixier (FRA, KTM),9-11.

 

カイローリ、ガイザー、フェーブルのGP王者達を相手に両レース通じて大会を盛り上げてくれた、大型すぎるMXGP新人プラドが今季3度目の総合優勝。シリーズで最もタフなコースで、タフな首位バトルを繰り広げての勝利は非常に価値ある一勝でしょう。得意の先行逃げ切りのレース展開が、そうやすやすとは通じない最高峰クラスでの戦い方を急速に習得している印象。レース重ねる毎に強いライダーに成長中。そして、今季最も見たかったバトルのひとつ「カイローリ VS. プラド」の熾烈なチームメイト対決も制した瞬間は将来振り返ったときのGP史が変わった瞬間となるかもしれません。総合2位はディフェンディングチャンピオンのガイザー。今季レース勝利10勝目を果たすもミスから総合優勝を逃す結果に。コースアウトから復帰までに20秒以上を要し、再びレースペース取り戻すのに時間が掛かってしまったとのこと。総合3位には、V9王者カイローリが久々の表彰台復帰。レース内容から今回の結果だと、これまでのカイローリの実績を知る者には少々物足りない感もありますが、ロールオフのトラブルもあり、自身は良いレースが出来たとのこと。総合4位のフェーブルのスピードも光りましたが、スタート出遅れやミスで表彰台には届かず。しかし、レース2終盤での追走劇は大会を大いに盛り上げました。

 

 

【2020 MXGP ポイントランキング 14 of 18】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 533 points
2. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 478
3. Jorge Prado (ESP, KTM), 476
4. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 461
5. Romain Febvre (FRA, KAW), 421
6. Glenn Coldenhoff (NED, GAS), 375
7. Gautier Paulin (FRA, YAM), 369
8. Clement Desalle (BEL, KAW), 336
9. Jeremy Van Horebeek (BEL, HON), 271
10. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 263

 

ポイントリーダー、ガイザーがポイント差を「55点」に拡大。カイローリの僅か2点差にはプラドが迫ります!

 

 

【MX2 総合結果】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 2-1.
2. Ben Watson (GBR, YAM), 3-2.
3. Jago Geerts (BEL, YAM),1-7.
4. Isak Gifting (SWE, GAS), 5-5.
5. Maxime Renaux (FRA, YAM), 8-4.
6. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 4-9.
7. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 7-6.
8. Stephen Rubini (FRA, HON), 6-12.
9. Jed Beaton (AUS, HUS), 10-10.
10. Alvin Östlund (SWE, HON), 9-11.

 

ポイントリーダーのビアルが今季総合7勝目、表彰台登壇12回を果たしました。ライバル、へールツのスピードが際立った一戦でしたが、腕上がりを起こしながらも得意の好スタートから安定感あるレース運びは今大会も変わらず。次戦も安定感あるレースを目指すという納得のコメント。総合2位は前戦での初レース勝利で勢いづくワトソンが好調を維持。このままの調子でシリーズ残り4戦も戦い抜くとのポジティブなコメント。総合3位には、またしてもやらかしてしまった…ヘールツ。前戦以上に圧倒的なスピードを披露するも両レースでミス、転倒を繰り返す展開。次戦は今期最後の母国GP、総合優勝果たすことが出来るか?

 

 

【2020 MX2 ポイントランキング 14 of 18】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 616 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 555
3. Maxime Renaux (FRA, YAM), 438
4. Jed Beaton (AUS, HUS), 429
5. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 410
6. Ben Watson (GBR, YAM), 397
7. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 377
8. Conrad Mewse (GBR, KTM), 287
9. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 279
10. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 234

 

残り4戦でビアルのポイントリードは「61点差」へ。スピードのヘールツと好スタート&安定感のビアルという対決構図がこのまま続くようだと、最終戦前にビアルの初タイトル獲得濃厚。

 

Ray Archer


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