レースビデオ&リザルト|2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第11戦 ヨーロッパGP(イタリア)

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2020 FIMモトクロス世界選手権 MXGP 第11戦 ヨーロッパGP(イタリア)のMXGPクラス、MX2クラス決勝レースハイライトビデオ&リザルトをシェア。

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響による3月上旬以降のシリーズ中断で、8月上旬から約5ヶ月振りにMXGPシリーズが再開。イタリア、ファエンツァでの3連戦に続いて、第9戦〜第11戦もイタリアでの1週間・3連戦「トリプルヘッダー」として開催。会場はサンドコースのマントバ。

 

 

イタリア、マントバ3連戦、最後の一戦。タイトなサンドコースがドラマや激しいバトルを演出。今ラウンドでも意外な新勝者誕生という今季MXGPシリーズの波乱含みな展開をお見逃しなく。エンジョイ!

 

 


 

 

【MXGP 総合結果】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 1-2.
2. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 5-1.
3. Glenn Coldenhoff (NED, GAS), 2-5.
4. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 6-3.
5. Mitchell Evans (AUS, HON), 4-8.
6. Romain Febvre (FRA, KAW), 10-4.
7. Gautier Paulin (FRA, YAM), 7-7.
8. Clement Desalle (BEL, KAW), 12-6.
9. Jorge Prado (ESP, KTM), 3-17.
10. Brian Bogers (NED, KTM), 9-10.

 

総合優勝はディフェンディングチャンピオンにして現在ポイントリーダーのガイザーが今季初の総合優勝という意外な意味でのサプライズ! レース1は腕上がり起こしながらも僅差で逃げ切り勝利。レース2は転倒で首位陥落も再びペースを取り戻してからはカイローリを猛追も届かずでしたが、文句なしの総合優勝。総合2位は表彰台登壇170回目となった地元カイローリ。これまでのヒザの負傷に加えて、前戦での鼻骨折のダメージを負ってのレース2勝利はお見事としか。ヒザの負傷はレースインターバルに水を抜く等の処置をしながらということで想像よりもひどい状況な模様。総合3位にはGASGASのコールデンホフがマントバ3連戦で2度目の表彰台登壇。やはり得意のサンドコースだと必ず存在感を示します。来季ヤマハ移籍のモトゴシップも…。

 

 

【2020 MXGP ポイントランキング】
1. Tim Gajser (SLO, HON), 399 points
2. Antonio Cairoli (ITA, KTM), 388
3. Jeremy Seewer (SUI, YAM), 369
4. Jorge Prado (ESP, KTM), 341
5. Glenn Coldenhoff (NED, GAS), 341
6. Romain Febvre (FRA, KAW), 304
7. Gautier Paulin (FRA, YAM), 285
8. Jeffrey Herlings (NED, KTM), 263 負傷欠場中
9. Clement Desalle (BEL, KAW), 262
10. Arminas Jasikonis (LTU, HUS), 248 負傷欠場中

 

足りなかったパズルのピース、ようやく手にした今季初総合優勝でガイザーがこのまま勢いに乗るか? ポイントリードを11点に拡げています。上位陣に負傷や転倒が多く目につく印象のコロナ禍での今季MXGPクラス。タイトル争い以外にもルーキー、プラドの活躍含めて、毎戦誰が勝つのか分からないシリーズは大注目です!

 

 

【MX2 総合結果】
1. Jago Geerts (BEL, YAM), 2-1.
2. Tom Vialle (FRA, KTM), 1-2.
3. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 4-4.
4. Ben Watson (GBR, YAM), 6-3.
5. Conrad Mewse (GBR, KTM), 6-3.
6. Jed Beaton (AUS, HUS), 3-6.
7. Alberto Forato (ITA, HUS), 8-10.
8. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 9-11.
9. Kevin Horgmo (NOR, KTM), 14-8.
10. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 11-12.

 

タイトル争う2名が直接対決。総合優勝はミス連続の不安定な流れを断ち切ったヘールツが獲得。総合2位はビアル。スピードのヘールツと好スタート&安定感のビアルという対決構図がそのまま反映されたかのようなレース内容。総合3位にはマントバ3連戦3勝とはいかなかったものの復調オルセンが表彰台登壇。

 

 

【2020 MX2 ポイントランキング】
1. Tom Vialle (FRA, KTM), 478 points
2. Jago Geerts (BEL, YAM), 432
3. Jed Beaton (AUS, HUS), 348
4. Maxime Renaux (FRA, YAM), 341
5. Thomas Kjer Olsen (DEN, HUS), 311
6. Roan Van De Moosdijk (NED, KAW), 293
7. Ben Watson (GBR, YAM), 287
8. Conrad Mewse (GBR, KTM), 252
9. Mathys Boisrame (FRA, KAW), 234
10. Ruben Fernandez (ESP, YAM), 208

 

ヘールツ総合優勝もビアルと同点ということで、ビアルのポイントリード「46点差」に変化なし。ヘールツの逆転タイトルには運も必要な状況は変わらず。

 

Juan Pablo Acevedo


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