レースビデオ&リザルト|2020 AMAモトクロス 第6戦 スプリングクリーク(ミルビル)

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【追加:長編ハイライトビデオ】

2020 AMAモトクロス 第6戦 スプリングクリーク(ミルビル)、リザルト&レースビデオをシェア。

 

250MXクラス参戦のポイントリーダー、ジェレミー・マーティン(ホンダ)、ランキング5位のアレックス・マーティン(スズキ)の父親が運営するスプリングクリークが第6戦の舞台。実家敷地内にAMAモトクロスコースがあるという、マーティン兄弟にとっては究極のホームレース。

 

 

コロナ禍での今季AMAモトクロスシリーズは全12戦から全9戦へと大会数を減らしての開催。今大会から本格的にシリーズ後半戦がスタートということになります。

 

250MXクラス参戦の #84 下田丈選手は、タイムドプラクティス17番手から決勝進出へ。エンジョイ!

 

・ハイライトビデオ

 

・【追加】ロングハイライトビデオ

 


 

 

【450MX リザルト】
1.  Adam Cianciarulo 1 – 1 Kawasaki
2.  Blake Baggett 2 – 2 KTM
3.  Justin Barcia 5 – 4 Yamaha
4.  Chase Sexton 8 – 3 Honda
5.  Eli Tomac 6 – 5 Kawasaki
6.  Marvin Musquin 3 – 10 KTM
7.  Christian Craig 7 – 6 Honda
8.  Joey Savatgy 9 – 7 Suzuki
9.  Max Anstie 10 – 8 Suzuki
10.  Zach Osborne 4 – 16 Husqvarna

 

450ルーキー、アダム・シアンサルーロが総合2連勝達成。前戦で自らのミスで取りこぼしたピンピン完全優勝も果たしました。両レース共にホールショットから全ラップ首位の完璧な勝利。ブレイク・バゲットの追撃を受けますが、レース終盤に自身のベストラップを記録するフィジカルの強さと安定感あるライディングを披露。総合2位には両レース共に終盤のスピードが光ったバゲット。一発屋的なスピードには定評あるバゲットが両レース結果を揃えてくるのはシリーズ終盤のダークホース的に面白い存在として注目度高まっています。総合3位には来季去就問題が話題のジャスティン・バーシアが滑り込み表彰台登壇。マシンセッティングに苦しみながらもしぶとく順位を上げていく展開はこれまでのムラが多かったバーシアとしては意味のある結果をもたらしました。

 

議論を呼んでいるポイントリーダー、オズボーンのモト2時のフロントタイヤパンクへの対応。レース後半にピットインしてのフロントタイヤ交換というチームからの指示を無視してフィニッシュまで走行。4位から16位への脱落に加えて、転倒負傷のリスクを抱えながらの10分強の走行…。オズボーンのスピードであれば、タイヤ交換のタイミングが早ければ早いほど順位再浮上の機会は増えていたはずですが、レースキャリア豊富なオズボーンらしくない判断ミスと考えます。タイトル争いのプレッシャーか? シアンサルーロやムスキャンの好調を考えると今回の判断ミス?が、最終的にタイトル争いに影響及ぼす可能性も出てくるかもしれません。

 

表彰台にも届かずにタイトル争い脱落を認める旨のコメントを前戦終了時にしているディフェンディングチャンピオンのトマックは今回も精彩を欠き、4年連続タイトルは絶望的に。悲願のSXタイトル獲得&第一子誕生直後で燃え尽き症候群説も…。

 

【450MX ポイントランキング】
1.  Zach Osborne 235
2.  Adam Cianciarulo 220
3.  Marvin Musquin 215
4.  Eli Tomac 196
5.  Justin Barcia 194
6.  Blake Baggett 190
7.  Chase Sexton 173
8.  Christian Craig 141
9.  Broc Tickle 134
10.  Joey Savatgy 122

 

残り3戦(6レース)、28点差から「15点差」へとポイントリードを削られたオズボーン。総合2連勝でランキング2位浮上し波に乗るシアンサルーロ、今大会では大転倒もありましたがランキング3位までのムスキャンによる450タイトル経験なしの3名によるタイトル争い。予測不能なタイトル争い、まだまだドラマがありそうな予感する終盤戦に大注目でしょう!

 

 

【250MX リザルト】
1.  Dylan Ferrandis 1 – 1 Yamaha
2.  Jeremy Martin 5 – 2 Honda
3.  Alex Martin 4 – 4 Suzuki
4.  Jett Lawrence 3 – 6 Honda
5.  Justin Cooper 9 – 3 Yamaha
6.  R.J. Hampshire 2 – 11 Husqvarna
7.  Hunter Lawrence 7 – 5 Honda
8.  下田丈 12 – 8 Honda
9.  Mitchell Harrison 11 – 9 Kawasaki
10.  Derek Drake 8 – 12 KTM

 

AMAモトクロス史に残るようなモト2フィニッシュまで続いた僅差の首位バトルと制したディラン・フェランディスが開幕戦以来のピンピン総合優勝でポイントリーダーの座に返り咲き。タイトル争い最右翼筆頭のフェランディスでしたが、不運もありリズムを崩したかと思いましたが、タイトル争い直接のライバルであるマーティンのホームコースでの完全勝利は大きな意味を持つ総合優勝。モト2を大いに盛り上げたジェレミー・マーティンが総合2位。フェランディスと共にレース終盤でベストラップを記録していく両者による異次元バトルはクラシック確定レベルの名勝負。ホームレースで破れはしたものの今季ベストレースで楽しめたとコメント。マーティン兄弟の兄アレックスが好スタートを揃えて総合3位。兄弟揃っての表彰台登壇へ。オーストラリア人大型ルーキー、ジェット・ローレンスの快進撃も見逃せない点。キレ感&伸びしろ感ハンパじゃないです!

 

日本期待の下田丈選手がモト2で8位と今季3度目のトップ10入り。両レース共に追い上げの展開で特にモト2ではトップ10圏内でしぶとく戦い抜きフィニッシュ。ベストラップだけを見るとトップ10入りは実力通りのリザルトですが、スタート出遅れによる序盤のペースとレース終盤のペースダウンが課題としてレース通してのラップタイムから読み取れます。スタート決まれば「覚醒」する可能性もあるでしょう。

 

【250MX ポイントランキング】
1.  Dylan Ferrandis 257
2.  Jeremy Martin 254
3.  R.J. Hampshire 202
4.  Alex Martin 194
5.  Shane McElrath 186
6.  Justin Cooper 164
7.  Jett Lawrence 162
8.  Cameron McAdoo 140
9.  Mitchell Harrison 123
10.  Brandon Hartranft 114
13.  下田丈 90

 

3点差ながらフェランディスがポイントリーダー再浮上。ランキング3位のハンプシャーは50点以上のビハインドでタイトル争いは完全にフェランディス対マーティンに絞られています。下田選手は今大会でもランキング1順位浮上で、13位へ。

 

GoProビデオまとめ|2020 AMAモトクロス 第6戦 スプリングクリーク(ミルビル)

Octopi Media


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