レースビデオ&リザルト|2020 AMAモトクロス 第5戦 レッドバッド2

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2020 AMAモトクロス 第5戦 レッドバッド2、リザルト&レースビデオをシェア。コロナ禍での度重なるレースカレンダー変更、シリーズ開幕延期を経て開幕した2020 AMAモトクロスシリーズ(全9戦予定)もこのラウンドでシリーズ折返しを迎えました。開幕戦からのロレッタ・リン2連戦に続く、今季2度目のダブルヘッダー(第4戦〜第5戦)となる会場はAMAモトクロスを代表する会場のひとつ、ミシガン州のレッドバッド。AMA史上2度目となる金曜日開催レースから2日後の月曜日開催となりました。

 

 

前戦同様に例年よりもコースは荒れずにギャップやワダチの少ない今年のレッドバッド2連戦。開催時期の変更もあり気温もさほど上がらずにレース通して、ハイスピードで僅差のバトルが各ポジションで展開されています。

 

250MXクラス参戦の #84 下田丈選手は、タイムドプラクティス19番手から決勝進出へ。エンジョイ!

 

・ハイライトビデオ

 


 

【450MX リザルト】
1. Adam Cianciarulo (KAW), 1-3. タイムドプラクティスでの不運な大転倒もありましたが(指骨折の可能性も…)、モト1でホールショットから全ラップ首位という完璧な形での450MX初優勝飾り初総合優勝も獲得。モト2でもホールショット獲得から首位快走し最大4秒弱の差を付けて完全優勝も視野に入ったところで周遅れと接触しての転倒…。焦りがあったのか? あれは判断ミスでしょう…。しかし、スーパークロスシリーズからラップタイムでは勝てる実力を見せ続けてきたシアンサルーロが450参戦初年度で手にした勝利は非常に大きな意味を持つことになるはず。AMAモトクロスを代表するコースでの初優勝に大満足とのこと。

2. Blake Baggett (KTM), 6-1. 昨年のウィルス性疾患からは完治したとされながらも得意のアウトドアで結果が出ていなかったバゲットですが、遂に一発のスピードを発揮し今季レース初勝利。勝てなかったモト1でもベストラップを記録。歯車噛み合えばまだまだ勝てる実力あることを証明。

3. Zachary Osborne (HUS), 4-2. 勝利はないものの確実に表彰台登壇でポイントリードを拡大。好調を維持したままレッドバッド2連戦を終えられて満足とのコメント。

4. Marvin Musquin (KTM), 3-4. タイムドプラクティス最速ラップ記録し、両レースで好位置から首位浮上の機会を伺いますがバーシアのアタックもあり表彰台登壇ならず。スピードやライディングのキレは戻っているものの1年ぶりのシリーズ参戦で歯車噛み合っていない印象。トレーニングパートナーでもあるオズボーンとのタイトル争い、連勝ないと苦しいか。

5. Eli Tomac (KAW), 2-7. 4年連続タイトルに黄信号…。残り4戦でオズボーンから、47点のビハインド。不運も目立ちますが、それ以上に昨年までのアウトドアでの圧倒的なスピードと勝ち方が影を潜めている点が気になります…。オズボーンの安定感を考えると逆転タイトル獲得には残り全レースで総合優勝獲得が条件ではないでしょうか。オズボーンはガイコホンダ時代の元チームメイトでトマックのトレーニングパートナーでもあった間柄。トマックの逆襲に期待。

6. Broc Tickle (YAM), 8-5.
7. Joseph Savatgy (SUZ), 7-8.
8. Justin Barcia (YAM), 5-10.
9. Christian Craig (HON), 10-6.

10. Chase Sexton (HON), 9-9. ライディングコーチ務めるジェームズ・スチュワートも来場し注目度高かった450ルーキーでしたが、プラクティス時のラロッコズリープでの大転倒もあり、精彩欠いたライディングに。

11. Dean Wilson (HUS), 11-11.
12. Max Anstie (SUZ), 13-12.
13. Justin Bogle (KTM), 15-14.
14. Jake Masterpool (HUS), 14-15.
15. Fredrik Noren (SUZ), 12-18.
16. Henry Miller (KTM), 27-33.
17. Justin Hoeft (HUS), 25-16.
18. Justin Rodbell (KAW), 20-17.
19. Grant Harlan (HON), 17-20
20. Ben LaMay (KTM), 16-25

 

【450MX ポイントランキング】
1. Zachary Osborne (HUS), 212 points ポイントリードを28点に拡大。
2. Marvin Musquin (KTM), 184
3. Adam Cianciarulo (KAW), 170 一気にランキング3位浮上!
4. Eli Tomac (KAW), 165 うーん厳しい…。47点差ビハインド…。
5. Justin Barcia (YAM), 160
6. Blake Baggett (KTM), 146
7. Chase Sexton (HON), 140
8. Broc Tickle (YAM), 125
9. Christian Craig (HON), 112
10. Dean Wilson (HUS), 97
11. Joseph Savatgy (SUZ), 96
12. Max Anstie (SUZ), 89
13. Fredrik Noren (SUZ), 60
14. Henry Miller (KTM), 59
15. Jason Anderson (HUS), 58
16. Justin Bogle (KTM), 42
17. Jake Masterpool (HUS), 41
18. Justin Rodbell (KAW), 35
19. Cooper Webb (KTM), 29
20. Benny Bloss (HUS), 29

 

 

【250MX リザルト】
1. RJ Hampshire (HUS), 2-3. 2年振り、キャリア2度目の総合優勝。ヒザの手術経てのAMAモトクロス参戦ですがハスクバーナ移籍後初総合勝利。モト1で自ら勝利を逃した原因となるミスやマシントラブル等で取りこぼしもありますが、トップ3を確実に狙える実力は残り4戦のシリーズを今以上に盛り上げられる存在。シーズン中にまだまだ勝利を狙っていくとコメント。

2. Dylan Ferrandis (YAM), 5-2. 前戦での転倒による頭部、肩の強打の影響が心配されましたが勝負強さは健在。モト1でのタイトル争うマーティンとの接触転倒は再び悪い癖が出たか…。あのセクションで両者に位置関係からすると判断ミスでしょう。次戦までのインターバル期間で身体のダメージ回復図るとのこと。マーティンへの接触に関してはバトル中の偶発的接触とのコメント。遺恨を残すことに…。

3. Shane McElrath (YAM), 1-10. 前戦で今季初表彰台からモト1で今季初レース勝利。上位勢の多くが成績ばらけた荒れた大会で2戦連続表彰台登壇もモト2はスタートミスが大きく響き不満が残るとのこと。来季450シート獲得の為にもアウトドアでの取組みに力を入れていると語っていたマケラスが結果を出しました。

4. Jeremy Martin (HON), 11-1. ポイントリーダー浮上して初戦。ここまで3位以下が無かったマーティンでしたが、フェランディスとの転倒により今季ワーストリザルトの11位をモト1で記録。モト2では首位浮上後に最大10秒以上のリードを築く余裕の勝利。フェランディスからの接触に関しては怒り心頭のコメントも。次戦は実家所有コースのミルビルでの一戦。タイトル争う上で重要なラウンドとなること間違いなし。負けられない戦いに!

5. Mitchell Harrison (KAW), 6-4.
6. Jett Lawrence (HON), 3-8.
7. Justin Cooper (YAM), 7-5.
8. Ty Masterpool (YAM), 4-13.
9. Alex Martin (SUZ), 8-9.

10. 下田丈 (HON), 15-6. モト2でキャリアベスト更新の6位! オープニングを7番手で終えると序盤で6位浮上。上位勢の混戦の中でしぶとくバトルを展開する中で順位を落とすも前走者ローレンス&マスタープールの転倒もあり最終的に6位でフィニッシュ。序盤からクーパーを視野に捉え続け、中盤からはマカドゥーの追撃を受けながらの難しいレース展開ながら下田選手のポテンシャルの高さを見せつける快走。このレベルでしぶとく上位をキープし続けられる素晴らしさ。両レースで結果をまとめるにはスタートから序盤のポジショニングだけが課題でしょう。グイグイ成長している下田選手の今後の活躍に大注目!

11. Cameron Mcadoo (KAW), 19-7.
12. Derek Drake (KTM), 13-14.
13. Stilez Robertson (HUS), 9-18.
14. Mason Gonzales (YAM), 17-11.
15. Carson Mumford (HON), 16-12.
16. Nick Gaines (YAM), 14-16.
17. Brandon Hartranft (KTM), 10-20.
18. Hunter Lawrence (HON), 12-26.
19. Jalek Swoll (HUS), 23-15.
20. Jerry Robin (HUS), 20-17.

 

【250MX ポイントランキング】
1. Jeremy Martin (HON), 216 points モト1の転倒の影響でポイントリードは9点差に減少
2. Dylan Ferrandis (YAM), 207
3. RJ Hampshire (HUS), 170
4. Shane McElrath (YAM), 166
5. Alex Martin (SUZ), 158
6. Justin Cooper (YAM), 132
7. Jett Lawrence (HON), 127
8. Cameron Mcadoo (KAW), 125
9. Mitchell Harrison (KAW), 101
10. Brandon Hartranft (KTM), 95
11. Derek Drake (KTM), 84
12. Carson Mumford (HON), 76
13. Stilez Robertson (HUS), 70

14. 下田丈 (HON), 68 ランキング1順位浮上

15. Mason Gonzales (YAM), 67
16. Ty Masterpool (YAM), 54
17. Nick Gaines (YAM), 44
18. Hunter Lawrence (HON), 43
19. Pierce Brown (KTM), 36
20. Darian Sanayei (KAW), 24


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