AMAモトクロス事件簿|首位攻防衝撃瞬間「フォークナー VS. マーティン」接触転倒
2018 AMAモトクロス 第6戦 サウスウィック 250MXクラス モト2終盤で繰り広げられた首位を走るオースティン・フォークナー(カワサキ)と2位アレックス・マーティン(KTM)による激しい首位攻防バトル、まさかの結末をシェア!
この2人、モト1で2016年最終戦以来の優勝を果たしたフォークナー、そのフォークナーを追うも届かずだった2位マーティンが再び首位争いをモト2でも展開することになりました。レース中盤にトップ快走のフォークナーは後続に5秒以上のリードを築くもののレース終盤にマーティンが猛追。両者の差が1秒を切ったラスト4周で事件は起こるのでした…
@ p r o m o t o c r o s s
これは…
フォークナー右後方へのマーティンのやってしまった感… この接触シーンを連続写真でもチェック。
フォークナーはこの転倒で身体を激しく路面に強打。大きな怪我も予想されましたが骨折等の負傷はなく、再スタートし20位でフィニッシュし貴重な1ポイント獲得。
対するマーティンは即再スタートし、4位でゴール。レース後にはフォークナーに謝罪したことを明らかにしています。
この接触転倒の原因は映像でも確認出来るように、マーティンのパッシングへのアプローチ判断ミスという印象を受けます。背景にはレース終盤でフォークナーとの差が急速に縮まったことに加えて、モト1でのフォークナーへの追い上げ届かず… ということもあり、「悔しさ」の感情や「焦り」がマーティンの判断を狂わせた影響はゼロではないはずです。
今季250MXクラス、ディフェンディングチャンピオンのザック・オズボーン(ハスクバーナ)が肩の負傷、V2王者でアレックス・マーティンの実弟ジェレミー・マーティン(ホンダ)も腰の負傷により、2人のタイトル有力候補がシリーズ離脱という本命不在の混迷模様。
シリーズ後半戦に突入するAMAモトクロスシリーズ、若手中心で群雄割拠な250MXクラスは今回のようの熾烈なバトルが毎戦のように繰り広げられるはず。今回の接触転倒は非常に残念なものでしたが、これによりレース勝利とAMAキャリア初総合優勝獲得したのは、MXGPからAMAチャレンジ2年目のフランス人ライダー、ディラン・フェランディス(ヤマハ)でした。予測不能な混戦模様の250MXクラスに注目していきましょう!
フルレースビデオ&リザルト|2018 AMAモトクロス 第6戦 サウスウィック 250MX
ハイライトビデオ|2018 AMAモトクロス 第6戦 サウスウィック
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