レースフルビデオ&リザルト:メーカー別対抗団体戦「スーパーモトクロス・ライダーズカップ」

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ドイツで開催された、FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズを主催するユースストリームが新たにスタートさせるシーズンオフのビッグイベント「SMX Riders’ and Manufacturers’ Cup(スーパーモトクロス・ライダーズカップ)」の決勝3レースのフルビデオ&リザルトをシェア。

 

新企画&初開催という初めてづくしのイベントということで、以下に改めて基本レースフォーマット等、情報まとめたものを再掲。レースビデオは更にその下に続きます。エンジョイ!

 

スーパーモトクロス・ライダーズカップ」とは一言でいうと、国別対抗世界選手権モトクロス・オブ・ネイションズの「メーカー別対抗団体戦」バージョン!

 

ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、KTM、ハスクバーナの6メーカーが、各3名のライダーを代表とし、全3レースで総合結果が争われます。ダンジーやムスキャン、ガイザー、フェーブル、ハーリングスといったAMAやMXGPのトップライダーが集結しています。

 

  • 3ライダー × 3決勝レース。
  • 全9リザルト中「ワースト2」はカウントされない。
  • マシンは2st, 4st問わず、245〜450cc。
  • チームキャプテンによる2周スプリントレースでグリッド順決定。
  • 各メーカー1人までジョーカーライダー出走可(4人目)。

 

会場は、6万人規模のサッカースタジアムとして知られるフェルティンス・アレーナ。コースはスーパークロス的要素を取り入れたものとなりますが、フープスや難易度の高いリズムセクションは排除。安全面に最大限配慮したレイアウトとのこと。

 

Race 1

 

 

Race 2

 

 

Race 3

 

 

SMX Manufacturers Cup Results(メーカー対抗総合結果)

  1. KTM (Dungey, Herlings, Musquin)
  2. Honda (Gajser, Paulin, Bobryshev)
  3. Kawasaki (Tixier, Searle, Brylyakov)
  4. Husqvarna (Osborne, Charlier, Covington)
  5. Yamaha (Febvre, Van Doninck, Irsuti)
  6. Suzuki (Weimer, Seewer, Jasikonis)

 

 

SMX Riders Cup Results(個人総合結果)

  1. Ryan Dungey (KTM) 2-3-2
  2. Jeffrey Herlings (KTM) 5-5-1
  3. Marvin Musquin (KTM) 6-2-3
  4. Romain Febvre (Yam) 4-1-7
  5. Jordi Tixier (Kaw) 8-4-4
  6. Gautier Paulin (Hon) 7-9-6
  7. Tim Gajser (Hon) 1-19-5
  8. Tommy Searle (Kaw) 9-8-11
  9. Christophe Charlier (Hus) 10-10-10
  10. Jake Weimer (Suz) 11-12-9
  11. Evgeny Bobryshev (Hon) 21-7-8
  12. Jeremy Seewer (Suz) 17-11-12
  13. Arminas Jasikonis (Suz) 12-13-15
  14. Michele Cervellin (Hon) 15-14-16
  15. Brent Van Doninck (Kaw) 13-16-17

 

 

公式リリースによると1万人の観客とのことで、ビデオの通りのかなり寂しいスタジアムの絵に。コースについてはコース全般にわたり想像以上にサンド質となり、コンディションが荒れてくると転倒者も多くなりました。

 

メーカー別対抗団体戦という新しい試みそのものはレースファンとして大歓迎! 是非ともシーズンオフのビッグイベントとして恒例のものになって欲しいのですが… 初回は興行的、コースレイアウト、レース内容的にも厳しい意見が多いようです。

 

コースのコンセプトは分かりやすいのですが、難易度の低いジャンプばかりのコースをスタジアム内に実際にレイアウトするとなると単調な面ばかりが目に付き、結果、スタジアムで開催するメリット、コースコンセプト必要性が正直感じられませんでした。

 

また、メーカー別対抗団体戦という新コンセプトそのものの認知が行き届いていない中での開催は、ネイションズやMXGPアメリカラウンドのように「AMA VS. MXGP」の構図に頼らざる得ないユースストリームの体質が露呈したかのような印象も受けました。ネイションズのような団体戦こその魅力は今後のプロモーションにかかってくるのでしょう。

 

いずれにしても、新コンセプトの初開催ということで改善点が多いことはある意味、収穫とも言えるはず。是非とも来年も開催希望です。

 

pc: Ray Archer KTM Media Library


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