Gモト｜「PADDOCK WALK」YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM
全日本モトクロス選手権シリーズ 2024 第7戦 TOKIO INKARAMI Super Motocross での取材を通じ、「YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM」のINNOVATIONを私なりに知る事ができました。これまで深く考える事もなくチーム名として触れてきましたが、今回、Gモト目線でのご紹介になりますが「YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAM」について感じたままお届けします。
イノベーションとは、「革新」や「刷新」などを意味する言葉で、革新的な発想によって新たな価値を生み出し社会に大きな変化をもたらす取組み、とあります。 過去も、現在も進行形で「日本のファクトリーチーム」の形というのは「開発」が主だった業務と捉えられています。それは日本に4メーカーがあるからこそ、という大前提があるから。
欧米でも開発は行われていますが、レースはイベント化され、各ポジションの利益に直結し、ライダーとレースファンとメーカーが「楽しい」を共有しています。全日本モトクロス「選手権」となっている日本では、レースは「チャンピオンシップ」ではなく、ライダーとレースファンとメーカーが「楽しい」を共有しづらくなっている現状があるのではないでしょうか。
その中でもヤマハ発動機さんは、過去数十年に渡りファクトリーチームをトップチームとし、チームYZ、Y.E.S.S、クラブヤマハなど、ライダーの「夢」や販売店の「利益」につながる活動をし、引退後もライダーに活躍できる環境を提供されてきた歴史と実績があります。このベースを踏まえ、現在のYAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMの「INNOVATION」は、未来に繋がる活動のイノベーションだと今回の取材を通じ、私は感じました。
2年目となるYAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMは、日本の新しいファクトリーチームの指標となる運営方法ではないでしょうか。なぜなら、レースではトップカテゴリーでチャンピオンを獲得し、若手の育成をし、バイクの開発だけではなく、レースファンを増やすためにファクトリーチーム自らが動き「レースファン」と交流を持ち「楽しい観戦の思い出」を提案提供し続けています。
ファクトリーを目指すライダーも「このメーカーでがんばろう」という想いも持てる。ファクトリーライダーを目指して良かった私がキッズだった頃に見てきた「夢」と、とても近い感覚です。
日曜日のワンデイ開催となった今大会でも、通常と変わらず金曜日から会場に設営に来て、レースの準備、メディア対応をしていらっしゃいました。 土曜日にはYamaha YZ125 bLU cRU Cupに出場するライダーへのアドバイスやサポート。日曜日は原監督自らゲストへの説明、ファンとの交流とチーム全体でレースを盛り上げていただきました。
ポスター、ステッカー、缶バッチ、うちわ、ポストカードなどライダーグッズが満載！！充実！！これは現地に来たレースファンには嬉しい！！
そして、レース直前であってもファンサービスを忘れない、2024年IA1クラスチャンピオン「ジェイ・ウィルソン」選手。ここで、取材中に出会ったファンサービスをご紹介します。
レースファン：TAKE FREEってヘルメットも！？
ヤマハスタッフ：あーー確かにそう見える！
ジェイさん：ちょっとちょっと待ってー。笑
ヤマハスタッフ：どうします！？笑
レースファン：ほしい〜〜〜〜〜。笑
ジェイさん：笑
ヤマハスタッフ：笑
レースファン：笑
こんな楽しいコミュニケーションできたら「応援しよう！」、「また観戦に行こう！」って思いますよね！
真剣な表情と笑顔がクロスオーバーするファクトリーチーム。勝つ事が最優先されて当然なんですが、レースファンを楽しませる事も最優先されているのです。
2024年IA1クラスチャンピオン獲得に向け、ジェイさんと共に歩み共有し戦ってきた、ご家族とスタッフの皆さんです。笑顔が多く、目的、目標に向かい全員で走っている空気感。
第7戦開催週の金曜日に、原監督とお話しさせていただける機会がありました。原監督の「だから INNOVATION TEAMなんです。」という言葉が強く脳裏に残っています。これまでのヤマハ発動機さんのファクトリーチームとしての歴史や実績を踏まえ、YAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMは全日本モトクロスのみならず、海外挑戦、ファンライド、様々なコンテンツにイノベーションを起こしてくれそうです。
原監督とお話しした最後に「良くしていきましょう。」という言葉がありました。今後もYAMAHA FACTORY INNOVATION TEAMの活動から目が離せません！！
2024年 IA1クラスチャンピオン獲得、おめでとうございます！
取材へのご協力ありがとうございました。
GSPEED-TOKYO
