ハイライトビデオ&リザルト:2016 FIMモトクロス世界選手権 MXGP Rd.15 スイスGP

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2016 FIMモトクロス世界選手権 MXGP Rd.15 スイスGP。MXGP、MX2クラスのハイライトビデオ&リザルトです。

 

MXGP参戦の山本鯨選手は肩を負傷中で欠場。MX2クラスには前戦、ベルギーGPからスポット参戦中の竹中純矢選手(Team SUZUKI)に加えて、IA2ポイントリーダーの能塚智寛(Team HRC)もスポット参戦。若手日本人ライダー二人の気になるリザルトは…

 

 

【MXGP 総合結果】
1. Antonio Cairoli 1-5 KTM
2. Tim Gajser 9-1 Hon
3. Romain Febvre 8-2 Yam
4. Gautier Paulin 2-11 Hon
5. Glenn Coldenhoff 11-3 KTM
6. Tommy Searle 7-6 Kaw
7. Jordi Tixier 6-7 Kaw
8. Jeremy Van Horebeek 4-10 Yam
9. Evgeny Bobryshev 12-4 Hon
10. Clement Desalle 3-16 Kaw

 

 

【MXGP ポイントランキング 15 of 18 Races】
1. Tim Gajser 644pts Hon
2. Antonio Cairoli 545pts KTM
3. Max Nagl 509pts Hus
4. Romain Febvre 499pts Yam
5. Evgeny Bobryshev 472pts Hon
6. Jeremy Van Horebeek 446pts Yam
7. Valentin Guillod 308pts Yam
8. Glenn Coldenhoff 307pts KTM
9. Clement Desalle 298pts Kaw
10. Kevin Strijbos 279pts Suz
25. 山本 鯨 34pts Hon

 

2001年以来の開催となったスイスでのMXGP、タイム差の出にくいパッシングポイントの少ないフラットな地形のレイアウトながら好天にも恵まれ素晴らしいバトルが各クラスで展開。ライブ中継観戦していましたが、大規模なスタンドも用意され熱狂的なスイスの大観衆が印象的でした。

 

MXGPクラスは、1週間でマシンを350ccから450ccへと再び戻したカイローリが、7戦振りとなる総合優勝達成。レースではレース後半で順位をさげる転倒やミスが相次ぎ、不安を感じさせるものの好調ガイザー等と比較してもスピードは戻りつつある印象。ポイントリーダーのガイザーは、レース1のオープニングラップで単独転倒の影響で順位を下げますが、上位陣に転倒が多かった影響もあり総合2位。レース2でカイローリとフェーブル相手に競り勝った力強いライディングは、ライバルたちと比較してワンランク上の快走。

 

ガイザーは次戦のオランダGPでランキング2位のカイローリに対して、100点差以上(現在99点差)のリードを築ければ、2戦を残してMXGPクラスルーキーイヤーにしてタイトル確定へ。比較的サンドが苦手と評されるガイザーですが、タイトル獲得濃厚と見てよいかもしれません。

 

唯一の日本人MXGPライダー、山本鯨選手は肩の負傷により今大会も欠場。

 

 

【MX2 総合結果】
1. Max Anstie 1-1 Hus
2. Jeremy Seewer 2-2 Suz
3. Benoit Paturel 3-3 Yam
4. Samuele Bernardini 4-6 TM
5. Calvin Vlaanderen 6-5 KTM
6. Brian Bogers 10-4 KTM
7. Thomas Covington 8-10 Hus
8. Thomas Kjer Olsen 7-11 Hus
9. Pascal Rauchenecker 5-13 Hus
10. Ivo Monticelli 12-7 KTM
23. 能塚 智寛 23-21 Hon
30. 竹中 純矢 34-28 Suz

 

 

【MX2 ポイントランキング 15 of 18 Races】
1. Jeffrey Herlings 597pts KTM
2. Jeremy Seewer 554pts Suz
3. Benoit Paturel 433pts Yam
4. Max Anstie 416pts Hus
5. Pauls Jonass 403pts KTM
6. Dylan Ferrandis 378pts Kaw
7. Petar Petrov 340pts Kaw
8. Samule Bernardini 327pts Yam
9. Aleksandr Tonkov 320pts Yam
10. Brian Bogers 309pts KTM

 

地元スイスのジェレミー・スィーバーの大活躍に会場は大熱狂! レース1は追い上げ、レース2ではトップ争いと活躍を見せましたが、波に乗る好調アンスティの前に敗れる結果に。しかし、地元ファンの前で最後まで初勝利を目指すスィーバーの勝利への執念はレースを大いに盛り上げました。

 

前戦、ベルギーGPに引き続いての完全優勝を果たしたアンスティ。やはり好調時のアンスティのスピードは素晴らしいものがありました。スピード、安定感ともに文句なしの勝利。レース直前にガールフレンドの祖父が亡くなったとのことで勝利を捧げるとのコメントもありました。

 

ポイントリーダーのハーリングスは鎖骨骨折の影響で3戦連続欠場、ヨナス、ポーチェス、プラドとRed Bull KTM勢の全員が欠場という事態に。予選日に優勝候補の一人、フェランディスが腕を骨折で欠場。

 

MXGP併催のヨーロッパ選手権EMX250チャンピオンのトーマス・キエア・オルセンがMX2デビューを果たし、総合7位の好成績も大きなニュースに。

 

スポット参戦の日本人ライダーの結果は、竹中選手は両レースともにスタートから後方でのレース。能塚選手はポイント獲得圏内走行シーンもありましたが、両選手のMXGPスポット参戦はノーポイントという結果に。

 

 

 


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