モトゴシップ|ケン・ロクスン「3年契約」FIMワールドスーパークロス

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ビッグニュースが次々と飛び込んでいる欧米の世界最高峰モトクロスシーン。今回お届けするのは、ホンダファクトリーからHEPスズキへの移籍、そして2016年以来となるスズキへAMAスーパークロスの勝利をもたらせた今季大注目のケン・ロクスンについてのトピック。

この度、ケン・ロクスンとFIMワールドスーパークロスとの「3年契約」が発表されました!

 

モトトーク|FIM ワールドスーパークロス最高経営責任者アダム・ベイリー

FIM ワールドスーパークロスチャンピオンシップ」については、上記記事リンク先のインタビューをご覧ください。ジャパンスーパークロス復活の可能性にもコメント頂いています。

今回発表された内容は、ロクスンが「FIM ワールドスーパークロスチャンピオンシップ」に3年間出場(2023〜2025年)という内容に加えて、2023年シリーズは現在所属中のHEPスズキからの参戦となる記載がありました。

 

 

今回のリリースとロクスンのコメントをまとめると…。

・FIMワールドスーパークロスに3年間出場(2023〜2025年)
・AMAスーパークロスとFIMワールドスーパークロスの2大シリーズ参戦
・スーパークロススペシャリストを目指す
・今回の決断がレースキャリアを伸ばすことが出来る
・AMAモトクロスへのフル参戦はなし(スポット参戦の可能性有)
・AMAスーパーモトクロス(プレイオフシリーズ)出場予定
・同様のレースキャリアを選んだジャスティン・ブレイトンの影響大
・今後もAMAライダーのFIMワールドスーパークロス参戦発表予定

AMAモトクロスへの参戦がなくなったことを残念に思うところもありますが、29歳という年齢を迎えているロクスンの活躍が2025年まで約束されたと同時に、FIMワールドスーパークロスとAMAスーパークロスの2大シリーズを通してロクスンの活躍を見続けられるのはレースファンとしては嬉しいところです。

 

 

HEPスズキ移籍時にAMAスーパークロスとAMAモトクロス参戦とコメントがありましたが、6年間に渡り在籍したホンダファクトリーとの契約交渉決裂の直接の原因となるほど優先してきたFIMワールドスーパークロスへの参戦や契約の噂は、モトゴシップとして以前から存在してたもの。

今回の決断理由に自身のレースキャリアを伸ばすことも挙げられており、過去のAMAモトクロス参戦では自身の体調面の問題もあり苦労してきたと本音も明かされていました。

一方で、FIMワールドスーパークロスの登場により、AMA側とトップライダー参戦確保の対立的構図が出来上がっているのが現状。AMAモトクロスでは参戦ライダー向けに総額約12億円にも及ぶ、新賞金支給プログラムを発表したばかり。

ロクスン以外のFIMワールドスーパークロスにまつわるモトゴシップ的としては、ロクスン級のAMAトップライダー達の希望として将来的にAMAスーパークロスとFIMワールドスーパークロスとの参戦を新契約時の交渉事項のひとつとして含まれてきているということと、これまでFIMワールドスーパークロスには非協力的と伝えられてきたバイクメーカーの対応が軟化してきているとの情報があります。9月30日に東南アジアで開催予定のアジアGPは、シンガポールが確実視されています。

 

モトトーク|FIM ワールドスーパークロス最高経営責任者アダム・ベイリー

今回の新発表とここまでのモトゴシップを確認してから、改めて先のベイリーCEOの発言内容を読み返してみると以前とは違ったSX未来予想図がみえてくるかもしれません。

 

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