250SX決勝ハイライトビデオ&リザルト雑感|2023 AMAスーパークロス 第4戦 アナハイム2
【追加:リザルト雑感】
モトゴシップ|負傷欠場「下田丈」2023 AMAスーパークロス 250SXイースト開幕戦
2023 AMAスーパークロス 第4戦 アナハイム2。全17戦で争われる世界のレースシーンが最も注目する最高峰モトクロスシリーズが、AMAスーパークロス。東西に別れて争われる250SXクラスは、ウエストシリーズ(全9戦)として開催。決勝ハイライトビデオ、リザルト&最新ポイントランキングをシェア。日本期待の下田丈選手は、イーストシリーズ参戦となります。
開幕戦に続いて今季2度目のアナハイムでのスーパークロスは、今季初となる「12分 + 1周(450SXクラス)」決勝3レース制「トリプルクラウン」大会として開催される注目の一戦。250SXウエストシリーズは今大会を終えると3週間のインターバル期間を迎えます。エンジョイ!
【250SXウエスト 決勝リザルト】
1. Levi Kitchen (YAM), 8 points(4-2-2)– スターレーシングヤマハ期待の逸材が、レース勝利ないものの初優勝達成! ルーキーイヤーの昨年はSX参戦2戦目で負傷離脱ということで今季が実質フル参戦初年度となりますが、定評ある長身を活かしたスムーズかつキレ感あるライディングが光りました。アウトドアでは昨年に初優勝経験済み。プラクティス時の転倒や前戦サンディエゴSXでのスタート直後転倒リタイアのダメージも心配されましたが、打倒ローレンスを意識する貪欲な姿勢も高評価。安定感が強みとして表れた今大会ですがレース勝利を目標にインターバル期間の取り組みにも意欲を見せます。本格的ブレイクなるか?
2. Jett Lawrence (HON), 10(3-6-1)– 圧倒的スピードでタイムドプラクティス最速ラップ記録し、開幕3連勝が期待されましたが、転倒でリズムを崩す悪循環で2位。人気アパレルブランド「Anti Social Social Club」とのコラボウェアをレース毎にお披露目し注目度も高かったのですが、自身も語るようにトリプルクラウンとの相性の悪さをコメント。とはいえ、追い上げスピードや首位浮上後の安定感あるライディングは他を圧倒しており、ローレンス優勢は揺るがず。今大会ホンダファクトリーは人気のファンバイクCRF50FとCRF110Fで採用(USのみ)された白い外装と同グラフィックを採用したマシンで出場!
3. Stilez Robertson (YAM), 10(6-1-3) – ハスクバーナファクトリーからスターレーシングヤマハ移籍後、初の表彰台。トリプルクラウン大会ですが、レース勝利も自身初となる快走。開幕戦から噛み合わない展開でフラストレーションが感じ取れるコメントもありましたが、ついに本領発揮となり注目の存在です。インターバル明けのオークランドSXが楽しみだとコメント。
4. Mitchell Oldenburg (HON), 15(5-4-6)– 今季2度目の4位で好調を維持。表彰台争いには届かないレースが続きますが、このクラスのベテランらしくセカンドグループのバトルで強みを発揮。もともと一発のスピードがあるライダーだけにダークホース的に今後も注目。
5. Max Vohland (KTM), 19(7-8-4) – レッドブルKTM契約のファクトリーライダーながら前戦で予選落ち。過去シーズンも負傷欠場や予選落ちがあったこともあり、そのパフォーマンスに厳しい意見が挙がっていたタイミングでの自己ベストタイの5位を記録。さらに上位を狙える展開もありましたが、大事な局面でミスを犯している点は気になる点…。その才能が高く評価されているファクトリーライダーだけに表彰台登壇が待たれます。
6. Cameron McAdoo (KAW), 20(8-7-5)– タイムドプラクティスでの転倒で腕を痛め欠場説もありましたが、強行出場。厳しいレース展開はライブ中継からでも伝わってくる痛々しいものでしたが、バトルが続く中盤のバトルを戦い抜いての総合6位はハートの強さを証明するのに十分すぎる結果。タイトルへの執念を感じさせたレース。インターバル期間の完全回復が期待されます。
7. Derek Kelley (KTM), 22(10-5-7)– 転倒者続出の荒れた展開でキャリアベストを記録したプライベーター。
8. Pierce Brown (GAS), 23(2-13-8)– 持ち前のスピード披露するも、不運もありましたが課題の不安定さを露呈させてしまいこの位置。開幕戦での転倒によるダメージから回復。表彰台経験もあるライダーだけに本領発揮が待たれます。
9. Phillip Nicoletti (YAM), 34(12-3-19)– レース2での首位快走が話題の大ベテラン33歳。過去にはJGRスズキで活躍し、ニヒルなキャラクターはメディアでも人気。今季は好スタートから上位で存在感示す活躍が目につき、今後もベテランの活躍に期待。
10. Dylan Walsh (KAW), 35(14-11-10)– ヨーロッパとアメリカを行き来し活躍するイギリス生まれニュージランド育ちのライダー。MXGPでも実績を残している実力者。
11. Rj Hampshire (HUS), 36(1-22-13)– 打倒ローレンス最右翼として今季絶好調のハンプシャーでしたが、余裕のレース1勝利後のレース2で肩を強打…。マカドゥー同様にローレンスを追うライバルたちが転倒自滅していく展開。ダメージが心配されます。我慢のレースとなった負傷後のレース3では全力を尽くしたとコメント。
12. Anthony Rodriguez (HON), 37(18-10-9)
13. Enzo Lopes (YAM), 38(11-9-18)
14. Cole Thompson (YAM), 39(9-16-14)
15. Hunter Yoder (KAW), 44(13-19-12)
16. Jerry Robin (GAS), 44(16-12-16)
17. Mitchell Harrison (GAS), 47(22-14-11)
18. Dilan Schwartz (SUZ), 47(17-15-15)
19. Brandon Scharer (SUZ), 55(15-20-20)
20. Max Miller (KTM), 58(20-21-17)
21. Joshua Varize (KTM), 59(21-17-21)
22. Brandon Ray (HON), 59(19-18-22)
【250SXウエスト ポイントランキング】
1. Jett Lawrence (HON), 75 points – ポイントリードを16点差に拡大!
2. Cameron McAdoo (KAW), 59 – 強行出場でランキング2位浮上に成功。
3. Rj Hampshire (HUS), 58 – 僅差ながらポジションダウン。
4. Mitchell Oldenburg (HON), 54
5. Stilez Robertson (YAM), 52
6. Enzo Lopes (YAM), 46
7. Levi Kitchen (YAM), 44
8. Phillip Nicoletti (YAM), 44
9. Derek Kelley (KTM), 43
10. Dylan Walsh (KAW), 37
11. Max Vohland (KTM), 36
12. Pierce Brown (GAS), 33
13. Cole Thompson (YAM), 32
14. Anthony Rodriguez (HON), 28
15. Hunter Yoder (KAW), 23
16. Robbie Wageman (SUZ), 18
17. Joshua Varize (KTM), 13
18. Jerry Robin (GAS), 12
19. Dilan Schwartz (SUZ), 12
20. Derek Drake (SUZ), 11
450SX決勝ハイライトビデオ|2023 AMAスーパークロス 第4戦 アナハイム2
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