レースビデオ&リザルト|2020 AMAモトクロス 第8戦 サンダーバレー
【追加:ロングハイライトビデオ&リザルト雑感】
2020 AMAモトクロス 第8戦 サンダーバレー、レースビデオ&リザルトをシェア。
コロナ禍での今季AMAモトクロスシリーズは、全12戦から全9戦へ短縮。今大会で残り2戦(4レース)ということでランキング争いも各ポジションでこれまで以上に注目していきたいところです。
第8戦はコロラド州レイクウッドのサンダーバレーでの開催。会場は標高1,900mの高地山間部にあるAMAモトクロス開催コースで最も標高高く、マシンにもライダーにも過酷な条件。イーライ・トマックのホームレースでもあります。エンジョイ!
・ハイライトビデオ(5分)
・長編版ハイライトビデオ(15分)
【450MX リザルト】 | |||
1. | Eli Tomac | 3 – 1 | Kawasaki |
2. | Adam Cianciarulo | 1 – 3 | Kawasaki |
3. | Zach Osborne | 4 – 2 | Husqvarna |
4. | Chase Sexton | 2 – 5 | Honda |
5. | Christian Craig | 7 – 4 | Honda |
6. | Marvin Musquin | 6 – 8 | KTM |
7. | Max Anstie | 9 – 6 | Suzuki |
8. | Benny Bloss | 14 – 7 | Husqvarna |
9. | Justin Bogle | 12 – 9 | KTM |
10. | Jake Masterpool | 13 – 10 | Husqvarna |
地元コロラド州でトマックが今季総合2勝目達成。明らかに過去とは違う精彩欠いた今季シリーズのトマックでしたが、特にモト2では本来の実力が発揮できたとコメント。それを裏付けるようにベストラップではライバル達よりも2秒以上速いタイムを記録!モト2途中でのペースダウンはクラッチに不具合が原因もレース中に解消。同点ながら総合2位はトマックのチームメイト、シアンサルーロ。これまで同様にスタートからスピード披露もモト2では重要な局面でのミスが目立ちました。ルーキーではありますが、タイトル争いでオズボーンを追う立場からするとピンピン完全優勝で最終戦を迎えたかったことでしょう。因みに、ありそうでここまでなかったトマックとシアンサルーロによるカワサキファクトリー同士のトップ争いは今季初。総合3位にはポイントリーダーのオズボーン。モト1では足を強打しペースダウンしながらも最終戦のタイトル争いに向けてコントロール出来たとのコメント。
【450MX ポイントランキング】 | ||
1. | Zach Osborne | 325 |
2. | Adam Cianciarulo | 301 |
3. | Marvin Musquin | 283 |
4. | Eli Tomac | 278 |
5. | Chase Sexton | 245 |
6. | Justin Barcia | 234 |
7. | Blake Baggett | 232 |
8. | Christian Craig | 195 |
9. | Max Anstie | 166 |
10. | Joey Savatgy | 147 |
残すは最終戦のみ。オズボーンのリードは「24点」。最終戦モト1終了時点でタイトル獲得の可能性あり。ムスキャンの失速は過去2戦でのダメージで調整不足が原因とのこと。ドラマは起こるのか? 大注目です!
【250MX リザルト】 | |||
1. | Justin Cooper | 2 – 1 | Yamaha |
2. | Dylan Ferrandis | 1 – 3 | Yamaha |
3. | Jeremy Martin | 4 – 2 | Honda |
4. | Shane McElrath | 3 – 5 | Yamaha |
5. | Hunter Lawrence | 5 – 4 | Honda |
6. | Jett Lawrence | 6 – 6 | Honda |
7. | 下田丈 | 7 – 8 | Honda |
8. | Mitchell Harrison | 8 – 9 | Kawasaki |
9. | Jarrett Frye | 9 – 10 | Yamaha |
10. | Carson Mumford | 13 – 11 | Honda |
クーパー今季初総合優勝! シーズン開幕直前の手の負傷から回復し調子が上向いてきたタイミングでの優勝。マーティンとのバトルを制したモト2の快走はスピードだけでなく強さも発揮。表彰台に愛犬を連れた様子が話題にもなっていますが、勝利を呼び込む幸運の愛犬とのこと。総合2位にポイントリーダーのフェランディス。今大会でも最速っぷりを披露するもモト2のスタートミスと不運なコースアウト転倒もありましたが、やはりスピードと勝負強さは別格。総合3位にはフェランディスとタイトル争うマーティン。モト2でクーパーとのバトルに破れたのは厳しい…。ティアオフ使い切りや周遅れの影響もあったようですが、勝負どころでパッシング出来ない今季のマーティンのネガティブな面が凝縮された展開でした。
前戦同様、今大会でも両レースでトップ10フィニッシュと結果をまとめた下田選手が総合ではキャリアベスト更新となる総合7位!
【250MX ポイントランキング】 | ||
1. | Dylan Ferrandis | 352 |
2. | Jeremy Martin | 334 |
3. | Shane McElrath | 254 |
4. | Justin Cooper | 251 |
5. | Alex Martin | 242 |
6. | Jett Lawrence | 230 |
7. | R.J. Hampshire | 217 |
8. | Cameron McAdoo | 165 |
9. | Mitchell Harrison | 163 |
10. | Brandon Hartranft | 148 |
11. | 下田丈 | 141 |
ポイントリーダーのフェランディスのリードは5点拡大で「18点差」に。フェランディスのスピードだけでなく、スターレーシングヤマハのチームメイト達の好調も含めて考えるとマーティンの逆転タイトルはかなり厳しい状況。ピンピン完全優勝で運による後押しを期待するしかないでしょう。スターレーシングヤマハ勢同士のマケラスとクーパーのランキング3位争いにも注目。
最終戦にはハンプシャーとマカドゥーの負傷欠場の模様。ハートランフトとの直接対決以外にも下田選手のランキングトップ10入りのシナリオが見えてきました。AMAスーパークロス250SX初参戦でランキング3位獲得の引きの強さをアウトドアでも発揮できるか? 最終戦の活躍、応援しましょう!
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