SX再開カウントダウン|2020 AMAスーパークロス「トマック VS. ロクスン」タイトル争いまとめ

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新型コロナウィルス感染拡大の影響によりシリーズ中断中の 2020 AMAスーパークロス。5月31日のシリーズ再開を前に最高峰プレミアクラス450SXで僅差のタイトル争いを繰り広げる、イーライ・トマック(カワサキ)とケン・ロクスン(ホンダ)とのシリーズ中断前となる第10戦 デイトナSXまでの戦いぶりを振返ります。

 

 

過去何度もタイトル候補最右翼とされながらも、両者共にこれまでAMAスーパークロス無冠…。悲願のタイトルを懸け、戦ってきた今季中盤戦までのビデオでチェック。エンジョイ!

 

 

【450SX ポイントランキング 10 of 17】
1. Eli To­mac (KAW), 226 points(5勝)– 単独ポイントリーダーに返り咲き
2. Ken Roc­zen (HON), 223(3勝)- わずか「3点差」ビハインド
3. Cooper Webb (KTM), 197 (1勝)– ランキング3位再浮上。29点差。ふんばりどころ。
4. Jus­tin Bar­cia (YAM), 195(1勝)
5. Ja­son An­der­son (HUS), 170

 

残り7戦は、ユタ州ソルトレイクシティ「ライス・エクルズ・スタジアム」同一会場開催。3週間で「7戦」開催という異例中の異例となるシリーズ後半戦。ポイント差はわずか「3点差」ということもあり、タイトルの行方を予想するのは難しく、大注目でしょう。

 

会場となるソルトレイクシティはスーパークロス開催会場の中でも標高高いことで知られています。フィジカルやマシンセッティングへの影響も予想され、コロラド州で高地トレーニング重ねるトマック優位では? との声もありますが…。

 

 

  トマック ロクスン ウェブ
獲得ポイント 226 223 197
勝利数 5 3 1
表彰台登壇数 6 8 7
首位周回数 45 82 5
ホールショット獲得数 0 5 0
平均スタート順位 7.8 3.6 6.5

 

左から第10戦 デイトナSX終了時点のスタッツまとめ。ここから読み取れることは…。トマックの勝率5割、ロクスンの好スタート&安定感。ライダーのレーススタイルにおける強みがそのまま反映されているといえるでしょう。

 

数字上では逆転タイトル黄信号点灯中のウェブ。体調不良や転倒負傷リタイアによる「12位が2回」という取りこぼしが大きく響いていますが、それ以外のレースは表彰台登壇連発。負傷からの完全回復も見込まれるシリーズ再開後の7連戦では、持ち前の勝負強さを武器にタイトル争いを盛り上げてくれる存在となる可能性大です。

 

 

ネガな部分にもフォーカスしていくと、250時代からタイトル争いの重要な局面で精神的弱さを何度も露呈してきたトマック。2017年の大怪我以降、免疫系含むフィジカルに課題を抱えるロクスン。モトクロス世界最高峰シリーズでの初タイトル獲得を目前に両者がどのように課題に対峙していくのかも見どころです。

 

モトゴシップ的見どころとしては、今回のシリーズ中断中に「パパ」となったトマック。これまで以上に是が非でもタイトル獲得したいところ。強さを兼ね備えたトマックの姿が見られるか。

 

スピードのトマック、安定感のロクスン、勝負強さのウェブ。AMAスーパークロス王座は誰の頭上に…。アナタの予想は?

 

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