モトゴシップ|AMA「レッドブルKTM」2020年チーム体制発表&ギャラリー
AMA参戦のKTMファクトリー「Red Bull KTM」2020年新体制発表。
KTM移籍初年度で「覚醒」、見事 AMAスーパークロス450SX王者に輝いたクーパー・ウェブを筆頭にフランス人ライダー、マービン・ムスキャンとの2名体制は昨年と変わらず。KTM450 SX-F ファクトリーエディション車で2020年シーズンに挑みます!
2019 AMAスーパークロス王者クーパー・ウェブ。450クラスへステップアップと同時にヤマハファクトリー入り果たすも負傷欠場も多く、3冠250時代の栄光も薄れた印象でしたが、かねてから興味を示していたKTMファクトリーからオファーを受けて移籍。シーズン開幕時は、チーム監督やウェブ自身からもまずは1勝と自身を取り戻すキャリア再建が優先とのコメントありましたが、第3戦アナハイム2SXでの450キャリア初優勝で「覚醒」。スピード、勝星、安定度全てで文句のつけようのない新王者誕生劇は、AMAスーパークロス史に刻まれる素晴らしいものに。
【クーパー・ウェブ 2019 AMAスーパークロススタッツまとめ】
- AMAスーパークロス最高峰450SXクラス、22人目の王者
- AMAスーパークロス最高峰450SXクラス、KTM二人目のタイトル(一人目ライアン・ダンジー)
- 450SX、250SX両クラスタイトル獲得は8人目
- AMAスーパークロス最高峰クラス参戦3年目での初タイトル獲得
- 23歳
- 今季7勝(最多)
- 表彰台登壇13回(最多)
- 5位以内15回(最多タイ。ムスキャン同回数)
- ワーストリザルト10位
- 平均順位、2.9位
- メインレースでのホールショット5回(最多)
- 平均スタート順位、5.5位
- シリーズ全戦トップ周回数、86周(最多は100周のトマック)
- 出身地ノースカロライナ州で初SX最高峰王者
覚醒後のウェブの戦いぶりは「SXウェブ時代到来」を強く印象付けられました。マクグラス、カーマイケル、ビロポート、ダンジー… 新時代到来は振り返るといつも突然なのです。
2019 AMAモトクロス後半戦でのヒザの負傷により、調整不足が噂されているウェブ。ディフェンディングチャンピオンの活躍、注目でしょう!
モトゴシップ|マービン・ムスキャン「ヒザ負傷」2020 AMAスーパークロス欠場へ
新たに2年契約を結び、悲願のSXタイトル獲得に挑むはずだったムスキャンなのですが… ヒザ負傷で、2020 AMAスーパークロス欠場を発表。負傷や復帰時期に関する情報は上記記事リンク先からご確認下さい。残念すぎる…。
以下、レッドブルKTM公式ギャラリーと続きます!
2019年から、チーム監督は7年間務めたロジャー・デコスタから、新たにイアン・ハリソンが就任し2年目のシーズン。ハリソンは90年代からのレースファンには馴染みがあるかもしれませんが、南アフリカ人で同郷のMXGP&AMA王者グレッグ・アルバーチンのメカニックとして知られた人物。アルバーチン引退後はデコスタの右腕として活躍。デコスタのKTM監督就任時の条件のひとつがハリソン帯同だったこともハリソンへの信頼度の高さが伺える逸話。
デコスタは栄転先のKTMアメリカのモータースポーツディレクターというポジションからチームをサポート。
モトゴシップ|マービン・ムスキャン「ヒザ負傷」2020 AMAスーパークロス欠場へ
Simon Cudby