モトゴシップ｜全日本モトクロス選手権最終戦 MFJ-GP にミッチ・エバンス参戦決定
【2019年10月16日の記事を再編集】
2019 全日本モトクロス選手権 最終戦 MFJ-GP のお楽しみ、海外勢ライダーとしてMXGPシリーズ参戦ミッチ・エバンスのIA1クラス出場がホンダから正式アナウンス。
今季は元WMX王者リビア・ランスロットが監督努めた「Honda 114 Motorsports」からMX2クラスに初参戦。欧州メディアのモトゴシップや今回の全日本モトクロス選手権参戦発表から推測するに正式発表はありませんが、来季はMXGPクラスにステップアップし、MXGP王者ティム・ガイザーのチームメイトとしてホンダファクトリー入り確定済みと見るのが自然な流れではないでしょうか？
エバンスはAMAやMXGPシリーズにトップライダーを多数輩出し続けている南半球オーストラリア出身のライダー。日本での知名度はまだまだ低いライダーですが、以前からオーストラリアMXシーンをフォローしているニューモトでは以前からエバンスの活躍をチェックし続けていただけに非常に嬉しいニュース。今季ヨーロッパ選手権参戦の能塚智寛選手と参戦クラスは違えど、チームメイトという間柄でもあります。リリースとエバンスのキャリアを以下にまとめました。
「Hondaは10月27日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県・村田町)で開催される「第57回MFJ-GPモトクロス大会 MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第8戦(以下、MFJ-GP)」 IA1(450ccクラス)に、FIMモトクロス世界選手権MX2クラス（以下、MX2）のミッチ・エバンス選手(20歳 オーストラリア)を参戦させることを決定しました。
ミッチ・エバンス選手は、2018年までは、地元のオーストラリア選手権に参戦し、2019年からMX2に参戦を開始しました。第6戦ポルトガルでは、3位表彰台に登壇になるなどの活躍を見せ、ルーキーながら、年間ランキング11位でシーズンを終えました。
今回、Hondaとして日本の若手ライダーが世界クラスのライダーと一緒にレースを行うことで、更なる飛躍が期待でき、さらに、日本のモトクロス界の盛り上げができると考え、ミッチ選手の参戦を決定しました。」
via: https://www.honda.co.jp/JMX/race2019/news02/
オーストラリア選手権MXDクラス参戦時（全日本IBオープンに相当）の2016年に、国別対抗世界選手権「モトクロス・オブ・ネイションズ」オーストラリア代表に抜擢という時点でその高い才能を伺わせます。2018年のネイションズにも出場し、オープンクラスで総合7位。今年度大会はMXGPシリーズ後半戦の負傷によりネイションズ代表辞退。
オーストラリア選手権MXDクラス（2016）、オーストラリア選手権MX2クラス（2017）、オーストラリア選手権MX1クラス（2018）、FIMモトクロス世界選手権 MXGPシリーズMX2クラス（2019）というように、一年ごとにステップアップ。オーストラリアを飛び出し、世界というフィールドで戦うこととなる、2019年MXGPシリーズMX2クラスのデビュー戦となる開幕戦アルゼンチンのレース2で3位入賞、第6戦ポルトガルGPでは総合でも3位と表彰台登壇！ 凄まじいスピードでキャリアアップを果たしているライダーなのです。
開幕戦での3位入賞の衝撃で欧米メディアで一気に注目度高まったライダー。恵まれた体格、しなやかでスムースなライディングは、450との好相性を予感させます。負傷が多い印象あるのですが…まだ、20歳！ ホンダとしてもエバンスの才能と将来性を高く見込んでの今回の全日本モトクロス選手権参戦ということでしょう。世界最高峰シリーズで期待される将来有望株ライダーが日本で見られるなんて素晴らしい！
以下は、2019 全日本モトクロス選手権 最終戦 MFJ-GPのエントリーリストリンクと心配な現地天気予報リンクまとめ。
エントリーリスト（IA1/IA2/IB-OP）
エントリーリスト（LMX/JX/CX）
Honda Pro Racing/Bavo
